はじめまして、新人の實野です。
授業があったため新歓合宿に参加できなかった代わりに、5月16,17日にかけて女子先輩4人と東京都で一番高い雲取山へはじめてのフォローワンダリングに行きました。色々と自分の準備の甘さが実感できた機会となったけれど、天気予報とは裏腹に最高のコンディションで登ることができて良い思いでとなりました。
登山道入り口に着いたのは夜の7時45分ごろ、雨がぱらぱらと降っており、暗い中トイレに駆け込み雨具とヘッドライトを着用する準備をしなくてはなりませんでした。そこで自分のヘッドライトに電池が入っていないことに気が付き、慌てて電池を入れたけれども、そのせいで遅れをとってしまい、きちんと確認すればよかったと反省をしました。
テントの中での食当も、久しぶりにやったので水の分量や野菜の切り方を忘れていて何度も先輩に注意を受けてしまいました。長袖も着用していたが何度も軍手から手首が出てしまい、これからはもっと袖の長い服を着用しようと思います。食後のティーパーティーも初めて練習し、その日は11時過ぎに就寝しました。
次の日は4時起床で6時から登山を開始。開始そうそう、サルの集団に出会い、アメリカではリスが多くいるけれど日本にはサルがいるのかと驚きました。登り始めはなんとか大丈夫だったけれど、2回目のレーション後は正直だんだん体力的にきつくなってきました。特に七ツ石山の山頂前には急な坂道があり、原先輩のはやいペースに追い付くので必死で、雲取山山頂前の坂道はもっと大変で「これでもか!」と思うぐらい坂道が続きました。
登りはやはり辛いことも多いけれど、すれちがう人に挨拶をしたり、景色を楽しんだり、歌を歌ったり自分の好きなお菓子を食べたりと小さな楽しみが心の支えになります。さらに先輩からは、楽な歩き方、ザック調節、マップの見方など普段利用しない技術を学び、歩き方やザックの調節の際に、少しの変化を加えただけでも愕然と楽になったので、山ではそのような些細な工夫の積み重ねが大切だと感じました。
雲取山の山頂に着いた時は今まで苦労してよかったと思えるくらい眺めがよかくて、さらに先輩から差し入れでいただいたポカリスエットやメロン、ゼリーを山頂で食べると普段より何倍もおいしかったです。
行きは5時間かかった道を帰りは3時間で下るという速いペースで戻りました。自分だけ小走りしていて、先輩達はどうやってそんなに速く歩けているのか不思議に思いまいした。最後のほうは太ももに力が入らないうえつま先が痛くなったけれど、ここまできたら休まず行くしかないと言い聞かせ先輩の後を追うので必死でした。
出口に到着後、山頂の時とは違う達成感を味わい、バスと電車に乗って帰宅しました。疲れて食欲がなかったけれど、初めてのワンダリングが怪我なく成功してよかったと思いました。錬成合宿に向けてさらに体力をつけて頑張りたいです。
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