秋新歓ブログvol.3  〜TIME〜

新入生対象

秋新歓ブログvol.3

早稲田大学ワンダーフォーゲル部3年のHです。

「ワンダーフォーゲル」とは”自然を自由に”楽しむというアウトドア活動の一種です。

現在は沢隊として活動しています。

前回のブログで紹介しましたが山スキーも好きです。現在のワンゲルの活動においてスポーツ性の最も強い活動だと思います。(いつの日か、海にもワンゲルのフィールドを広げていって欲しいと密かに願っています)また、誰も今いない山の中、真っ白の雪の上を歩き滑る感覚は山スキーでしか味わえないと思います!
個人的には来月には初めてトレイルランニングの大会にも出るのが楽しみです!

唐突ですがここでつい最近、部則というものが作られたので紹介しようと思います。
新入生が入部前に見ても、堅苦しいイメージを抱くだけだと思いますが(自分だったらそう笑)、OBOG含め部員皆がワンダーフォーゲル部が良い活動をするために作定したものです。一読していただけると嬉しいです!

第3条 活動目的

国内・海外の大自然というフィールドにおいて、開拓性・放浪性という自由な精神・想像力を遺憾なく発揮し、心技体の鍛錬を絶えず行い、全部員でチームワークを磨き、安全な活動を前提として大学生らしくワンダーフォーゲル活動を心底満喫する。このような活動を通して人間力を高める。

いかがでしょうか、ワンゲルとは何か?聞かれたらこれ以上ない答えだと思います。
長くなりましたが、やっと本題に入ります!!
もうしばらくお付き合いください笑



今回は”TIME”をテーマにワンゲルについて少しだけ語ろうと思います。

山で進む時間の流れと日常生活の時間の流れはまるで違います。
山の朝は2~4時に始まり9時には就寝します。
行動中は足元、読図、チームのことを考えていますが、そういう山・ワンゲルのことだけを考える時間ってすごい贅沢な時間の使い方なんです!!
まして幕営地や山小屋に着くと一気に時間の流れはゆっくりになります。
日常生活では常に課題、バイト、その他諸々のことで頭がいっぱいでは無いでしょうか?なんか疲れますよね?
一切思考放棄して自然の中でただのんびりと生活をして歩く”時間”の幸福さはもう凄いです!
そういう贅沢な時間を生み出すために日々、計画書の作成だったり普段のトレーニングが存在するという考え方もできるかも知れませんね。

今年で76年目に突入したワンダーフォーゲル部には、年間方針というものが存在します。
最上級生が1年間、代を取るにあたり部の理念・活動の方針を発表するというものです。
勿論、最上級生に与えられた猶予は1年間しかありません。しかも、ステップアップに必要な合宿は年に大体7回行われるので目の前のことに夢中になっているとあっという間に1年間が終わってしまいます。
だが、発想を逆にすると年間方針の大事さに気づくことが出来ます。
目の前のことに一杯になりやすいからこそ、改めて年間方針が自分たちの軸となって支えてくれるんです。活動の目的は人それぞれですが、早稲田大学ワンダーフォーゲル部として活動することの目的を常に示してくれる、皆が年間方針に沿った活動を目指せる、そんな年間方針を作りたいものです。

少し話が内輪向きになってきてしまったので、今このブログを読んでくれているすべての新入生に向けてメッセージを残したいと思います。

「日本一」サークルの数が多い早稲田大学の新入生にとって新歓はとても悩ましいものです。義務教育が終わり、大学生になった3年前。自身もそうでした。テニスサークル、一つ取っても数えきれない程存在します。
無限に存在するサークル、まして実態もよくわからない中、私もとりあえず新歓をハシゴしましたが選ぶのは難しいですよね。この秋から就活が始まりましたが、企業選びという点で今全く同じような悩みを抱えています。どうやって決めるのがいいのでしょうか?
入部した時点でどの選択肢にも正解は存在しないと私は考えます。
自分が一番可能性を感じる環境を選ぶことが大事だということです。
どこかの組織に所属することで人生が必ず上手くいくなんてことは無いはずです。自分がその組織の中でどうやって意欲的に取り組めるのか頑張れるのか?身を置くことで自分の理想に近づけられるのか、そんな”イメージ”ができるかどうかでは無いでしょうか。

端的にいうと、いかに自分に納得感をもたらすことができるか。です。

全サークルの選択肢を検討するのは不可能です。じゃ限られた選択肢の中でいかに自分が納得できるサークル・部活を見つけるか?これが”新歓”だと思います。

どんな人間に4年間を通してなりたいかそんなことを考えてみると何か見えるかも知れません・・・

まだ20歳の自分が偉そうに語っていますが許してください笑

勿論、ワンゲルに入った時はこんなこと考えてませんでした。テニスサークルの先輩がとある部活に所属していて、何か熱心に向き合っている姿がカッコ良くて部活を探しました。なんとなく”今しかできないことがしたい”と思っていた矢先にワンゲルを見つけ、連絡したのを覚えています。
自分は4年間を通して何かに”向き合う”ことをやりたかったので、今はワンゲルに出会えて満足しています。


先ほど紹介した部則、活動目的の最後に「人間力を高める」とあります。
これは偏見でもありません、ワンゲルの先輩は人間力のある人で溢れています。
何が人間力を育てるのか、それは悩みに向き合ってきた「時間」だと思います。

例えば新入生にわかりやすく説明してみます、、、
「ワンゲルと他のサークルは何が違うのか?」という疑問があるとします。
(ワンゲルの活動を行う上で大事な視点だと思います。)

アウトドア活動をする点だけに関していうと、サークルとあまり変わらないと思います。
でも他のサークルとワンゲル部は違います。
活動の種類(登山・沢・山スキー・自転車・ボート・・・)が多いことも勿論特徴ですが、多分これが答えではありません。
では山岳部とワンゲルの違いはなんでしょうか?
難しい山に行けるかどうかがサークルと部活を分けるのでしょうか?
決してそんなことはありません、勿論トレーニングを積まないと技術力は高まりませんが。
朝練があることもミーティングがあることもいろんなルールがあることもワンゲルを構成する要素の一つですが、
そういう複雑な要素が絡み合ってワンゲルが成り立っているのだと思います。
「ワンゲルと他のサークルは何が違うのか?」
この疑問の答えは一つではありません、一人一人の価値観だと思います。

(答えているようでなんも答えていない気がします・・・)

話を戻します。

”ワンゲル”という自由な部活だからこそ、良い活動とは何か・自分たちはどういう活動をしたいのか、これからワンゲルを繋いでいく後輩に何が伝えれるのか

皆一人一人が悩み続けています!

その悩むことに割いた”時間”こそが人間力を養う大事な礎だと思います!


(うまく最後に今回のテーマ”TIME”を持って来れて嬉しいです笑
今回のブログはどうでしたか?少しでも何か感じていただけたら嬉しいです)

長くなりましたが、全ての新入生が充実した大学生活を送ってくれることを願っています!
もし選択肢の一つにワンゲルがあるのなら是非連絡をお待ちしています

部活を一人一人が作っていく これはワンゲルならではの魅力だと胸を張って言えます

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ワンダーフォーゲル部 3年 H

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

関連記事

最近の活動

コメント

この記事へのコメントはありません。

アーカイブ
TOP
CLOSE