75代年間方針『成長』

 

第17回天竜川WWF 2013/9/13-15

ボート

参加者:L H下 SL F永 
お食事大臣 A木 切り込み隊長 O形

おそらく早稲田ワンゲル史上初!!現役艇で表彰台へ!

まさかの事故で出場断念したボート隊長U氏の無念を晴らすべく、次代ボート隊長F永を緊急招集して挑んだTWF。

久しぶりのボートの大会はわいわいチームでの参加となりましたが、それでも十分レースのおもしろさや、思う存分漕ぐ楽しさを感じられました。来年はボート経験の少ない新人とかも参加できるといいですね。

 

13日

まずは監督からコロラドをお借りすべく、立川へ向かう。現役部の持っているコロラドは、手術ミスのよって原因不明の空気漏れを起こして、専門会社へ預けているところ。なかなか帰ってこないので、お借りすることにした。監督、ありがとうございました。

立川からはO形カーで飯田へ向かう。3時間程度と以外と早く着いてよかった。天竜川は新人時代のTWFに来て以来3年ぶり。あの時は初めてスタンでの操船を任せれ、かつ20km以上漕いで熱けいれんでダウンした記憶しかなかったが、来てみると意外と街の景色とかに見覚えがあって驚いた。この日はビール1杯ひっかけて就寝。

 

14日

朝起きてからの記憶がない。特に何もなかったはず。

さくっと受付を済ませる。今年の参加賞は、てぬぐい(赤)と洋梨10個とこれまた豪華。さっそく食べるが、なかなかおいしい。F永はなかなか皮むきがうまかった。よしこれから全部剥いてもらおう。

開会式には某アイスクリーム会社の社長が来ていた。皆なにかあるのではと期待の声が漏れるが、なにもなし。う~ん。スヌーピーのマグカップとかもらえた時代はよかったなと思いだす。南無。
 

開会式。社会人の参加が減った印象

開会式。社会人の参加が減った印象

式が終わるとバスで移動。このとき皆手にポンプを持っていて、まさかとは思ったが、大会要項にポンプはいりませんみたいなことが書いてあったので華麗にスル―。心地よいバスの揺れにうとうと。いつのまにかスタート地点に着く。
 

我らがチーム「這いよれ!コロラドさん」

我らがチーム「這いよれ!コロラドさん」

あら不思議。ポンプが必要でした。大会側がいくつか用意してくれていたが、数が少なくなかなかポンプアップできず。時間ぎりぎりになってなんとか膨らませられたが、入れが弱かったのか再び水に着けると少しベコベコになってしまった。時間もなかったのでそのまま出発。えいままよ!

漕ぎ始めると、A木、O形ともになかなかの漕ぎ。A木は新人以来ボートは漕いでないはずだが、いいフォームだった。

4艇同時スタートで、序盤は混戦。抜きつ抜かれつを繰り返しながら、進んでいく。途中から次々とR6のチームが追い抜いていく。早そうなチームを探しては、その後をトレースしていくを繰り返す。試合経験が少ないF永は、川のラインを読む力がまだまだだったので、その都度教えながら下る。

10分も経つとA木がバテてきた。「しっかり漕ぎましょう」とF永。O形は長良川にもでただけあってさすがの漕ぎだった。

天竜川にはいくつも中州があって、その都度右か左かのルート選択を迫られる。途中でR4で前を行くチームが右、R6の速いチームが左に行く箇所があり、シメたと思って左に行くと、案の定軽々とR4 のチームを抜き去り、2位に浮上。ははは、馬鹿めと、自分たちの手柄でもないのに大喜び。やっぱりボートはライン選択だなと痛感する。

一番漕いでて気持ちよかったのは、川岸ぎりぎりの流れの速いところを漕いでいた時で、みんなの一漕ぎでまるで氷の上を滑るようにすいーっとボートが進んだときは、「あーボートもおもしれーな」と思い出す。

結果的に中州でのルート選択が功を奏し、おそらく2位でゴール。結構な達成感がこみ上げて、心地よい。これも大会の面白いところ。緊張が一気に解け、心地よい疲労が迎えてくれる。出てよかった。そんな中、F氏は足がしびれ過ぎて思わずすっ転んで立てない。う~ん。   あと皆、内股が異様な筋肉痛を起こし、上手く歩けない。全員手にまめもできていて、けっこうぼろぼろでした。

午後には、アウトドア腕自慢コンテストと、料理コンテストがある。どちらもこの大会ならではの試みである。

腕自慢コンテストは、スル―バック投げと、ロープワーク、ロープ登りの3つをこなす。大本命のO形は手にまめができて断念。替わりにF永がでる。

 

ロープワーク中。ワンゲル部員なら朝飯前!

ロープワーク中。ワンゲル部員なら朝飯前!

終わると料理コンテストのために買い出し。実技で幻と消え、U氏を苦しめたグリーンカレーにリベンジする。他大の人はカートいっぱいに酒を買っていた。まけじと6缶パックを買ってささやかな抵抗。

買い出しが終わると、A木とO形に料理作りは任せて、F永と明日のコースの下見に行く。今日の試合でラインと分岐選択の重要性を実感したので、しっかりイメージしながら下る。鵞流峡では、久しぶりの大きな瀬に興奮する。2人とはいえ、しっかり操船できる人と漕ぐのは楽しい。ボートと一体化し、流れにのってスーッと進む感覚は、やはりしっかり練習して技術をものにしたからこそだろう。次は、大会前から皆でしっかり練習してから臨みたいなと思った。
 

下級生「かわらんBAY」、上級生「は?」

下級生「かわらんBAY」、上級生「は?」

川辺の景色

川辺の景色

夜は花火の打ち上げや、太鼓の演奏など例年通りの大盛り上がり。リザルトも出ていて、初日はR4で2位。よし、今日の酒はうまいぞ。

異様なテンションの中、グリーンカレーで晩酌。疲労もあってか、すぐに酔いがまわり、よく覚えていない。餃子を焼いたり、焼きそば食べたり、A木がナンプラー臭くなったりいろいろあった。
 

花火をバックに、和太鼓。豪華。

花火をバックに、和太鼓。豪華。

晩酌

晩酌


 
15日

朝食はマーボー茄子兼豆腐兼春雨の超豪華メニュー。量が多すぎてなかなか食べるのに苦労したが美味しかった。

夜から雨が降り続いていて、ひんやり。時々強い雨に降られながらも準備を開始する。今日は手にテーピングを巻いてまめ対策。はたからみれば、修行しまくってきているように見えて、気恥ずかしい。

今日は昨日の反省を活かして、自分たちのポンプで即効ポンプアップして待機。まっていると、近くでバコンと強烈な音が。まさかと思ったが、前のダッキーのフロアがバースト。そのまま出発したが、沈没しそうになりあえなくリタイヤしたよう。南無三。
 

いざ出発!

いざ出発!

大雨の中スタート。昨日スカウティングしたはずだが、すぐには決めたラインが思い出せない。一朝一夕の努力じゃ、実力は着かないんだな~と悟る。即興でラインを決めるのも修行と、F永と指示を出し合う。

途中、分岐があり、昨日左でいったところを、早いチームは右にいっていた。よしここは、一発逆点のチャンスだと自分たちを信じて左へ。

しかし案の定、右の方が早く、3位のチームにさあーっと抜かされてしまった。ぐぬぬ。やはり一朝一夕では(以下略

しかたないと後を振り返ると猛スピードのテイケイがすぐ後にいてビビる。このあと早いチームのラインを参考にして漕ぎきるも、3位のチームに追いつけず。女子参加の特典として20秒減算があるが、2位をキープできるか微妙な差。悔いがのこりながらも、やりきれてよかった。このころには奇跡的に天気も晴れた。 帰りのバスではF永がテイケイの人からいろいろアドバイスを受けていた。まずは10km漕げるようになろう。
 

そしてこの天気である。

そしてこの天気である。

結果発表まで、コーヒーブレイク。実技授業の生活習慣が抜けない。ものを干したり、昼寝をして過ごす。飯田はすっかり秋の空気だった。

注目の結果発表では、惜しくも3位となったが、なんとか入賞。現役だけの艇では初めて表彰台に上がることとなった。やりきりました。賞状と賞品をもらう。折りたたみ式の椅子をもらった。部室に寄付しよう。(もはや使われていない…)
 

3位入賞!

3位入賞!

表彰のあとは、お楽しみのじゃんけん大会。もはやこっちが大本命といっても過言ではない。結局何も取れなかったけど。
 

あと2人まで勝ち上がる。

あと2人まで勝ち上がる。

南無三……。

敗北…。

大会後は諏訪湖SAで打ち上げして帰る。A木の運転は心配だったが、「意外と」上手かったことが印象に残った。

A木とO形は不慣れながら頑張ってくれました。F永も年間方針で忙しいなかよく来てくれました。コロラドを貸して頂いた監督にも感謝です。エアーだったら入賞できませんでした。 計画していたU氏にも感謝感謝。お疲れ様でした。
 
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執筆:H下
 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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