夏合宿沢隊記録
【主旨】
・夏合宿沢隊として黒部源流域を探求する。
・C6という長期沢合宿の復活。
【山域】
黒部源流域
【メンバー】
L藤田(記録・渉外・会計) SL洪(装備、食糧) 福島(気象、医療) 新人:小濱 木元
【行程】
8/17(月) 出発日 高田馬場=20:00 折立ヒュッテC0
8/18(火) 5:30 C0-6:20 真川入渓-9:00 シンノ谷出合-13:00 幕営地1800m付近C1
8/19(水) 6:00 C1-10:00 真川源頭部-14:05 薬師沢小屋-17:00 雲の平ヒュッテC2
8/20(木) 6:00 C2-9:40 高天原小屋-12:30 竜晶池-13:30 高天原小屋C3
8/21(金) 4:30 C3-8:55 鷲羽岳-10:30 三俣蓮華岳キャンプ場C4
8/22(土) 停滞日 鷲羽岳P
8/23(日) 5:00 C5-5:50 黒部源流記念碑-9:50 五郎沢出合C6
8/24(月) 5:20 C6-6:20 赤木沢出合-9:40 赤木沢源頭部-11:45 黒部五郎岳-13:40 黒部五郎小屋C7
8/25(火) 3:50 C7-5:30 三俣蓮華岳-8:15 双六岳-9:05 鏡平山荘-12:20 新穂高温泉
8/26(水)~8/27(木) 休養日@松本
8/28(金) 再集合
8/29(土) 集結式
8/30(日) 解散
【記録】
8/17(月)
8:00高田馬場集合。全ての隊を見送った沢隊は誰にも見送られずさびしく出発。高田馬場から折立ヒュッテまで移動する。22:00頃就寝。
8/18(火)
前日からの大雨で沢の増水が危惧されたが、思ったよりも水量は多くない。あまり使われない登山道だが意外と整備されていた。ハゲ谷より手前で入渓。渡渉箇所がいくつかあった。増水時は難しいのだろう。
沢の水は黄色くにごっている。シンノ谷からは赤木沢を彷彿させるように黄色いナメが見られる。数年前の土砂崩れの影響はまだあったが良くなってきている。いくつか滝を越えたが難しくは無い。1800m付近に幕営適地があったため幕営を決定。焚き火を行う。新人はピザやら肉やら焼いてくれた。
8/19(水)
出来るだけ行程を楽にしようと、記録とは異なるところで詰め上がろうとするががれていたため断念。源頭部は雪渓が残っていた。最後は藪こぎ。そこから縦走路を進み携帯の電波が繋がる太郎小屋にて大休止。
16~17日(沢遡行予定)の天気が思わしくないため、行程を変更、幕営地を黒部源流ではなく雲の平ヒュッテにする。予定行動時間が増えてしまい到着が遅くなってしまった。皆ヘトヘトになる。
8/20(木)
小雨が降りながらも高天原温泉に向かう。高天原は北アルプス最奥ということもあり秘境感が満載だった。何よりも温泉が予想以上によく皆騒ぐ。他大学のワンゲルとも語らう。
8/21(金)
雨が降りながらも、鷲羽岳を目指すがガスっていて何も見えない。鷲羽池も何がなんだか分らない。風も強くなって来たこともあり急いで三俣蓮華キャンプ場に逃げ込む。
8/22(土)
天気が悪く、翌日に沢遡行を行うことにする。13時頃に天気が回復。鷲羽岳ピストンを行う。百名山の中でも名高いだけはあり景色が壮大であった。
8/23(日)
黒部源流碑から遡下降を始める。天候は快晴。時々魚影を見かける。特に難しい場所はない。難なく五郎沢の出合に到着。
8/24(月)
赤木沢はやはりデート沢のなかでも五本の指に入るだろう。所々に綺麗な景色も広がり、遡行も簡単、詰め上がりも短く、源頭部は草原が広がる。
遡行終了すると一気に雲に覆われる。黒部五郎岳山頂はガスってなにも見えない。しかし、下りの途中で見た黒部五郎のカールは確かに美しい。
8/24(月)
エレキ行動。三俣蓮華岳山頂は朝日と雲海。式典を行う。その後は双六岳を登頂。そこからは新穂高温泉まで怒涛の下り。わさび平小屋付近で小雨が降ってくる。
【まとめ】
今回は柔軟にルートを変更できる行程にしたため、悪天が続く中でも安全に沢遡行を行うことが出来た。
沢と縦走を組み合わせたことで黒部源流を峰から谷へ巡り回ることが出来た。
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