72代錬成合宿 八ヶ岳隊 2021/6/6-11

登山・縦走

こんにちは。新人のSです。錬成合宿として八ヶ岳の蓼科山から赤岳まで縦走をしました。錬成合宿とは錬成し成長を企図する合宿です。

錬成合宿前日に茅野駅で前泊。翌日からの辛い合宿のためにしっかり寝て体力を蓄えました。

翌日はいよいよ蓼科山に向けて出発。一気に800m登るということもあり、とても大変でした。しかし山頂付近は晴れており景色は良かったです。

この時点で疲れ切っていましたが本当にきついのはここからでした。その後双子山に登るのですがここで先輩二人に挟まれ全速力で駆け上がります。登り切った時には放心状態でした。しかし一番危険なのは下り。気を引き締めて下山しました。

無事幕営地に着きました。足や腰や肩などが痛かったものの、3分以内にテントを立て50分以内に食事を作り就寝出来ました。

2日目は3つの山頂を超えました。歩きながらも山座同定や読図を頑張りました。まだ痛みが続いており精神的にも辛かったものの先輩が荷物を持ってくださったり同期が励ましてくれたお陰で何とか幕営地までたどり着けました。この日も一日晴れて景色が良かったです。

この夜、明日同期と先輩の二人が怪我のため離脱することを聞きました。怪我の状態がとても心配でしたが、2人とも残りの行程を頑張るように励ましてくれてとても勇気づけられました。

3日目は先輩方が怪我人を病院に送るため1日freeでした。白駒池の美しい風景のお陰で体力を回復させることが出来ました。

4日目は2時起床です。昨日休んだことにより気分は少し良くなっていました。ニュウを駆け上がり東天狗岳へと向かいました。途中危険なところが多く慎重に進んでいきました。縦走らしい景色をたくさん見ることが出来ました。

登りと下りを繰り返し足と肩の痛さが限界に達しようとしていた頃、さらに荷物を増やして追い込みをしながらノンストップで350m登ることを伝えられます。全力を出して登り、あまりの辛さに倒れてしまいそうになったが道中で出会った登山客や先輩が励ましてくださったお陰で何とか頂上までたどり着けました。間違いなく一番辛かったです。

その日の夜は一番疲れていましたが、翌日帰れるということもあり、気分は前日より良かったです。

5日目の朝も晴れていました。3時に起きて出発しました。この日は特に危険なところを通るのでいつもよりも慎重に登りました。一段一段の段差が大きく足にかなりの負担がかかりました。

そしてついに赤岳山頂に到着!これほど達成感を感じたことは無かったです。景色も最高でした。

そして先輩が持って来て下さったスイカを頂きました。こんなに重いものをずっと持ち歩いていたなんて本当に凄いです。

しかし、一番気をつけないといけないのはここからの下り。行者小屋まで最大限慎重に下りました。足首がとても痛かったです。しかし、先輩が降り方を丁寧に指導して下さったお陰で無事小屋までたどり着けました。

小屋からはひたすら下り。山頂からゴールまでは1400mダウンです。あまり疲れはしないものの非常に足首が痛くなりました。そして林道に出て残りの2キロは猛ダッシュ。先輩は余裕で走っていてどこにそんな体力が残っていたのか不思議でした。尊敬します。

梅雨の時期にもかかわらず、5日間毎日晴れていて雨が1回も降らなかったのは奇跡のように感じます。本当に良かったです。

これからも日々の練習を全力で頑張り成長していきたいと思います。安全を第一に考え厳しく指導し、励まして下さった先輩方、本当にありがとうございました。

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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