同期と初めてのサシ飲みは山でした

日常・感想

コミュニケーションと酒の「飲み」を併せた造語として「ノミニケーション」という言葉を最近耳にします。

「最近の学生は酒を飲まなくなった」と聞きますが、夜の高田馬場界隈を歩いているとそのような気配は全く感じられないというか、当時はどれだけ凄かったのか想像も出来ないくらいです。

昨日まで、春合宿の調査ワンダリングに行っていました。舞台は東北、裏岩手。新人の頃から名前だけは知っていながらも訪れたことの無かった山域でしたし、65代になって初めてのW-ingでしたので、非常にワクワクしておりました。メンバーはまさかの3年生2名のみ。下級生には「お楽しみ」をとっておいてもらうことにして、裏岩手の山容を楽しんできました。

日曜日に天候が荒れることが簡単に予想できたので、どうしても登っておきたかった岩手山へ。風が強くて驚きましたが、どこまでも続くなだらかな稜線は圧巻でした。この地域を春合宿の目標として選定したことを改めて良かったと思いつつ、この岩手山にまた来ようと決意しました。

調査が目的だったので、沢に入って滑降コースを調べたり、登山道から外れて植生調査をしたりして約10時間、「これで避難小屋かよ!?」とツッコミを入れたくなるほど立派な小屋到着しました。薪ストーブもあったので、佐々木が格闘していましたが、結局点かず…食当も食袋を焦って準備した為に壮絶に味の濃いすき焼き(?)になったり…とハプニングもありましたが、結局避難小屋の中にテントを張って過ごしました。

行動中に佐々木がザックをビールサーバーに改良してしまった為に、(63代沢隊の方は、「またかよ!」と思っていらっしゃるでしょう)ビールが1缶、私の持ってきたウィスキーの小瓶1つだけでしたが、酒に弱い3年には十分な量で…ウィスキーの小瓶を半分空けない位で二人とも寝てしまいました。天候不良を考えて7時起床にしましたが、5時くらいには起きるだろう…

 

と思って起きたら7時過ぎ。外は暴風の嵐でした。「こりゃ停滞だな」と食事をしながら待つことに。昼ごろになると読み通りに風も弱まりましたが、予想外にも降雪がありました。今年は雪が遅いので、スパートをかけてきたのでしょう。(山小屋掃除まで待って欲しかった…。)予定変更でエスケープをとって下山しました。

登山道を終えてからの林道歩きが無駄に長く、足の裏に疲労が溜まるばかりでしたが、昨晩の飲み会であまり出来なかったアツい話し合いをここで展開しておりました。増水した滝や排水道を見ながら、「沢ではこうで…」「川ではこうで…」と話したり、お互いの山に対する思い等々…。

 

下山後は温泉に入って新幹線で帰京。相変わらず寒さに弱い同期の意外な一面も知ることの出来たW-ingでした。

 

福永

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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