75代年間方針『成長』

 

70代プレ春合宿 吾妻HORIZON隊 2019/2/9-14

山スキー

【メンバー】
L 3年I藤 SL3年T田  
2年I田 K端 K倉 
1年N口 新人 K藤


【行程】
2月9日(土)
高田馬場駅=猪苗代駅
2月10日(日)
S猪苗代駅-グランデコスキー場リフトトップ-西大巓ー-C1西吾妻小屋
2月11日(月)
西吾妻小屋-藤十郎-C2明月荘
2月12日(火)
停滞C2-C3
2月13日(水)
C3-昭元山北斜面-烏帽子山南斜面-ニセ烏帽子山南斜面-家形山-C4慶応吾妻山荘
2月14日(木)
C4-G高湯

【概念図】

2月9日(土)
16:10高田馬場駅=21:30猪苗代駅C0

猪苗代駅には21:30についたものの、ステビのための場所が中々確保できなかった。そのため、就寝したのは23時ほどになった。
コンビニはセブンイレブンがあるものの、少し離れたところにあるので、ご飯は最初から持って行った方が楽だと思う。

高田馬場駅を出発する直前

K山さん、M田 差し入れありがとうございます!!

10日 行動時間5h (予定時間5h)
7:45  猪苗代駅出発
8:30  グランデコスキー場着
10:00 スキー場リフトトップ出発
12:00 西大巓着
14:15 西吾妻山山頂
14:40 西吾妻小屋着

休日ということもあって、グランデコスキー場は大賑わいであった。
リフトトップに向かうためにゴンドラに向かうが、列が長い。15分くらい待ってようやく乗り込む。
が、ゴンドラが少し小さくて中々乗り込めず苦労する。

ゴンドラ内の様子 6人用のゴンドラだが、ザックを持っていくと片側に一人しか入れない

リフトトップに着き、準備を終えると出発。
自分たちと同じように西大巓や西吾妻山を目指す人が何人もいた。その人たちのトレースを使わせてもらい、すぐに登山道に合流し登っていく。

登山道に合流した頃


1770m地点で木が障害となってくる。登りやすい斜面を探していると、西側に木が全くない斜面が現れたため、そこを登っていく。

ここを滑りたいなぁ、という気持ちを抑えて登り続ける。

12時に西大巓に到着するが、風が強い。一枚だけ写真を撮ってすぐに出発する。登り始めたときは太陽が顔を出すときもあったが、上までくるとずっと曇り。

西大巓着!

標高がそこまで高くないため、木が大きい。雪を纏ってさらに大きくなっている。そのため、ルーファイが中々に困難であった。

木の大きさ比較
I田と樹氷

西吾妻小屋に到着するが、一度荷物をデポしていると時間がかかってしまうため、そのまま西吾妻山へと向かう。西吾妻山の山頂付近は風がかなり強い。また、風によって雪がかなり固められており、登りづらい。西吾妻小屋から20分強かけて登る。西吾妻山山頂はだだっ広く、着いたとわかったのは少し後であった。

西吾妻山山頂 みんなニコニコ
西吾妻小屋にてC1


2月11日(月) 行動時間5h(予定時間6h)
5:00起床
7:30西吾妻小屋出発
12:30明月荘着

明月荘まで向かう行程であったが、前日の様子を鑑みてルートを少し変更することとした。結論としては、県境ではなく登山道を利用して進んでいった。前日は西大巓から西吾妻山まで県境を進んでいたが、樹氷によってルートファインディングがかなり困難であった。11日は寒気がかなり大きく降りてくる日であったので、行程時間を短くしたかった。そのため、中大巓はカットして、行程を続けた。この行動判断が功を奏し、予定時間より少し短い時間で行程が終了した。

中大巓の南側 1890m地点 登山道は樹氷が少なく、かなり快適
藤十郎東側のコル

12:30 明月荘到着
明月荘に到着するも、雪が大量に積もっており2階の扉が埋まっている。頑張って掘り出すが、なんと扉が開かない。後で分かったのだが、扉が壊れているようで、外と中のドアノブが連動していないのだ。
そのため、1階の扉を探し、掘り出してようやく中に入った

2階の扉が完全に埋まっている
1階の扉を掘り出した瞬間
11日は見惚れるほどの快晴で、東大巓がはっきりと見えた。

明月荘からはドコモであれば携帯の電波は通じるよう。auの電波は東大巓の方まで行けば通じる。詳細は明月荘の小屋に記されているので、利用したい場合は確かめてほしい。

2月12日(火) 停滞
寒気が降りてきていて、風も強かったため停滞とした。
11日にVERTICAL隊と合流したので、雑談しつつ過ごした。

2月13日(水)
4:00  起床
7:00  出発
13:50 家形山山頂
16:00 慶應吾妻山荘

12日と比べると弱かったが、寒さも風も中々強い日であった。引き続き停滞する案もあったが、天気図から西高東低は緩んでいくと考え、行動を決めた。

13日の行程は今合宿の核心部である。昭元山、烏帽子山、ニセ烏帽子山は雪庇が発達している可能性があるため、登らない。そのため、すべてトラバースしていくのだが、ルートファインディングを失敗するとかなり時間を食うので、慎重に行動する必要がある。

東大巓に向かう途中、風が強く視界が悪い。11日とは大違いである。
昭元山を巻くため、北斜面を通過する。予報通り晴れてきた。
昭元山を巻くと、烏帽子山が見えてきた。遠くに聳えているようだが、意外と近い。

昭元山を巻く際はかなり早めに巻き始めることを勧める。昭元山の上の方は北斜面がかなり急なので巻くことは不可能だからだ。

昭元山・烏帽子山コル部

このコルでは風がかなり強く吹き付けていた。そのため、雪が付きづらいようで石が至る所でむき出しであった。スキー板を傷つけないように気を使って進んで行く。
烏帽子山・ニセ烏帽子山は南側の斜面を進んで行くのだが、木が多く進むのに中々てこずる。上に行くと木は減ったり小さくなるが、石がでてくるので丁度いいラインを見つけて進まなければならない。

こんな感じに木が茂っているので、ルーファイが大変

13:50 家形山着
当初は家形山から滑走を開始する予定であった。しかし、家形山の東側の小さなポコをトラバースで避けていくのは不可能であった。そのため、1750m地点まではシール歩行で進み、そこで切り替えを行うこととした。

滑走をする際は沢をそのまま滑走していくことを勧める。慶応吾妻山荘は沢を下っていくとすぐ隣に見えてくるので、快適な滑走を楽しみながら自動的に到着することができる。

16:00慶応吾妻山荘着

2月14日(木)

5:30  起床
8:00  出発
9:30  賽河原着
14:00 高湯温泉

本来は慶応吾妻山荘から滑走していく予定であったが、平たい地形が続くこと、木が多いことを考慮して賽河原まではシール歩行で行くこととした。

9:30賽河原着

滑走を開始してしばらくすると、スキー場跡に着いた。そのため、木がまばらにあるものの、かなり滑走しやすい斜面が広がっていた。

誰のシュプールもないところを快適に滑ってゆく!

この斜面を終えたのち、沢を超えていくのだがなんと少しだけ水が流れていた。大きな沢ではないため、場所を選んで渡渉することができた。だが、これから暖かくなっていくと、超えることは不可能だと思う。あまり良いコースではなかった。

16:00高湯着

高湯に着いたら温泉に入れると全員が思っていたが、木曜は定休日であったり14:00以降は日帰り入浴不可の場所が多く、入れなかった。また、14時台のバスを逃すと17時まで待たなくてはいけないため、早々に準備をして帰ることとした。

温泉が閉まっていることに絶望する二人

この後、福島駅の中に温泉があることが判明し、そこで入ることとした。
長い行程お疲れさまでした。

今合宿は10年に一度の大寒波が迫ってきている中行われたため、キツイ行程が予想された。しかし、ふたを開けてみると行程事態は順調に進んで行った。
今回は、吾妻連峰の東西横断ルートを東に向かった。吾妻連峰の特徴として、西風が強く吹き付けてくるというものがある、今回の合宿でも西風が強かったものの、それを背にして進んで行ったため、行程において障害にはならなかった。吾妻連峰で、積雪期に長期の合宿を行う際は参考にしてもらいたい。

また、慶応吾妻山荘から高湯に向かう場合は、ずっと登山道を使って下っていくことを勧める。途中道路に出る時や、登山者に気を付けつつ降りれば、不要なリスクを負わなくて済むためである。

I藤

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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