240614-19 75代錬成合宿八ヶ岳隊

活動報告(山)

【目的】長期縦走での歩行技術,幕営技術の養成

【メンバー】4年:L FKC,SL FJT,TKHS.3年:NKMR,YMZK.2年:KMT,HSM.新人:NKMR.計8人

【ルート】

実行ルート

【行動概要】

6/14(金) 移動日:高田馬場駅=茅野駅

6/15(土) 1日目:茅野駅=女神茶屋S-蓼科山-大河原峠-双子山-双子池ヒュッテC1

6/16(日) 2日目:C1-亀甲池-北横岳-坪庭-雨池峠-縞枯山-茶臼山-麦草峠-丸山-高見石小屋-白駒池C2

6/17(月) 3日目:C2-ニュウ-中山峠-東天狗岳-夏沢峠-硫黄岳-赤岳鉱泉-行者小屋C3

6/18(火) 4日目:停滞

6/19(水) 5日目:C3-中岳分岐-赤岳-赤岳展望荘-地蔵尾根分岐-行者小屋-赤岳鉱泉-美濃戸山荘-美濃戸口G

【行動詳細】

6/14(金) 移動日

17:30に高田馬場駅に集合する.JRの学生割引乗車券を利用するため,高田馬場→新宿→大月→茅野とJRを使用して移動する.

6/15(土) 1日目

6:00 茅野駅のロータリー前に再集合.10分ほど前にはアルピコタクシーが待機してくださっていたおかげで,ジャンボタクシーにスムーズに乗り出発することができた.タクシーには30分ほど乗り、女神茶屋に到着.

6:50 女神茶屋S.ほとんど同時にスタートした大学生グループとともに?(抜かしてもらったり,先を譲ってもらったりして)登る.また,土曜日かつ天候に恵まれたからか他の登山者も多い.

蓼科山山頂

10:30 蓼科山山頂に到着.山頂付近は広く,多くの登山者で賑わっていた.蓼科山荘への下りは,急な下りに慣れていない新人の様子を見ながらのため,また登ってくる登山者も多いためゆっくり進む.

蓼科山から蓼科山荘への下り

13:30 双子山山頂到着.大河原峠から双子山までは緩やかな登りであるため,ペースを上げてすいすい歩いた.

14:50 双子池ヒュッテ(C1)到着

6/16(日) 2日目

5:00 出発.亀甲池を通り,北横岳へ向かう.亀甲池から北横岳山頂までは400m以上の連続した登りであり,体力的に負担がかかる.

7:30 北横岳山頂到着.山頂は風が強く,汗冷えを感じる.山頂付近では電波が通じ,6/18(火)の天候はやはり悪い.

坪庭への下りで,新人NKMRが足首の痛みを訴える.下りで足首を内側に捻り,外側の靱帯を痛めた様子.テーピングを施し,足首の固定を試みる.また,装備を軽くして悪化を防ぐ.

足首を動きを制限するテーピングを試みる

坪庭から,雨池峠-縞枯山-茶臼山-麦草峠へ進む.この間にもすれ違う登山は多い.

麦草峠 国道299号線を横切る

高見石から見える白駒池

14:00 青苔荘(C2)到着

6/17(月) 3日目

5:00 出発.ニュウに向かい歩いている途中,新人NKMRが転倒した際に,使用していたストックが倒れていた丸太に接触.荷重がかかったためストックが曲がってしまった(このストックはC3地点で歪みを矯正しようとするが,完全には直らなかった).

7:30 ニュウ到着.山頂は岩場になっており,ザックを置いて山頂に向かう.風が強く吹いていて,2年KMTの帽子が飛ばされてしまう.

稜線上の岩場の通過時には,慣れていない新人のため装備の重量を調節して進む.

9:00 東天狗岳山頂到着.八ヶ岳を南下していくうちに,ごつごつして急峻な見た目に変化しているのを感じる.

東天狗岳からの下り

11:30 硫黄岳山頂到着.夏沢峠から硫黄岳まではペースを速め一気に登る.山頂は晴れていて,南アルプスや北アルプスを眺めることができた.

14:10 行者小屋(C3)到着

6/18(火) 4日目:停滞日

6:00 起床.この日は天候が悪いため,行者小屋のテント場で停滞する.テント内は一部浸水していて,ザックやシュラフが濡れている.ビニール袋を使用して防水を施し,被害を減少させる部員もいた.

9:00ごろ,行者小屋の方がテントまで来て下さり,小屋内に来るようにおっしゃった.テントを張った場所が,土砂崩れが発生した際に巻き込まれる位置であったようだ.そのため,雨が強い間,小屋内に避難させていただいた.

行者小屋-美濃戸口までの下山ルートは,北沢を通るものと南沢を通るものがある.南沢で下山するルートは,増水すると沢渡渉の難易度が高くなる.対して,北沢で下山するルートは木製の橋が多く架かっており,沢が増水しても比較的影響が少ないルートであった.したがって,予定ルートを変更し北沢を通って下山することとした.行者小屋の方には,沢が増水していることも助言していただき,行動判断の参考にさせていただいた.

下山ルートを変更したこと,タクシーの時間により12:30までに下山したかったこと,雨で地面がぬかるみ行動が遅れる可能性があること.以上を考慮して,翌日は4:00に行動開始することとした.

6/19(水) 5日目

4:00 出発.テント等の幕営装備や鍋等の食事に関係する装備はテント内に残して行動する.はじめの30分ほどは薄暗く,ヘッドランプを付けて行動した.地面は思ったよりも乾いており,歩行に支障はなかった.

5:30 赤岳山頂到着.晴れていて,山頂は展望が良く360°見渡せる.各自写真を撮りゆっくり過ごす.

赤岳展望荘へ向かう途中,4年FJTの登山靴のソールの一部がはがれた.今は廃盤となっているらしい,アンドリューのアンテラオ.赤岳展望荘ダクトテープを巻きソールをくっつける.

7:30 行者小屋到着.テントや残していった装備を回収し,北沢経由で下山するため赤岳鉱泉へ向かう.

8:10 赤岳鉱泉到着.学生の集団が赤岳鉱泉にいた(学校行事?).

北沢の様子

9:20 堰堤広場到着.堰堤広場からは林道となるため歩きやすい.この辺りで電波が入り,タクシー会社と電話することができ,帰りのタクシーを予約する.

堰堤広場

10:30 美濃戸口G.タクシーの到着まで1時間あるため,各自が休憩したり湿った装備を乾かしたりして過ごす.

11:50 茅野駅到着.解散後,とはいえ全員で銭湯に向かい,その後ご飯を食べる.

【感想】by新人

錬成合宿は自分の環境を見つめ直す機会になりました。錬成合宿前は新人のテストに失敗したり、勉学の方も回せておらず、2年生に支えてもらいながら錬成合宿に臨みました。錬成合宿中は、自分の普段の生活がどれだけ豊かなのかを痛感し、色んな人に会いたいと感じました。とても長かった錬成ですが、過去や現在の自分を振り返り、これから自分は何をすべきなのか、何がしたいのかを考えるいい機会になりました。また、錬成合宿を通して、2年生を中心に多くの上級生に支えてもらって、無事に終えることができました。本当にありがとうございました。

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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