75代年間方針『成長』

 

ブルベw-ing 2020/11/14

自転車

【メンバー】

A班:68代比呂OB、70代小宮OB、2年中島

B班:70代前田OB、4年志保、2年佐藤

【行程】

新宿区聖徳記念公園(Depart)―杉並公会堂(PC1)―向ヶ丘遊園駅前―子供の国―鵠沼・八部野球場(PC2)-江の島―鎌倉女子大―セブンイレブン横浜中里店(PC3)―山下公園―二子玉川―TBS遊歩道ウルトラマン像(Arrivee)―星稜会館(受付)

※行程はB班のもの。今回参加したミステリーブルベは事前にキューシート(コース詳細が書かれた紙)が配られず、またキューシートが複数種設けられていたため、A隊のルートと若干異なる可能性がある。

11/14朝から快晴。6時前後にバラバラとメンバーが集まってくる。スタートの集合場所だけは事前に連絡されていた。参加者は皆黄色やオレンジのベストを着用しているためわかりやすい。規定で着用義務が課されるためだが、幾分ダサい気もする。ほかに前照灯の個数等も詳細に決まっているため、参加には前もって十分に準備する必要がある。6:30の組は全体で13人そのうち6人が我々ワンゲルである。

時間になりさっそく2手に分かれて行動を始める。目の前は朝日に照らされる国立競技場。最初のうちは、初めて目にするキューシートの解読に一苦労する。キューシートには走行距離、交差点の種類、進行方向、ランドマーク等多くの情報が書き込まれており、それを理解しながら実際に走行するのは、なかなか難しい。今回のミステリーブルベだが、ルートがミステリーなだけでなく、コース設計にも何かミステリー要素があるということでそれを考えながら走る。ヒントはコース中にみられる建物・景色などで、謎解き要素も楽しめる。

普段走らない都内新宿からだいたい小田急線沿いを走り、下北沢などを通過する。このあたりはトップを私(佐藤)が務めたが、小道を走るなりだいぶルーファイに苦労する。前田さん・志保さんに指摘されながらどんどん走る。スタートから約1時間で、最初のPC(コントロールポイント)に辿り着く。PCで待っている方にスタンプをもらい通過証明を受ける。ここまでで16.2㎞。

小休止後、トップが前田さんに代わり、小田急沿線をひた走る。途中鶴川駅までの直線路が非常に走りやすい。路面が安定しており、若干の下り道かつ見晴らしもよい。連続35㎞/hほどで駆ける。普段これほどのスピードを出して走ることはないので心地よい。一度走るのをお勧めしたい。鶴川駅手前を曲がってすぐ10%はあるかと思われる急坂に会う。ロードで駆け抜けるのとはまた違う、クロスバイクの重厚さを感じられる区間だ()。その後今回のルートでは唯一となる下車通行区間を通る(長津田地下道)。霧が丘公園手前50㎞地点でちょうどローソンを発見し小休止。10分ほど休む。天気が良い。

10:30頃に出発し今回のブルベで一番長い区間距離17.0kmを走行。アップダウンが続き、うんうん言いながら30号線をかける。トップはロードで鳴らす志保さん。最後のアップダウンを抜けると舗装の行き届いた平地になりここも快調に走ることができた。その後藤沢手前でルートを一時見失うもすぐに復帰。小道を抜けて11:30にPC2に到着した。ここまでで74.7km。

走っているとブルベの参加者と思しき人に抜かれることも多い。ただ皆さん思い思い圧巻の走りなので見ている分にも面白い。PC2からPC3の間は各区間距離が最大でも2.4㎞と細かな読図能力が求められた。なお、今回のブルベはスマホ、GPS含む電子機器の使用が認められていないので、ワンゲルに少し有利だった感もある。ここのトップは前田さん。どんどん進み、湘南・江の島を右手に見ながら走る。つい先月もここを走ったので既視感が強かった。江ノ電を横切り、鎌倉をどんどん突っ切る。鎌倉女子大手前で小休憩をとる。私がシャリバテ(ハンガーノック)気味になり、時間を割いていただく。握り飯がおいしい。ブルベではこうした休憩をどうとるのかも重要だと感じた。回復してからは一路直進。13:10に最後3つめのPCに辿り着く。ここはそれまで2つのPCとは異なり、無人である。コンビニでキューシートを発行することで通過証明の代わりにするということらしい。ほかのブルベだとコンビニで何か品物を買い、そのレシートを代わりにすることもあるようだ。ここまでで97.9km。

ここからさらに50㎞走ると終わりだが、ゴールの赤坂周辺までは様々大周りをしながら走っていく。この日のために友人と300㎞本州横断してきたという前田さん、つい先日まで現役で現在もバリバリ活動する志保さんには疲労の影もない。しかしそれを上回る難所が3人の前に立ちふさがる。100㎞を過ぎたあたりで今まで見たこともないような急坂、心臓破りの坂が現れる。後日調べると稲荷坂という名前で平均斜度6度、350mほどの坂だった。数字以上の絶望感はやはり100㎞越えだったからだろうか。突き当たった先は米軍基地があり入ることはできない。高台にあるので見晴らしはよく、高級そうな家が林立する。そこから港の見える丘公園・山下公園等を過ぎ、内陸の方に入っていく。都田中学校入り口のあたりのローソンで最後の休憩をとる。このとき15:20、119km地点。

そこから残り30㎞。そろそろ日も赤くなり一路ゴールを目指す。東急田園都市線を越えて寄り添ってを繰り返す。一度境橋という橋をすぎルートを外れるも復帰する。たまプラーザ駅はにぎわっていた。その後混雑した下道が続き、そろそろというところで多摩川を渡る。多摩川の両端に駅があることを今回初めて知った。私たちの1時間後に出たという方に出くわし、経験の大きさを感じた。暗くなる中、次第にテンションが上がりラストスパートをかける。都心も意外に道が空いていたり、信号が少なかったりで、ルート選定者の心意気を感じる。駒沢オリンピック公園を過ぎるともう最後である。

17:29TBS遊歩道に到着する。ここが今回のゴールだった。148.6km。最後に待っていたのは巨大な2体のウルトラマン像。ということで今回のミステリーブルベの副題はウルトラマンということだった。最初の方はオリンピックかしらとも思っていたが、結論はこうであった。そこから2kmほど走り、受付のある星稜会館へ。同時間帯に出発した中で3番目の速さだった。行動時間は11時間をぎりぎり切って10:59。速さを競うイベントではないが、ロードで走る人が大半な中で上位に食い込めたのはよかった。(なお、全体で一番早い方は9時間で走っていた。これは平均16.6㎞/hで我々より3km/hほど速かった。ブルベは休息も含めたイベントであり、今回ルートが事前に開示されていないことを考えると感服した。)

今回初めてブルベに参加してみて長距離を走ることの面白さを再認識した。しかし長距離はただ平地を走り続けるのではなかなか飽きてしまう。一方、今回のルートはアップダウンも適度に散りばめられ、市街から海、川沿いを走行するなど終始飽きを感じさせない作りになっていた。今後のw-ingづくり、合宿づくりに活かしていきたい。またスピードも自転車の魅力だと改めて感じた。今回日帰りの装備(サイドバック1つ4㎞ほど)で150㎞走ったわけだが、意外と登りでも20㎞中盤、平地だと30㎞中盤は出ることが分かった。風を切りながら走るのは非常に心地が良いので、ぜひとも来年の夏までに全体の体力レベルを底上げして、速度の向上も図ってみたい。

最後に今回のミステリーブルベを主催されたオダックス日本橋の皆様ありがとうございました。また今回のブルベ参加を企画された比呂さん、参加された前田さん、小宮さん、志保さん大変お世話になりました。またブルベに一緒に参加できることを楽しみにしております。

ブルベ開始!

ブルベ開始!

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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