75代年間方針『成長』

 

70代錬成合宿 八ヶ岳隊 2019/6/8-12

登山・縦走
数少ない今合宿での晴れ間の山
こんにちは、新人のK崎です。
錬成合宿について、思ったことをつらつらと書いていこうと思います。

結論から言ってしまうと、しんどかったです。それもかなり。
精神面、体力面、技術面、と錬成されるとはこういうことだと身に染みて
感じました。
C0
ザックを背負った時の肩に食い込む重さにげんなりしながらも、高田馬場駅へと向かいます。
高田馬場駅ではたくさんの方が見送りにきてくださいました。
ありがとうございます。
頂いた差し入れをザックにしまい、いざ出発!
C1 美濃戸口〜赤岳
朝から天気は曇り。そして、やっぱりザックは重い。
前を歩く先輩に離されないようになんとか食らいつきます。

行者小屋について早速テント設営。
結果は2回目で成功。
自身の集中力の低さを痛感します。

その後、ピストンで赤岳へ。
ピストンはいいですね!荷物が軽い!
身軽に動けることに感動するのも束の間。

天気は一向に晴れず、しとしとと雨まで降り始めてきました。
これは頂上もこの調子か、としょんぼりしていたのですが、主将でありリーダーであるT田さんだけが「これは頂上は晴れてるパターンだから。」と宣言。
全員が半信半疑でしたが、予測は見事的中!
頂上付近の登りで、全員が驚いて、雲の切れ間の青空を見上げる中、T田さんの嬉しそうな「ほぉらあ!」という声が響きました。
さすがです。
雲の切れ間に見えるほんの少しの青空が見えますか。心の眼で見たらそれはもう快晴です。
C2 赤岳鉱泉〜白駒池キャンプ指定地

今思い出しても、濃い1日でした。
本当に、ほんっとうに、この日はキツかった。
肩にのしかかる重み、進まない脚、いくら歩いても先輩との縮まない距離。
止まない雨、雨、雨。
自分はこんなに弱いのか、と打ちのめされた日でした。
疲れを理由に、読図も放棄し、集中力が切れて下りは何度も転ぶ始末。
さらにテント設営では出来が悪すぎて、先輩に呆れられてしまいました。
反省の多すぎる1日でした。
強くなりたい、そう固く思いました。
はい、見事に腰が曲がってますね。情けない限りです。
C3 茶臼岳〜双子池キャンプ場

前日の反省から、気持ちだけは折れないようにと歩き出します。
早々に目にする茶臼岳のキツい斜度に、早々に有言不実行しそうになりましたが、亀のようなペースながらも無我夢中で登ります。
ひぃひぃ言いながらも登りきった時は達成感しかなかったです。
展望台は相変わらずガスってる…と重いきや、雲が突然晴れて眼下には美しい景色が!
これには疲労困憊の新人3人も大興奮でした。
心の眼で見てください…きっと見えるはずです…美しい山々が……
ジャケ写っぽいですね。
C3  双子山〜女神茶屋バス停
まだまだだった読図も、最終日はなんとかマシになってきました。
最初のピークである双子山は美しく晴れていて、今まで天候に報われなかった分、かなり感動しました。太陽の暖かさが身に染みる…。
ごそごそと嬉しそうに先輩のN居さんがメロンとスイカをザックから出して、みんなに振る舞います。
その様子を見て私はこっそり「四次元ポケットみたいだな」と思っていました。倍以上持っているN居さんのザックのどこにスイカとメロンが入る余裕があるのか、ちんぷんかんぷんでした。
先輩方のザックは開けたら、どこか別の空間につながっているのでしょうか。
読図の様子。山で現在地を把握することはかなり大事。
晴れだ!太陽だ!
最後のラスボス蓼科山へと向かいます。
その等高線の狭さ故、前日から新人3人を怯えさせていた山です。
ゴツゴツした大きい岩と急斜が挑戦者たる我々の行く手を阻みます。
負けるか、と歯を食いしばりゼェゼェ言いながらも頂上到達。
もちろんキツかったですが、キツさの中に楽しさを感じました。
この時、そう感じれたことが、脳内のバグではなく、2日目の絶望から少しでも成長した兆しであることを信じたいです。
うーーん、ガスってますねぇ(CV.古畑任三郎)
登りがキツいということは下りもキツい。
長く険しい怒涛の下りを経て、バス停が見えてきた時の喜びは忘れません。
歓喜、というのはああいう状況のためにある言葉だと思います。

今回の合宿、あまりに多くの課題点が見つかりました。
体力面、精神面、技術面、なんて自分は未熟なんだろう…そう思い知らされた日々でした。
這い上がるしかないな、と思います。
今回、苦しくて俯いてばかりいた私が見ていたのは、覚束ない自身の足元でした。
来年、それとは違う景色を目に焼き付けるために。
日々精進、邁進します。
Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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