”ワンダーフォーゲル”とは?

ワンダーフォーゲルとは、元々ドイツに始まった野外活動であり、「渡り鳥」を意味する言葉でもあります。

日本におけるワンダーフォーゲル活動は、大学によって様々であり、登山・沢登り・川下り・自転車・スキーetc など多岐に渡る活動が展開されています。

一見とりとめのない部にも見えますが、これらの活動には共通しているものがあります。それは 「仲間と協力して自力にこだわったアウトドア活動を行う」 という点です。

 ”早稲田ワンゲル”とは?

ここで私たち早稲田大学ワンダーフォーゲル部について見てみましょう。

早稲田大学ワンダーフォーゲル部は創部70年以上の歴史を持つ、競技スポーツセンターに所属しているクラブです。早稲田ワンゲルでは年間7回、全員参加の登山・山スキー合宿を行い、それ以外では各部員の興味、やりたいことに沿った活動を選択して活動を展開しています。このように活動形態が幅広く、一つ一つの形態の技術をしっかりと伝承しているクラブは、早稲田ワンゲル以外ではあまり例を見ません。

そもそも、何故早稲田ワンゲルはこのような活動形態となったのでしょうか。これは70年という長い活動の歴史を通し、脈々と受け継がれてきた活動の取り組みの試行錯誤の結果、現時点ではこの様になっているとしか言えません。そして、今も早稲田ワンゲルは時々刻々と成長しています。

 ワンゲルの魅力とは?

我々が考えるワンゲルの魅力には、大きく分けて三つのものがあります。

まずは、「活動の魅力」

 

-非日常的な経験、絶景との出会い

普段では決して行くこと、見ること、聞くこと、感じることのできない大自然に包まれ、その中で自分の思い思いの活動に浸ることができる。ぼーっとしたり考えに耽ったり、高みを目指したり…。それこそフィールドは無限大であり、楽しみ方も無限大です。自らが思う最高の楽しみ方を見つけられることでしょう。

次に、「繋がりの魅力」

-信頼し合える仲間

早稲田ワンゲルは体育会です。時には厳しく、つらいと思うときもあるでしょう。しかし、仲間と力をあわせ、励ましあって困難を乗り越える中で、仲間への思いやりと信頼のきずなが築かれていきます。このようにして形成された友情は、ワンゲルだけでなく一生の宝物となります。

-世代を越えた繋がり

また70年もの歴史を持つ早稲田ワンゲルには、たくさんのOBの方々がいらっしゃいます。同じような年代の時、先輩たちはワンゲルで何を見て、何を思ったか。そしてワンゲルでの体験がその後の人生にどう影響したのか。そのようなお話を聞くことが、人生の勉強になることでしょう。

最後に、「成長の魅力」

-アウトドアに関する知識、技能

我が部ではアウトドア初心者でも、一からしっかりステップアップできる様な体制を築いています。最初は未経験者でも、卒部する頃には一人前のアウトドアマンとなっていることでしょう。

-チームをまとめる力、人間的成長

また、自然の中での活動は、「適確な判断力」と「鋭い決断力」が求められます。その様な活動を通して、何ごとにも屈しない強い意志や豊かな人間性が育まれます。さらに、上級生になれば後輩を牽引する為の「組織マネジメント」や、不要な危険を回避するための「リスクマネジメント」などが求められ、リーダー層として活躍していく中で、効果的な指導力を養うことができます。

これらは今後の社会生活においても、とても重要なものとなるでしょう。他にもまだまだ魅力はあります。何が魅力かは人によって様々ですが、部に所属することで、一人では得ることの難しい経験や繋がり、そして成長を手に入れることができます。

 何故今ワンゲルなのか?

周りに流されて受動的に生きるだけでは立ちいかなくなっている現代、社会で真に必要とされているのは、周りのことに左右されない強い芯を持ち、本質的なものを感じ取ることができる強い人間性です。自然の中での活動を通して、そのような強い人間性を育んでいくことを、我が部は目標としています。

一見、ただ遊んでいるだけのように思われますが、それらの活動を安全に行っていく為には様々な力が必要であり、ただの思い出作りとは得られるものにも差があります。先にワンゲルの「成長の魅力」というものを上げましたが、これらは机に向かって勉強したり、資格を取ったりするだけでは中々身に付きません。そこに、ワンゲルをやることの価値があると思います。

また、ワンゲルの活動自体は一生ものです。これからの長い人生において、部で実践した活動があなたの趣味となり、忙しい生活の中での潤いとなってくれるでしょう。このような趣味は自分の友人・家族など、さらに輪を広げて楽しんでいくことも可能です。そのような将来のことを考えても、ワンゲルを行う価値は大きいと思います。

もし、ワンゲルの活動に少しでも興味がわいたら、お気軽にご連絡ください。

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