75代年間方針『成長』

 

70代秋合宿 飯豊隊 2018/10/8-13

登山・縦走

 【メンバー】

L M田(3年) SL K宮(3年) T田(3年)

I田(2年) S保(2年)

N居(新人) N口(新人)

【行程】

弥平四郎登山口〜三国岳〜飯豊山〜御西岳〜大日岳P〜門内岳〜朳差岳〜大石登山口

 

10月8日(月)

9:00バスタ新宿=13:30会津若松駅=15:30野沢駅=17:00弥平四郎=18:00弥平四郎林道C0

見送りはI藤だけと少し(かなり)寂しい出発となる。会津若松に向かう途中バスの車窓から磐梯山が見えテンションが上がる。山頂付近は紅葉しており飯豊への期待が高まる。

会津若松駅にてOBGのH田夫妻が御見送りに来てくださる。差し入れのクオリティに隊員感動。

その後、野沢駅からゆうゆうバスというなんとも可愛らしい名前のバスに揺られること1時間、弥平四郎に到着。(バスは一人300円、タクシーは1万超なのでバス推奨だが、終バスが16:00と早いので注意)1時間ほど歩き、林道の始まりで幕営。せっかくなので焚き火でもして盛り上がる。

焚き火は良きかな

10月9日(火)

5:00起床=6:00出発=10:40三国岳=12:30切合小屋C1

飯豊のなかでは比較的易しい弥平四郎からの登りとなったがそこそこの急登。N口がばてないか心配だったが、普通に付いていくのでL感動。おかげで予定通りの時刻に切合小屋に到着。道中紅葉も綺麗でなかなかいい始まり。

三国岳への登り

切合小屋は例年10月上旬で水場が枯れるという情報があったので手前の三国小屋でダブポリ予定であったが、枯れていないとすれ違う登山者の方から教えて頂いたので問題なく汲めた。

切合小屋手前50mに白テープがあるが、意識しないと見逃すので注意。

設営も一度で決まり、幕営地でのんびり過ごす。

その日の気象通報で合宿前にはなかった低気圧が発生、嫌な予感がする。

どばどば出とる

今日のハイライト、自然を感じるT田

早く着いたので昼寝する隊員も

10月10日(水)

4:00起床=5:50出発=10:30大日岳=14:50梅花皮小屋C2

明日から雨が降りそうなのでリミットを決めて予定より進むことに。

始めの飯豊の登りは結構切れている。強風の下りだと少し怖いかも。

すいすい登るもの、もたつくもの

おへそという意味らしい

すんなり飯豊山に着くもののガス&強風でちゃっちゃと進む。少し降りた場所で休憩していると晴れてきてテンションが上がる。

強風でみんな早く行きたがるが一応撮影

休憩中、晴れて主稜線が見えてきた

御西小屋までほとんど平なのでさくさく進む。

すんごく太い尾根

御西小屋までの稜線、綺麗

ピストン装備のおかげか、予定4時間の大日岳ピストンが2時間で終わる。エアリアがばがばじゃね?と不安が募る…

なぜか白目のI田…

リミットも切れたので梅花皮小屋まで進む。梅花皮小屋は水場が近く快適。

ただ幕営地が稜線上なので風をもろ受ける。(梅花皮だけでなく飯豊の幕営地はほとんどそうだが)

雨が降り出し、風も強くなってきたので、設営だけ出来るか確認して問題なかったので小屋に避難。

御西〜梅花皮の中間地点の池、御手洗から往路を見返す

10月11日(木)

〜停滞C3〜

停滞前線と寒気が流入で荒天なので潔く停滞。みんなの差し入れを開けたり、N口のパッキング教室をやっていたら案外すぐに1日が終わる。

 

10月12日(金)

5:30起床=7:10出発=10:20頼母木小屋C4

停滞前線も抜け、回復傾向午後には晴れの情報のもと、朳差小屋を目指すが…

おかしい、風雨が止むどころか強まる。さすがに危なくなってきたので頼母木小屋で行程終了。

調べると日本海に新たに低気圧が発生。西高東低型の気圧配置により強烈な西風が吹く状態であった。二日間まともに行動していないため違和感があるが最終夜。毎晩話している気がするが、話の種は尽きないものだ。男だけの隊だと内容はあれなので自粛。

 

10月13日(土)

4:00起床=5:50出発=7:20朳差岳=12:50大石登山口林道終点ゲート

快晴の朳差での式典を夢見て出発するが、一面ガス…

結局梅花皮から朳差までまともに晴れることなく残念。

途中なぜか石入り食袋を渡される新人N口

朳差岳にてLに何故か脱げと言われる新人N口、守りたいこの笑顔

下山を開始した途端晴れてくる!久々の青空にみんなはしゃぐ。行く手には日本海の大海原。最後にいい眺めで満足。

朳差で見たかったというのも少しあり

最後は1300mダウンなのでなかなか急である。誰か膝が痛いと言い出さないかひやひやしながら降りる。問題なく、林道まで着き一安心。ただ、林道が4kmほどあり堪える。

なにはともあれ、タクシーで越後下関駅まで向かう。(5000円ほど)駅近くの温泉はなかなかいい感じ。新潟駅まで移動し、打ち上げは焼肉。食べ放題に食い意地を張り全員ダウンの憂き目に遭いながらも下界を満喫した後、解散。大抵は夜行バスで東京まで帰る。

 

飯豊は我が部で秋合宿がよく行われている山塊だ。ただ、主稜線縦走のルートは正直C2・3レベルに感じる。C4でやるには胎内尾根で藪漕ぎなどルートの強度があったほうがよい。

また、今回や過去代(近年では66代、68代)を見てもエアリアより-2~3時間程度で行程を終えていることが多い。隊の強さによってエアリアのCTを大きく切ることはよくあることだが、この山塊は稜線上でのアップダウンがほとんどなく他の山域に比べ容易にCTを切れる。また、幕営地が稜線上にあること&天候が不安定で強風が吹きやすいことから幕営が困難なコンディションが多いことや、秋は残雪期でも積雪期でもないことから枯れている可能性がある水場が多いことを念頭に置いて計画を作成すべきだ。

いい山域であることは間違いないので、次年度以降でここを合宿地として選ぶ際には上記のことを参考にして欲しい。

 

M田

 

 

 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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