【メンバー】3年N 2年K 2年I
【目的】伊豆大島を楽しむ Iの復活
【行動詳細】
まず、結論から。伊豆大島めっちゃ楽しかった。楽しむ自転車w-ingをするならおすすめ。体験で行ってもいいかも。これを見た後輩は是非行って欲しい。上りもかなりある(初日は1400m)ので緩すぎない。ゲストハウス使うといい。テント泊するなら早めに申し込まないといけない。お金はかかる。とりあえず、伊豆大島おすすめ!
10月31日21:00竹芝港集合 今回のw-ingは船を使う。私のワンゲル史上初である。船に乗ることなんて中々ないので始まる前からワクワクしてた。フェリー代は往復で8000円弱。高いて。自転車は袋に入れてそのまま乗船できた。荷物の大きさに制限があるとホームページに書いてあるが、実際はそのように大きさをはかることはなかった。
いざ出航。船内は電波が通じない。この日の夜は気温が丁度良かった。そして船から見る東京の夜景、これが凄い。圧巻。東京ってやっぱりすごい。キラキラしていた。乗る前からとても楽しみにしていたが、想像以上によかった。シンプルに夜景観賞として価値が高い。途中でレインボーブリッジの下を通過するのだが、これも楽しかった。
船内には端だけコンセントあり。幸運にも私は端だった。Kは違ったらしい。一番安い席をとった。寝れる床と枕があった。めちゃくちゃ寝れた。
11月1日6時伊豆大島到着 甲板に上がると、綺麗な朝焼けと、それと対照に黒くておっきい伊豆大島が見えた。港は思ったよりも小さい。島は思ったりよりもゴツゴツしてて、高さがある、火山島だからかな。昔みたアニメ「桃太郎」の鬼ヶ島みたいな印象。東京大島間の航路は2つの港(元町、岡田)を利用する。波の様子で、どっちの港かは当日決まるので、ホームページの確認は必須。ほぼ岡田港らしい。この日も岡田港だった。港としては元町港のほうが大きい。元町は大島で一番大きな町。
6:30岡田港出発 初手から急坂。坂の途中にサルが8匹くらいいた。もう自然豊か。地元の人が道を教えてくれたり、挨拶してくれる。「ここが私のふるさとか。」と錯覚してしまうほど、温かい島。将来はこういう所に住みたいものだ。
三原山登山道を使って三原山へヒルクライム。これがきつい。幕営装備持ってたら終わってたかも。Iは、ワンゲルでは初の自転車活動。また彼は冬にスキーでケガをしてしまい、これが復帰初のw-ingだったので、かなりきつそうだった。長袖長ズボンで、めちゃ暑そうだった。滝汗を額に宿してた。一方、Kは知らぬ間にズボンに茶色のフンを落とされていた。めっちゃ萎えてた。しかし、彼は普通にそれを触ってて、私はめっちゃ引いてしまった。ワンゲルに染まりすぎて、衛生観念を失ったか。
8:15三原山展望台到着
長くてきつかった。しかし展望は最高。樹林帯越えると、一気に視界が広がった。左に三原山、右に太平洋。三原山はスケールでかい。海の果てに富士山も見えてテンション上がった。
せっかくなので、少し散歩。同時刻に韓国からの留学生グループ(高校生?)が来た。発音とかが日本語とそっくり、見た目もそっくりではじめは日本人かと思った。隣人。日本に来て、伊豆大島のチョイスとは中々渋い。とても楽しそうだったので、こちらも嬉しくなった。
展望台からの三原山は「秘境」という感じ。大きくてのっぺりしている。見たことのない山の形だ。植生は南国の雰囲気。
さすがに三原山頂上まで行くのは躊躇われたのでパホイホイ溶岩まで歩く。パホイホイが何を示すか分からないが、とりあえず名前が面白いので、そこまで歩いた。三原山まで舗装された道が続き、歩きやすかった。15分ほど歩いて到着。よく分からんがグニャグニャしてる溶岩だった。パホイホイしてた。周囲は火山灰に覆われた荒野。まさにウィルダネス。
お店が9時開店と聞いていたが、閉まっていた。残念がりながら自転車に戻るとフレームバッグの中身が散らかってる。カラスだ。ヤツのせいだ。夏合宿でもヤツにフロントライトを破壊された。
10:00泉津の切通し 三原山からは御神火スカイラインで下る。カーブ多めで急。でも景色がいい。海に飛び込んでいくような感覚があった。下った先は元町。大きな町だった。ちなみにこの島にはコンビニは存在しない。個人商店などがある。泉津の切通しは島の北にある。はじめは普通に素通りしてしまった。右をよく見ないといけない。切通しは切通し。写真通りで特に驚きは無かった。秘密の小道みたいな感じで、少年時代なら歓喜していたかも。年を取った。切通しの間に立つなどして、遊ぶ。おそらく切通しを最大限に楽しめた。
10:40大島公園動物園 ここまでアップダウンがあった。この島に来てからずっと坂を上っている気がする。私は島のイメージとして「道が平坦」というのがあったが、これが崩された。大島公園には椿が有名な植物園があったり、海岸沿いの遊歩道がある。椿の博物館には変わった名前の椿があった。そして動物園がある。しかも動物園は無料なのだ。無料。凄い。「なんで無料やねん」という感じで、むしろ怖い。どうやって成り立っているのか気になる。都が経営しているだろうが、無料にする意義は何なのか。
無料だからといってクオリティが低いなんてことはない。海が見える動物園というのは新鮮だった。また溶岩を巧みに利用したフィールドや、背後の山を際立たせる配置など、こだわりが素人目にも分かった。動物もたくさんいた。レッサーパンダが特に可愛い。Kもかなり惹かれていた。さすがに自分の家の犬には劣るらしいが。
一通り回った所で休憩。なんだか眠くなってしまって皆でベンチに寝た。30分ほど睡眠。しっかり休憩した所で、本w-ing最大の難所へ。
13:00裏砂漠到着 最大の難所とは、裏砂漠へ向かう「月と砂漠ライン」である。とても素敵な名前の道だが、えぐい急坂。あと道もぼこぼこしていて走りづらい。Iは流石に途中で脱落。手押しで進む。この時点で自己最高の獲得標高だったらしい。お疲れ様でした。一方Kは漕ぎ切ったらしい。凄。
舗装道路は駐車場で終わり。そこから砂漠へは歩いて向かう。ちなみにこの裏砂漠は、日本唯一の砂漠らしい。鳥取のやつは砂漠ではなく砂丘なのだ。西早稲田のピコピコポンが美味いとか、ラーメン二郎巡るw-ingをやったらおもろそうとか、そういう話をした。裏砂漠到着。黒くて、広くて、虚無。火星みたいな景色だった。火星行ったことないけど。開放感がある。見たこと無い景色で、新鮮だった。アクセスは大変なのだが、一見の価値はある。ここで雨が降ってきてテンション下がる。黒の大地と灰色の空、世界の終わりってこういう感じなのかもしれない。
14:00筆島 ダウンヒル。かなり上ったことを実感する。下ってすぐに筆島に着いた。海にポツンと立つ筆状の岩だ。孤高な様子と、島側の断崖絶壁、荒れる海、独特の雰囲気があった。そこからは平坦な海岸沿いを進む。波浪港へ向かう。港には見晴台があって、いい感じだった。商店で各々炭酸とポテチを買う。すぐに食べる。当然うまい。
15:30青とサイダー 青とサイダーとは何か、神ゲストハウスである。ゲストハウスを使うのは人生初だった。想像以上に綺麗。あと青を基調とした内装がおしゃれ。そして立地が素晴らしい。波浪港にあるのだが、少し歩いたらコロッケ屋さん、ラーメン屋、たい焼き屋がある。港を見下ろせる小道も近い。周囲の街並みは古くて雰囲気があって、歩いていて楽しい。まずコロッケを食べにいった。ここのコロッケはとても有名らしい。美味しかった。その後たい焼きを食べる。明日葉を使ったものを食べた。明日葉、全く聞いたことが無かったのだが伊豆大島の名産らしい。大島中の飲食店で提供されているので、完全に名前を覚えた。味はよくわからなった。その後、ゲストハウスでシャワー、爆睡。w-ing中にシャワーを浴び、寝転んでyoutube視聴。気持ち良すぎる。
夜ごはんは徒歩一分のラーメン屋「Kui」。担々麺専門店。お値段は少し張るがとても美味しい。伊豆大島の名産品をふんだんに使った独特の担々麺。優しい味わいだった。しかし青唐辛子の入れすぎは注意。よくわからず、一気に食べたらめちゃ辛くてせき込んでしまった。
帰ってからも寝転ぶ。洗濯機があったので今日の服を洗濯。その後就寝。今日はウレタンマットではなく、布団で寝る。本日の行程、50㎞、1500up
11月2日8:00出発 朝ごはんはカップラーメン。キッチンがあったので湯を沸かせた。今日の天気は昨日と違って悪い。青とサイダーを8時に出る。5000円ほどかかったが、それだけの価値があった。
8:30地層大切断面通過 大島の名所の一つ。ミルフィーユに例えられることが多いがまさにそれ。崖も高さがあって迫力ある。ただ雨が降っていたので爆速でスルー。
9:00元町港到着 前述の通り、どちらの港から帰りのフェリーがでるかわからないのでここで一旦止まる。海入りたかったので海へ。ただ悪天で大荒れ。濡れて寒いのもあって気が削がれた。止まっていると雨が強くなってきた。ここで二人を待たせてしまう。すいません。Iはなぜか雨具を着ておらず、とても寒そうだった。屋内で休みたい、どうせ岡田港だろうということで先へ進む。
10:00ぶらっとハウス サンセットパームラインを経由した。本来なら美しい青の海が見れるはずだが、灰色の海と空。テンション下げつつぶらっとハウス。ここは空港近くにあるお土産とかスイーツが売っている。アイスを食べた。椿の花びらジェラート(うろ覚え)とソフトクリームを食べた。ソフトクリームは濃厚。ジェラートは、、椿の味がよくわからなかった。何となく香りがあってほんのり甘い気がしたようなしてないような。
12:00岡田港 ここでゴール。この日は25㎞ 400m upだった。出航は二時なので着替えたり、スマホいじったり、ごはん食べたりした。港の前に食堂があったので、そこへ皆で行った。私は明日葉の天ぷらとウツボ蒲焼丼を食べた。とても美味しかった。14時半のフェリーで帰京。船内ではほぼ寝てた。電波通じないので寝るしかなかった。東京ではウミネコ?が帰りを歓迎してくれた。
またいつか伊豆大島に行きたい。
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