75代年間方針『成長』

 

第18回長良川WWF 2011/10/8-10

ボート

2011長良川WWF 10/8~10

<第一章 伝説の始まり>
我々は当初RJ-1入賞を目指していたが、なんと史上最高の総合RJ-1 8位!初日のスプリントでRJ-1に入るか否かが決定する。だから、我々はスプリントに重点を置いて練習を行った。スタートダッシュ練習や20分漕ぎ…。「Big Bears」に足りなかった「漕ぎ力」を強化した。とはいえ、ボート活動未経験が一人。新人の長谷川である。

<第二章 初心者>
62代と63代の狭間、ダークゾーンに位置する長良川WWFでは、メンバー集めにも一苦労。今回は去年の天竜川WWFに出場したスーパーサブ二年尾形と、ボート活動がまったくの未経験という新人長谷川が出場してくれた。尾形の漕ぎは素晴らしく、まるでボート経験者のようだ。普段は沢をやっている影響か、水に対する恐怖もまったくない。長谷川には巨体を活かした漕ぎを期待していた。当初は脱沈やフリップにパニクっており、漕ぎも全然ダメであったが、本番は愛の力で素晴らしい漕ぎを見せてくれた。

<第三章 隠れた初心者>
隠れた初心者とは私のことである。私は後ろをやったことがない。今までずっと前で漕いできた。しかし、他にできるメンバーもいなさそうなので、仕方なく引き受けた。しかも左後ろ。今まで右前だったので、まったく逆のポジションである。しかし、私は天才なので、難なく本番を切り抜けた。

<第四章 スプリント>
スタートダッシュ。このチームはスタートダッシュが異様に上手い。「平均体重75kg」という重量級なので、スピードがつけば慣性の法則でどんどん進む。左右の体重バランスも良い。しかもなぜか結構まっすぐ進む。強いラダーは不要であった。Jストロークで十分。後ろ二人がカーライルパドルであったが、まったく問題が無い。「Big Bears」で課題であった「ラダーの入れ合い」を克服した。

<第五章 THE夜勤~橋下~>
川の上での指示出しはすべて橋下に任せた。私はライン取りが大雑把で力でねじ伏せるタイプであるが、橋下は緻密なライン取りを行う。というわけで、ライン取りは橋下に任せた。

<第六章 超速>
スプリントの結果はRJ-1で、7位!当初の目標がとにかくRJ-1に入ることであった。RJ-1でしかもシングルナンバー。超速。私はRJ-1に入る確率を五分五分だと思っていた。最悪RJ-2で優勝でもいいかなと思っていた。超速。楽しむことを最優先にしていた我々であったが、ここまで来たら勝つしかないという意識が芽生えた。

<第七章 フラグ>
「H2Hっていつも強いチームと当たって初戦敗退しちゃうんだよな…。」「俺、一回でも勝ち上がったらボート隊辞めてもいいわ。」

<第八章 H2H>
スプリント順位が7位!であったため、15位のチームと当たる事に。「これは行ける!」と思った矢先スタック…。(俺のせいじゃねぇし。)しかし、このチーム、トロ場の漕ぎが最強に速い。テイケイ並みに速い。まさに鬼と化した。カーブでインコースを取り、デッドヒート。左岸側からエグる。しかし、逆に左岸に押しつけられる…。「負けた!」と思ったら、「今のは37番の勝ちです。」「えっ!?キタあああー!!!!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/」
史上初のH2H勝ち上がりである。次の試合は強豪に敗れるも、いい漕ぎができた。

<第九章 スラローム>
スラロームは一番のネックであった。何よりほとんど練習していなかった。結果は13位。しかし、不通過0、接触2は立派なもの。私も初めての左後ろで緊張したが、まあ何とかなった。天才だしね。知らずの内に、「総合シングルナンバー」が目標となっていた。

<第十章 狂宴>
ラフターズナイトで長谷川がやってくれた。いきなりモンパチの「小さな恋の歌」を歌いだした。観ているこっちが恥ずかしい。「ほら、あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるの」しかし、長谷川の大切な人はアメリカにいる。

<第十一章 リボン>
「早稲田ワンゲルの知名度を上げる」ということで、私たちはヘルメットにリボンをつけて出場。ヨーロッパ女子チャンピオンのパクリである。でも誰も突っ込んでくれなかったなあ…。

<第十二章 ダウンリバー>
大会最終日。ダウンリバー。12kmの道のり。約50分。水量がかなり少なくて多くのチームがスタックに苦しむ。我々も苦戦したが、スタックというスタックは一回だけ。基本的に速いチームのラインをトレース。40分漕ぎは朝練でやったが、このチームで50分漕いだことはない。しかし、我々は鬼と化し、トロ場では持ち前のパワーで前との差を埋める。ダウンリバーは9位。一番配点の高い競技でシングルナンバー獲得。とはいえ、スラロームが13位だったため、「総合でシングルナンバー」が達成できるかどうか不安であった。結果発表。今年は集計早いな。センサー導入のおかげか?そして…総合結果は8位!

<第十三章 帰路>
岐阜遠すぎ…。車で約7時間。三連休となると渋滞もひどい。中央道と東名の二種類のコースがあるが、渋滞の状況に合わせて選択すると良いだろう。二台の車を三人で回す。もっと運転できる人がいたらなぁ…。ボート隊には運転免許が必須である。とりあえずレッドブル最強。車内はカラオケ状態。「リンダリンダリンダリンダリンダリンダぁ~!」

<最終章 伝説は続く>
長良川WWFは終わった…。正直少し休みたい。冬の間は充電期間として、リバベン頑張ろう。もう左後ろは嫌だ。真っ先に責められるのは後ろだもんな。「Big Bears」のアンチテーゼとして艇名を変え、方針もがらっと自由主義に変えた。半分リーダーを押しつけられ、代と代の間に挟まれ、メンバー集めから苦労し、9月の練習では台風のせいで帰省中にも係わらず3本のサブプランを作った。今年は9月に錬成FWもあり、スケジュール調整は難航した。係方針も作った。色々大変だったんだから!私は練習、大会通して自由な雰囲気だけは貫いた。「Big Bears」のやり方と私のやり方。どっちが正しいかなんて不毛な議論だ。私はただアンチテーゼを示しただけ。ジンテーゼに止揚させるのはこれからである。伝説は続く。

<次代のために>
今回、9/23~25の練習では台風の影響で稲成水量が1.0程度あったが、本番は0.4程度。かなり少ない。(平均0.5。)0.4水位で注意すべきラインは以下の通り。

法伝橋下の瀬…右岸。いつもとほとんど同じ。
コンクリート…ポーテージ
堰堤…ポーテージ
三段…右岸にBW(バックウォッシュ)多数。岩所々に出る。三段終わりの最後のカーブは
インコースから行くと良い。
観光ヤナ…通常は右岸ベタ。今回、右岸は浅すぎてスタック必至。左岸側の細いルートを
行く。
ケムシ…特になし。波の上。最後まで流れに乗ると良い。
ザンゲ…通常は右ルートと左ルートに分かれる。今回、アプローチは右岸ベタor岩を挟ん
でもう一つ真ん中よりのルート。最後は1mくらいの滝を落ちた。(浅くて垂直の
滝となっていた)

<レンタカー比較>
ワンダリング費が高額になるのはどうにかできないものか。主な出費はレンタカー代と高速代、ガソリン代である。今回は尾形のご家族から車を貸して頂いた。ありがとうございます。やっぱり車は2代ないと不便。ニコニコレンタカーというレンタカーなら、大手の半額ほどで借りられるが、アフターサビースが心配。日産は24時間営業でクラブカードを作れば10パーセントオフ。トヨタは22時で閉まってしまう。割引は5パーセント(高いクラスの車種のみ)。乗り心地は一番良い。ちなみに私のお気に入りはトヨタ。高速無料にしてくれ!

価格 アフターケア 乗り心地
ニコニコ ◎ △ ?
日産 △ ◎ ○
トヨタ △ ◎ ◎

大会リザルトはこちら
http://www.odss.co.jp/gifu/wwf/2011/

長良川WWFメンバー
右前 福永(笑い方が変)
左前 竹内(飲み会切り込み隊長)
右中 長谷川(アフラック)
左中 尾形(飲み会隊長)
右後 橋下(サブリーダー)
左後 内山(リーダー)
サポート 渡部さん

Special Thanks
Big Bears+
尾形のご両親
大会運営者・ボランティアスタッフの方々
岐阜県郡上市の皆さん
サトコちゃん

執筆者 内山義崇

Waseda Wander Vogel

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早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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