75代年間方針『成長』

 

2021/3/27高田大岳w-ing

山スキー

【メンバー】

3年 L佐藤 SL新居 

2年 大佐古

【行程】

7:05 酸ヶ湯温泉発

7:55仙人岱ヒュッテ

9:20小岳

10:35高田大岳

11:30小岳

12:05酸ヶ湯温泉

【詳細】

ピーカンの八甲田。酸ヶ湯にはちらほらスノーシューを履いた登山者がいる。3年2人は酸ヶ湯温泉を堪能し、大佐古は春合宿から起算してC5を決行した次の日。天気がいいのでヤッケは行動開始と同時に脱いでしまう。気温は2℃程度。

酸ヶ湯からの登りは春合宿と一部異なり、地獄谷沢を上がる。カール状になっているので非常に歩きやすい。雪崩地形ということで10m程度間隔を取りながら、上がっていく。春合宿時の約2倍のペースで歩く。

地獄谷沢を登る!

仙人岱ヒュッテを早々に過ぎ、小岳を登る。小岳までの登りは樹林帯でルーファイに苦労する。ただ後述の高田大岳の登りよりはまだスキーを差し込みやすい。小岳頂上は風が強く吹く。これより西に山がないためだろう。小岳からの下りは非常に滑りやすいオープンバーンが広がっている。ここの斜面のためにもう一度八甲田に来てよいレベルである。

高田大岳の登りは中腹までが濃い樹林帯の一方で、そこから上がシュカブラになっている。樹林帯は小岳よりも密集しており歩きづらく、シュカブラは固いうえ、傾斜もついてくることから非常に登りにくかった。新人がいる場合は撤退していただろう。少し手こずりながらも何とか高田大岳に上がる。ここからは岩木山、陸奥湾、十和田、野辺地、そしてわが青森が見えた。また対岸にはうっすら山並みが望め、たぶん北海道だったのだろうと思う。2人も春合宿のルートがすべて見ることができたということで非常に喜んでいた。

高田大岳登頂!

下りは登りよりも慎重に下った。滑落に注意しながら、横滑りで降りていく。ピーカンだったからよかったものの、吹雪いていたら危険だったろう。小岳の登りは非常に暑かった。照りつける太陽に反射する雪面。小岳は朝と変わらず西風が強かった。

県民のふるさと:岩木山と八甲田

そこからは30分で酸ヶ湯に下っていく。大岳や仙人岱ヒュッテを横目に樹林帯を抜け、今回の白眉地獄谷沢へ。自然のハーフパイプといったところで非常に滑りやすかった。トップの大佐古を数回止まらせ動画を撮影する。春スキーの趣を感じながら爽快なオープンバーンとツリーランを楽しめた。

酸ヶ湯温泉北斜面の雪崩

八甲田は短期集中で味わえる最高の山である。是非今後のワンダリングでも行ってほしい。下山後酸ヶ湯温泉で待機していると、温泉の北にある斜面でボーダーの滑走後小規模の点発生雪崩が観測された。雪崩の危険性が比較的少ない山ではあるが、地形・天候によってはやはり危ないのだと肝に銘じたい。

佐藤

 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

関連記事

最近の活動

コメント

この記事へのコメントはありません。

アーカイブ
TOP