こんにちは、新人のUです!10月6から10日までの4日間南アルプス、その中でも白峰三山と呼ばれる山々にC3で秋合宿に行ってきました。私たちの隊は4日間とも天候に恵まれ、とても充実した山行を行うことができました!
1日目
身延駅で前泊し、バスに揺られて奈良田まで向かいます。そこから1時間林道を歩きやっと登山道へ。この時点でヘトヘトです、、、。登山道に入り最初の方は沢の徒渉が続きました。水の量が増えていたのかわかりませんが、なんで橋がないのか謎なレベルで渡ることが難しかったです。ある先輩は登山靴が浸水していました、、、。
この日はC1地点である大門沢小屋まで沢沿いをずっと歩きました。初日で荷物が重いということもあり大変でしたが上りがそこまでキツくなかった&行程時間が短かったためあっという間に大門沢小屋に到着。南アルプスのリアル天然水が沸いている水場があるとても良い幕営地でした。
2日目
朝、食当を終えて外に出ると、、、
この景色が広がっていました。この日は秋合宿の中で最も行程時間が長く、一気に1200メートルも登るというハードな日。この絶景からこの日を生き抜くためのパワーをもらいました。
、、、、とはいえ大門沢下降点までの登りはこの合宿一辛かったです。大門沢下降点まで行けばもうゴールしたも当然だ!と先輩から励まされながらなんとか到着。やはり稜線に出ると達成感が桁違いです。
ここからは農鳥岳と西農鳥岳を目指します。しかしここまで来ればゴールも当然、、、では全然ありませんでした。重い荷物を背負っているときに岩場を登ることがこんなに辛いとは、、、天気が良いことだけが救いだ、、、と思いながら登りようやく農鳥岳に到着。展望は最高でした。
そして西農鳥岳へ。「コースタイムは40分だからほんとにあとちょっとだよ!!」 ここで先輩による3度目の裏切りが、、、いつまで経っても西農鳥岳らしき山が見えない、、、。今合宿一心が折れそうになった瞬間でした。1時間くらい歩きやっと西農鳥岳に到着。ここまで本当に長かった、、、。怒涛の下りを乗り越えようやくC2地点である農鳥小屋へ。農鳥親父という有名なおじさんに会うことができました。そして出発の時同期にもらったたけのこの里が沁みました。
3日目
この日も朝、食当を終えて外に出ると、、、
この景色が広がっていました。2回目のこのくだりですが、私はこの景色を見て初めて登山の魅力というものを強く感じました。
この日はいよいよ間ノ岳や北岳など3000メートルを超える山々に登るため気合十分で出発。朝日を横目にまずは間ノ岳を目指します。
天気も景色も最高で体がいつもより軽い気がすると思いながら歩き、あっという間に間ノ岳に到着。間ノ岳は3189メートルで日本で三番目に高い山。それだけで一同テンションが上がります。
間ノ岳をあとにし登っていくと何やら他とは違うオーラを放っている山が、、、。そう。この山こそ北岳です。
やはり風格が違う、、、。擬人化したら絶対イケメン、、、。北岳くらいビッグな存在になりたい、、、。そんなどうでもいいことを考えている間に北岳の麓、北岳山荘に到着。見るからにキツそうな上りが目の前に、、、。しかし他の山とは登るモチベーションが違います。頂上で行う式典のため早稲田の校歌を練習しながら登っていくときついながらもあっという間に頂上へ辿り着くことができました。北岳高ーーーい!!!下に雲海が広がっていたこともあってか、まさに天空の城状態でした。
北岳を後にしC3ゴールの北岳肩ノ小屋へ。土曜日だったこともあってかテント場は大混雑でした。そして隣のテントにはなんと東京大学ワンダーフォーゲル部の皆さんが。これにはびっくりしました。秋合宿中どの日も星空がとても綺麗だったのですが、私はこの日みた星空が一番綺麗に感じました。
最終日
この日は怒涛の下りです。ですが最終日、気合十分で出発します。そしてこの日も朝焼けが綺麗でした、、、。
とにかくひたすらに下ります。細かい石が多くある場所は滑りやすくて怖かったのですが最後の方は下りにも飽きて脳死で下っていました。そしてついに広河原の立て看板が、、、
こうして無事4日間にわたる秋合宿が幕を閉じました。
きついこともありましたがそれ以上に綺麗な景色をいっぱい見ることができ、登山の本当の魅力、素晴らしさを存分に感じることができました。秋山とてもよきです、、、。次は冬、、、どんな活動ができるのか今からワクワクです!
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