75代年間方針『成長』

 

70代春合宿 しったげがりっと秋駒隊 2019/3/9-10

山スキー

【初めに】
本合宿は天候に阻まれ、行程を踏破することは出来なかった。正直悔しくて撤退記録なんて書きたくないのだが、その気持ちを忘れないため記す。後年の計画作成の一助になれば幸いである。(行程が短いためブログ要素あり)
【メンバー】
L 3年M田 SL3年K宮 U田 2年S藤 S保 1年S藤 N居
【ルート】
8日
高田馬場=盛岡C0
9日
C0=網張温泉スキー場~三ツ石山荘C1
10日
C1~小畚山南側ポコ〜三ツ石山荘〜網張温泉スキー場
【概念図】

【天気図】
上9日 下10日

8日
朝8時30分に高田馬場駅発で鈍行に揺られること12時間⁉20時30分に盛岡駅に着く。PWやプレ春の地、福島が中間地点に過ぎないことに東北の深部に来たという実感が沸く。鉄オタS藤は自前の東北の地図を持参し、ずっと景色を見ながら楽しそう。山の読図と一緒とのこと、なるほど。
盛岡駅では川沿いの地下通路がほどよいステビスポットであった。3月となると全く寒くない。今年が暖冬だからか?駅前でジャージャー麺を食し、明日に備える。隣のグループが山スキーヤーらしく、時々出てくる雷鳥沢などのワードにS保と一緒に反応していた。

9日
実際2h 予定3h
7:00 盛岡駅発(タクシー)
7:40 網張温泉スキー場
9:00 リフトトップ
11:00 三ツ石山荘C1

1時間と聞いていたが、そんなにかからずスキー場に着く。リフトが動くのを待っている間、地元のスキーヤーの方々に話しかけられる。そんなに大きい荷物持ってどこ行くの?秋駒!すごいね〜というワンゲルあるあるな会話を積雪期だと初めてした気がする。(行ければ良かったんだけどね!)気づけばリフトが動き出す時間。3つ乗り継ぎ最上部へ。プレ春は自力で1400mも上がったが、今回はあっという間に600mアップ。最後のリフト降り場を左に曲がり、林道コースを100m程降りた場所にツアー用のエントリーがある。ピンクリボンがあるものの分かりにくいから注意。予想以上に風が強く視界も悪い。高気圧の縁にいるせいだろうか。最初の大松倉山の稜線歩きから不安を覚える。そこを降りるとすぐに三ツ石山荘。早く着いたのでもう少し進みたかったが、この強風下でテント泊は壊れる気しかしなかったので、素直に小屋泊。行動時間はわずかだが精神的には結構くる行程だった。それでもみんな小屋で楽しそうに過ごしていたので少し気持ちが和らぐ。電波が入るので、天候を調べたところ11日は二つ玉低気圧直撃で停滞濃厚。明日10日は風は強そうだが、天気は悪くないので勝負の1日と気合を入れて就寝。

10日 6h
5:40 発
7:30  小畚山南側ポコ 撤退
9:00 三ツ石山荘
11:30 網張温泉スキー場

一晩中小屋が風で軋む音がしていた。うーむ嫌な予感。乾野に水を吸われてケチャップのようなトマトスープを朝食に摂り、5:40明るくなると同時に行動開始。今日は八瀬森、できれば大白森まで行きたいと淡い希望を抱いていたが、即打ち砕かれる。少し高度をあげ稜線に出ると激しい風。寒くはないのでみんなの表情は追い込まれてないが、何時間持つだろうと心配。2年がS保のナイスなルーファイにより完全ホワイトアウトしていたが、三ツ石山は突破。次の小畚山だが…その手前の名もなきポコに風が強すぎて登れない。一旦態勢を立てなすため、高度を下げる。上ミの結果、三ツ石山荘まで引き返し様子見。うーん、11&12日が停滞確実な状態で進めないのは致命的か。撤退の2文字がちらつき始める。小屋で調べたところ天候は入山前の予報より悪化。14日までずっと荒天。むしろ今日が一番マシとのこと。そんなのありかよと思いながらも他に手立てはないので、下山開始。2度目の大松倉山でなんと晴れてくる(相変わらずの強風だが)引き返したくなるが、この瞬間晴れてるだけに過ぎない。せめて最後に景色が見れてラッキーか。さくさく下山し、温泉へ。なんとも不完全燃焼な合宿であった。結論から言うと1週間早めるか遅らせるしかなかった。そりゃないぜといいたいが、新歓に向けて、切り替えていこう。
p.s夏合宿の藪漕ぎ計画のゴールはこの瞬間秋駒に決めました。

盛岡駅から見える岩手山、なぜか行程中は一度も見ることが出来なかった…
三ツ石山荘、安心
三ツ石山を見つめるL
実際はもっと綺麗だった
感覚が麻痺するが三ツ石山の登りです。
三ツ石山荘に引き返す途中、視界が晴れてくる
無事三ツ石山荘まで戻る
あれは秋駒⁉︎(錯覚)
大松倉山の稜線、こういう春合宿を期待してたんですよ…
大松倉山ピーク(2回目)にて、お疲れ様でした
Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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