期間 | 2010年7月18日 |
地域 | 大弛峠 |
メンバー | L田中 SL大池 佐藤(理) 熊瀬川 |
主旨 | 自転車活動・いざダートの聖地へ、いざ日本最高峰の峠へ! |
17日 穴山駅SB |
現地集合ということで、各々が終電までに到着するように出発する。皆乗っていた電車は同じだったらしく、到着後皆で自転車を組み立てる。去年の麦草峠PWで泊まった、駅の近くの公園まで移動。真っ暗な中ライトのみでの移動は、ほんの3分程度だったが、中々スリルがある。公園の中も真っ暗で、到着後すぐに就寝。明日は朝早いということで、早く寝なければならなかったが、私は初めての本格的なダートそして、獲得標高2000m以上のアップという行程に緊張して中々寝付けなかった。こんな気持ちは新人の時以来だった。 |
18日 穴山駅-r619-r605-R141-南清里-野辺山-r68-川上牧丘林道-大弛峠-r210-JR塩山駅 |
朝4時起床。しかし朝早すぎて、まだ日が出ていない。20分程度様子を見て、明るくなってから、体調・団パイチェック、体操、出発。漕ぎ始めてすぐは少し下った。これから登るというのに、あまり標高を下げたくないなと思いつつ、コンビニで一本。そこで、飲み物やレーションを買う。コンビニを過ぎてからはひたすら登る。といっても、そこまで傾斜は急じゃない。登っているのは、確実だが、スピードメーターを見ると、17~20km。良いペースだ。とっても長一本、およそ1時間45分くらい漕ぎ続けてコンビニに到着。ここのセブンは去年も来たところだ。しかし、去年は2本以上かかっていた。やはり、上級生だけということもあってペースは早かったのだろう。 その後も少し標高を上げてJRの最高地点に到着。ここで、写真を撮る。幸せの鐘があったので、鳴らす。朝早かったので、住んでいる人に悪いと思ったがせっかくここまで来たのだから鳴らしておきたい。理沙・熊瀬川は鳴らすのに手間取って中々上手く鳴らせなかったが、L田中は上手かった。大池は余り興味がないようだ。ここで、電車が通過する。運が良かった。写真もばっちり撮れた! そこからは下りが続いた。少し下って、JRで一番高い駅、野辺山駅に到着。きれいな駅だった。少しトイレ休憩を取って再出発。下りは気持ちが良かった。何と言っても天気が良い時の八ヶ岳周辺の景色はきれい。68号線に入って、ほんの少し急な登りを登って、1200mの大蔵峠はあっという間に越える。この先で一本。ナナ―ズというスーパーだったが、朝早すぎて開いていない。しかし、自動販売機がたくさん並んでいるので、ここで飲み物を買う。たまに見る「?」マークの飲み物。値段が80円と他のものより安いので、田中と熊瀬川が買ってみる。2人揃って、コカコーラゼロだった。中身は全て同じだったらしい。ここから先はコンビニがないということで、飲み物を多めに買う。 その後もずんずん登って、狭い道に入る。いよいよ9kmのダートが始まる。ダートが始まったところで、一本取ったが、止まってみて気付いた。ここは虫が多すぎる。しかも、噛んでくる虫だ。止まったら襲ってくる。思わず私は雨具の下を履いた。暑いなんて言っていられなかった。 想像した通りキツイダートだった。初めはオーダー通り漕いでいたが、バランスを崩すと止まってしまう。一度止まったら漕ぎ初めも大変だ。だから、皆順番なんて気にしていられなかった。各自自分のペースで登って、離れてしまったら、一端自転車から降りて、休みながら待つしかない。田中が声を掛けながら、離れすぎないように登る。登っている時も、虫がひどかった。一人に付き30匹はいるだろう虫が付いてくる。目の前を飛ばれると漕ぐことに集中できないし、払うために片手を離したいがダートだから、バランスを崩すのが怖い。本当に嫌だった。熊瀬川は狂った人のようにウォーと叫びながら登っていた。その気持ちは良く分かる。途中で何度が休憩するが、その時も虫が襲ってくる。しかも暑い。ダートはかなり大変だった。途中で皆水が無くなってしまい、沢(小川)の水を汲む。隣に川が流れていて本当に良かった。途中、熊瀬川のペースが急に早くなる。本人曰く、何も考えずに30分漕ぎ続けようと決心したらしい。しかし、あとちょっとというところで車が来て、避けた時に転んでしまったらしい。かわいそうに…。 7kmは皆、漕ぎ通した。上の方はもっと傾斜、ダートが厳しくなり、残りは理沙・熊瀬川押していくことにした。大池も少し漕いでは歩きの繰り返しだった。しかし、大池は細いタイヤでよく漕いできたなぁと感心した。正直、私は自転車を跨ぐ力が起きなかった。しかし、押すのもまた、大変だった。2kmなのに、傾斜あると自転車が重い。いつ着くのかいつ着くのかと思いながら、歩いた。登山客が上から歩いて降りてきたときに、「よし、あの人にあとどれくらいか聞こう。」と思ったが、前を歩いていた大池も同じことを思ったらしく、聞いてくれた。あとほんの少しらしい。言われた通り、ゴールが見えた。ここで大池は再び漕ぎ始める。田中は意地で9km自転車を押すことなく全て漕ぎ通した。田中、大池、熊瀬川、理沙の順に到着。峠の頂上を境に道路が見事に舗装されていた。日本最高峰の峠のはずが、そのことをあまり主張していないなぁという印象を受けた。 しばらく休憩して一気に下る。40kmずっと下りというのは中々経験できるものではない。気持ちが良かったが、ブレーキで手が痛くなる程長かった。しかし、頑張った後の最高のご褒美だった! 一本で塩山駅まで到着。皆くたくただった。自転車を置いて直ぐ飲み物を買いに行く。そして打ち上げ。いつもだったら、じゃんけんでお店を決めるのだが、じゃんけん出来る程の数のお店がない。結局塩山駅では定番の定食屋に入る。おいしかった。成果/反省 ・かなりキツイ行程を経験したことで、上級生のレベルアップに繋がった。 ・ダートを経験することで、これからの活動の幅が広がった。大変だったが、ダートの楽しさも知ることができた。 ・ダートでは、オーダーを守るのが大変だということが分かった。離れすぎずに漕ぐための具体的な方法を考えた方が良い。 ・熊瀬川は自転車の経験がまだまだ浅い部分がある。しかし、他の上級生に劣らない程の体力・実力があることを確認できた。 ・比較的タイヤの細い大池・サスペンションの付いていない田中もしっかりと漕げていた。 MTBではなく、クロスバイクでもダートに対応できることが分かった。しかし、実力のある 2人であったため、新人を連れていく際などは、やはりMTBの方が良いだろう。 ・ダートを登る経験は出来たが、下る経験は出来なかった。次回は下りを経験する必要がある。 |
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