240601ウルシガ谷沢右㑨↑左㑨↓

沢登り

【目的】沢の遡下降経験を積む

【メンバー】L4年髙橋,SL73代大佐古さん

【行動省察】

詳細はこちら↓

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6870060.html

武蔵五日市駅に集合し,数馬行きのバスに乗車する.本日のメンバーはOBさんと私の2人のみ.笹平バス停で降り,近況報告など話しながら45分くらいの林道歩きをする.地形図上で林道が終了しても,作業道が奥まで続く.作業道が右㑨へ行ってしまうまでは作業道を歩く.

入渓後は小さなゴルジュ帯を過ぎてすぐに核心の3段の滝に到着する.「3段の滝」というネーミングは自分が勝手につけた.今回使ったトポには,2段2条12m,8m,4mと書いてある.8m滝は2段っぽいので「4段の滝」と呼んだ方が分かりやすいかもしれない.

登攀グレードはⅢと言われているが,自分としてもそれくらいだと感じた.8m滝の上部はハングっぽくて少し難しいが,それ以外はホールドも足場もしっかりしていて持ちやすい.1ピッチ目はカムを1つ決めて中間支点に取り,2ピッチ目は残置ハーケンを1つ使った.

3つの滝を1ピッチで超えるには30m以上のロープが必要だろうが,2ピッチに切った方が良いと思った.1ピッチ目終了点は広くて作業しやすいし,登攀者を見やすいので.今回は2ピッチで登った.

その後はいくつか快適に滝を登ると急に小さなナメ歩きになる.

だんだん詰め上がりの雰囲気が出てくる.↓は落ち葉のラッセル地帯だが,今は季節的にラッセルにはならない.

詰めっぽい詰めは少ししかない.序盤から稜線の林道っぽいのが見えていて快適.土は水はけのよい柔らかめのもの.

地形図に記載はないが,ウルシガヤノ頭をぐるっと巻く作業道があり,左手は木がなければ眺望がよさそう.

下降開始点にはそこまで迷わない.傾斜は大してなく,軽くキックステップしながら降りた.

その後はぱっとしないが,10m滝では教科書通りの懸垂下降をする.岩にぬめりがあるので注意して降りる.今年は夏合宿で全装での懸垂下降をするつもりでいるので,試しにザックを背負わずに降りてみる.思っていたよりもしっくりきた.

その後はクライムダウンのみで下降する.一か所クライムダウンが難しい滝があったので,初心者がいる場合はそこでも懸垂下降をしてもよいと感じた.実際そのような記録をどこかで見た気がする.

行きも通った林道をまた歩いて12:15に笹平バス停に到着.その数分後にバスが来て,今回は全てが素晴らしいテンポで快適に終わった.

【計画省察】

今回は台風1号の接近により沢の増水が懸念されたため,増水しにくい水系を探し,遡下降できる沢を探した.ウルシガ谷沢はトポでは右㑨2級となっているが,個人的な感覚では3段の滝が難しいので1級上という感じだった.これは色々な記録で書かれていて事前に知っていたので,やっぱりそうだったなということで安心した.

水量は少ないなと思った.3段の滝の8m上部で濡れるが水圧は感じない.今後,沢体験の次のワンダリングで使ってみても良いかもしれない.懸垂下降を実践できるのもポイント高い.

【感想】

早稲田ワンゲル未踏の地,ウルシガ谷沢に行ってきました.トポにグレード2級と書いてあって緊張していましたが,思っていたより易しくて快適で,良い所を発見したなと思いました.by高橋

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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