75代年間方針『成長』

 

船形山 2001/11/23-24

登山・縦走

春合宿調査報告書

日付:11月23日~24日

メンバー:宮崎、杉山

行動予定:1日目・升沢…升沢コース…船形頂上小屋C1
2日目・C1…クラビ分岐点往復…山…

目的:
①デポ品の荷揚げ
②GPSの操作練習
③ポイントの写真撮影
④歩いて感覚を得る
⑤携帯電話の電波の有無(使用した携帯電話は)

結果:①・・・食糧3泊分、EPI缶5缶を船形頂上小屋に荷揚げした。
一斗缶2つに3つを分けるため、デポ1を分解した。
②・・・GPSの操作に関してはかなり習熟した。
③・・・船形山西面、頂上小屋の様子など15箇所ほど撮影した。
④・・・クラビ分岐点手前の1009地点まで行き、あとは予定通り定義に下山した。全体的にやはりスキーに適した地形であると思った。また、変更の余地がある場所があったので下の行動記録で触れる。
⑤・・・携帯電話の通じるところは少なく、升沢付近と船形山頂上に限られた。
電波は一応たつがどこもかからなかった。

行動記録:
22日23:00東京八重洲口発の仙台行き夜行バスで今回のワンダリングは始まった。以下に升沢までの行程を記す。

東京=仙台営業所・・・東北急行バス 5710円  23:00=6:10
仙台=・・・仙台地下鉄 290円 13分
八乙女=吉岡・・・宮城交通バス 710円 40分
吉岡=升沢(旗坂キャンプ場)・・・6000円 40分

旗坂キャンプ場に到着し、9:30出発。このキャンプ場から200mほど下ったところに内水面水産試験場という宮城県の公共機関があり1年を通じて除雪されている。ここは携帯が通じるため、下山時タクシーを呼ぶことが可能。

しばらく行くと番号標を発見。地形図の752地点のあたりに赤に白字で29とあった。これは山頂まで続き、頂上小屋が1番だった。エスケープルートとして役立つ。752地点の南側が少し切れていた。そこから1208地点まではまったく問題なし。この辺りから雪が見え始めた。ここから升沢小屋を経由して頂上を目指す。升沢コースというらしいが本番でのエスケープとしては適さない。沢を何本か跨がなくてはならないからである。参考までに、升沢小屋はじめじめして暗く、中には入りたくない小屋だった。ここから沢沿いを登り稜線に出る。ここから頂上はもう近い。

頂上付近はさすがに風が強く3月ころには気をつけねばなるまい。頂上小屋は2年前ほどに改築されたらしくとてもきれいな小屋であった。2階建てで20人は収容できる立派な小屋だ。ここにデポ品を置いた。ほかにも荷揚げした人がいたらしく置いてあった。薪ストーブもあった。但し、薪はいつもあるわけではないようだ。小屋には他に10人ほど泊まり、我々のような若者はアイドルであった。

24日6:00に小屋を出発する。船形山西面はアイスバーンになるとの情報があったが、もしそうなった場合アイゼンでなくスキーアイゼンでも行けるのではないかと思った。1291地点から北に曲がり、どんどん稜線を行く。この辺りはスキーで行くには絶好の地形だと思った。特に問題になりそうなところもなくクラビ分岐点前の1009地点で引き返すこととした。このあたりは電波がまったく届かないようであった。

 順調に往路を戻り、船形山に9:30着。小屋の外に梯子があり窓からでも入れることを確認した。また、西を見ると月山、朝日連峰がよく見え大分下まで雪がついていた。それに対し船形連峰はやはり気象的に朝日、月山より太平洋側に近いことを実感した。

 下山は定義を目指す。船形山からの稜線で西側が切れているところがあるので注意したい。そこを過ぎれば後白髭山まで問題なし。後白髭山から1124地点に向かう尾根は見えなかった。藪とブナ林に囲まれていたため。しかしやはりこの斜面は急である。1124地点から1077地点を経て、林道まではブナ林の中快適な滑降ができるであろう。

 林道から先は藪も濃く、3月ともなると雪が大分融けていることも予想される。そこまでの価値はないと思った。そこで750m付近にある林道を下っていき、743地点からショートカットしそのまま林道を下るほうがいいと思われる。この林道が3月下旬除雪されるのかどうかを調べる必要がある。

 そこから定義までヒッチハイクに成功し4:00到着。調査が終わった。ここの名物は特厚油揚げである。なかなか美味しい。

定義=仙台・・・仙台市営バス 1110円 1時間20分 最終17:38
 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

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