75代年間方針『成長』

 

長良川ボート 2008/5/3-5

ボート

 

期間  2008年5月3日~5日
地域  長良川
メンバー  L谷口 SL長谷川 中山 筒井 宮澤 横塚 多田 春田OB
主旨  長良川を堪能する!&夏へ向けての第一歩!&新人のボート体験

 


 

 5月2日(金)

 

 22:00部室集合。私は特に用もなかったので、20時頃から部室でだらだらと過ごす。新人多田も早めに部室にやって来たので、セーフティ・トークを行う。集合時間直前にメンバーが部室に駆け込んでくる。どうやら雨がぱらぱらと降っているようだ。出発前からいやな感じである。しかし、中山気象台によると明日以降の天気は問題ないらしいので、まあ大丈夫だろうと思い直す。

団配を確認し、部室を出発。早稲田駅から地下鉄東西線でいざ大手町へ。地上へ出てみると、もう日付が変わろうかという時間であるのに、多くの高層ビルでは明かりが灯ったままだ。オリオンツアーの集合場所へ到着すると、既に長蛇の列ができている。ざっと100人はいるだろうか。これは少し想定外だった。やはりGWだけあって、休日を遠出して楽しもうという社会人たちで賑わっているのか。結局、受付を通過するのに 30分ほどかかり、バスに乗り込んだのは出発10分前だった。バスのトランクはかなり小さく、もしラフトを持ち込んでいたら間違いなく収まらなかっただろう。

23時45分バス出発。車中では、山スキーワンダリングに参加している2年沼田が20歳の誕生日を迎えるということで、 24時過ぎに皆で一斉におめでとうメールを送る。いかにすれば楽な姿勢で眠りにつくことができるのか、各自模索しながら、眠りに落ちる。

 


 

 5月3日(土)

 

 7:30頃、岐阜駅じゅうろくプラザ前に到着。岐阜からJRで美濃太田へ。途中、車窓から日本ラインこと木曽川を目にすることもできた。美濃太田で長良川鉄道に乗り換え、郡上八幡へ。水位は稲城- 0.56mで、車中から遠めに眺めているだけでも、水量が少ないことが分かる。郡上八幡に到着。

吉田川合流地点で、テント設営。その間、ヤマト運輸にデポしていたラフト二艇を取りに行く。スーパーピューマだけ空気を入れて膨 らまし、B.C付近で少し漕いでみる。スローロープを投げたり、ウイリーをしたり、泳いだりしつつ1時間半ほど過ごす。

 

 

 その後、陸に上がって郡上八幡を観光する。食品サンプル工房や名水の宗祇水を見に行く。GWのせいか観光客もそれなりにいる。しかし、落ち着きのあるよい町だ、と思う。その後スーパーへ買出しに行く。メニューはBBQに決定。野菜やイカ、肉、アルコール、炭などを買い込む。

18時頃から食当開始。筒井がかまどを作り、火の番をしてくれた。その間、EPI缶で米を炊き、続いてキムチ鍋を作る。乾杯し、ビールを飲みながら、次々と具を焼いていく。食べながらミーティングをして明日のルートを確認する。
最低就寝22時(22時までは寝てはいけない)とし、以後は就寝フリーとする。長谷川、中山、横塚、多田は夜の街に繰り出そう、ということで出掛けていった。その間、筒井、宮澤、谷口で火を囲みながらつらつらと話す。そのうち、街に行っていた者たちも戻って来た。どうやら人っ子一人いなかったらしい。まあ、そうだろう。また、酒を飲みながら火を囲んで話をする。宮澤と横塚は向こうでボート活動について真剣に話し合っているようだ。こちらは、谷口、長谷川、筒井、中山、多田で話しているが、話があらぬ方向へと向かってしまう。もう少し真面目な雰囲気にしたいものである。新人多田に引かれないか心配になる。

そうこうしていると、筒井がスーパーピューマの上で寝始めた。他の者たちも各々シュラフを取り出して一人、また一人と眠りだす。私も筒井に倣って、スーパーピューマの上で寝てみることにした。空気が程よく入っており、何と気持ちいいことであろう。背中や腰によい。このふかふか感は地面の上にウレタンを敷いて寝るのとは大違いである。

 

 


 

 5月4日(日)

 

 6時起床。昨晩残ったキムチ鍋にうどんを加えて点火する。
朝食後、各自着替えを済ませ、ラフトを膨らませる。先ほど空気を入れたところなのに、なんとアキレスのフロアの空気が抜けている・・・。まさかまさか。ワンダリング前にチェックしたはずではないか。フロアに穴が開いていた。郡上八幡まで輸送してくる間に開いってしまった模様である。ダクトテープで穴を塞いで応急処置を施す。

ともあれ、8時過ぎにB.C出発。出発時は、スーパーピューマの前列に横塚、多田、後列に長谷川、宮澤、アキレスの前列に谷口、中山、後列に筒井と分かれる。皆、早々にお互いを川の中に落としあう。泳げないと言いつつも、中山は自ら川の中に入ってゆく。昨日ローソンで横塚が買い込んだ水鉄砲も登場し、大いに遊ぶ。
やはり水位が低いせいか、途中ところどころ引っ掛かる。コンクリートの瀬ではしっかりスカウティングをし、難なく通過する。多田は事あるごとに川の中に突き落とされたり、飛び込みを命じられたりしている。これも新人の宿命である。適度に両艇のメンバーを入れ変えつつ、のんびりと下り続ける。

オーナーばりの瀬を少し過ぎた地点で、アキレスが大きな岩にぶつかりフリップする。乗っていたメンバーは筒井、中山、宮澤、多田。横塚はフリップする様子をみて大喜びである。岩の右側のコースを行くか左側を行くか迷っているうちにぶつかってしまったらしい。四人が流されていくが、一番リカバリーが早いのは多田で、すぐさまアキレスにつかまっている。宮澤は次の瀬まで流されそうになり、スーパーピューマ艇に引っ張り挙げる。

12時前深戸着。深戸まで来るのにだいぶ時間が掛かってしまった。途中、春田さんから連絡が入り、もうゴール地点の勝原橋に到着したとの事だった。春田さんは今朝新幹線で東京からいらっしゃり、岐阜で車をレンタルして郡上まで来て下さったのだ。なんとありがたいことだろう。その後、三段の瀬、ザンゲの瀬なども問題なく通過。なかなかの長丁場となり、後半は皆お疲れモードである。特に、川の中に何度も入っていた者は体力消耗が激しいことだろう。

15時頃、みなみ子宝温泉着。何気に7時間行動となる。皆、疲労困憊で、とても、もう一本下ることなどできるはずなく、本日はこれにて終了。
レンタカー組と電車組に分かれ、B.Cへと戻る。B.Cにて夕飯のメニューを協議した結果、またもBBQとキムチ鍋となる。しかも購入した具材も昨晩と全く同じである。なんと創造性がないことだろう。しかし、全く問題ないらしい。個人的にはどうなんだろうかという気がしたが、多数決の結果だから仕方ない。

春田さんがお酒を差し入れしてくださり、皆で頂戴する。今晩も最低就寝10時の以後は就寝フリーとするが、皆疲れているせいか早めに寝た。定員オーバーで私と中山は外でシュラポン。だが、夜中ぽとぽとと顔に雨水が垂れてくるのを感じる。雨が降り出したのだ。気にせずそのまま朝まで眠り続けようとしたが、次第にとても不快になってきた。結局、中山とともに橋の下へと移動し再度就寝。

 

 


 

 5月5日(月)

 

 6時起床。朝食を済ませ、春田さんに深戸まで車で二回に分け回送していただく。
9時半頃出艇。三段の瀬を過ぎたあたりで雨足が強くなる。途中、コマーシャルカンパニーに混じって多田と横塚が飛び込みを行う。何やら、今日は RAJというガイド試験が行われているそうで、他にも航下している人たちが結構いる。

12時半頃勝原橋着。昨日が長かったせいか何だかあっけない。 2年生・新人は温泉に向かわせ、その間に春田さん・谷口・長谷川は車で郡上八幡に戻り、ラフトをヤマト運輸にて発送し、B.Cの撤収と荷物の回収を行うこととした。用を済ませ、温泉へ戻ると、新人・2年全員が休憩室で爆睡している。テレビではプロ野球中継が放映されており、阪神が中日に大差で勝っている。

温泉で汗を流した後、レンタカー組と電車組に分かれ移動。18時ごろ、車組も電車組も岐阜で合流し、駅の居酒屋で軽い打ち上げを行う。しかし、ほんの申し訳程度のキムチがなんと 400~500円する。なんと単価が高いことか。ここで、ワンダリング解散とする。再び夜行バスに乗って新宿へと戻ったのであった。私は、せっかく岐阜まで来たので、実家へ寄って帰ることにした。
今年のGWはこうして幕を閉じた。

≪成果/反省≫
貴重な休日を潰して、わざわざ岐阜まで来てくださった春田コーチに心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
ハードなワンダリングとなったが、長良川を存分に堪能できたのではないかと思う。郡上八幡観光を含め、各々楽しめたのではないだろうか。 水量が少なかったが、その分、二艇でも安全に航下することができた。

文責:谷口

 

Waseda Wander Vogel

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早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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