【行程】
10/29 バスタ新宿=中央道韮崎=瑞牆山荘-富士見平小屋C0
10/30 C0-瑞牆山P-鷹見岩-大日小屋-金峰山-大弛小屋C1
10/31 C1-国師ケ岳-甲武信ヶ岳-破風山避難小屋C2
11/1 C2-破風山-雁坂嶺-雁坂峠-道の駅みとみG
【メンバー】
L3年新居 SL2年江森
2年上釜 小林 中島 新人倉澤 峯岸
【詳細】
10/29
11時にバスタ新宿集合。全員来たかな、と思いきや中島が10分前に来ない。連絡もなかったので困惑。結局5分前くらいに来る。合宿初っ端から叱りたくはなかったが、挨拶の後叱る。見送りには監督と前田さんに来ていただいた。平日の昼間などという来づらい時間帯にも関わらずありがとうございました。色々係等確認をしたあと11:25発のバスに乗り韮崎へ。快適なのか、出発してすぐに全員爆睡。自分も爆睡。そうしているうちに中央道韮崎に到着。近くのコンビニにタクシーを呼んでいたが、バス停まで迎えに来てくれた。
その後運転手と山の話をしながらタクシーに揺られること1時間、瑞牆山荘に到着する。山荘直前でメーターが1万円を越したが運転手が「1万円の約束だったね」とメーターを切ってくれた。ありがたい。
瑞牆山荘前で写真を撮ったあとまた1時間ほど富士見平小屋まで歩く。途中瑞牆山が見えて全員気持ちが昂ぶる。明日あそこ登るんだぞーと言いながら元気よく小屋まで歩く。読図の指導も忘れない。
そして富士見平小屋に16:00到着。丁度いいので中島が天気図を書き、新人にも教える。テント設営は2:43と余裕で終える。準備のときに混乱したソロテントの設営もらくらく終える。時間が沢山あって暇だった。この夜が今合宿一番平和だったなと思う。
10/30
4:00起床、5:00出発。初日が一番行程が長いため、日の出る1時間前から歩き始める。と思いきや出発してすぐに峯岸が水がないと言い始める。そして組む最中にマップケースをデポしてきたと取りに戻る。事前準備が悪すぎる。20分のタイムロスをして再び行動開始。エレキ行動など久しぶりである。ただ登山道が整備されているだけあって問題はなく、日が空ける。ペースもこの時はそこそこ良く、少し安堵する。山頂直下の斜面で峯岸が息を切らしながら登り、7:20頃瑞牆山到着。天気がいいので全員興奮。前回の新歓合宿は曇っていただけに晴れて良かった。
その後また小屋に戻るも下りが思いの外時間がかかる。9:30には出発しないとまずいと思っていたが、本当にギリギリに到着する。デポした装備を急いで回収し、9:30に富士見平小屋を出る。ただ、ヤマレコ1.0倍のペースで行けば間に合うためまだそこまで危機感を持っていなかった。
藪のトンネルのような道を登り鷹見岩に着く。そこからこれから歩く金峯山が見えた。遠いなぁというため息が聞こえる。この時はその頂に14:40に着くなど思いもしていなかった。この鷹見岩に関してはそこまで行程で重要な場所ではなかったためカットするべきであったと後々後悔することになった。
その後大日小屋に11:00到着。丁度1.0倍で来ていた。峯岸がここで水を飲み干しそうだと言う。水ってそんなに飲むか?と思いながら小屋で汲ませる。配分を気をつけるよう注意したあと出発。その後からペースが落ち始める。峯岸にとって岩場は大の苦手のようだ。加えて登りで疲れるだけに想像以上にペースが遅くなる。錬成要素を入れるつもりはなかったが、錬成のような様相となってしまった。大日岩の登りの途中で峯岸のメインを解除するもペースは変わらない。16:00に幕営地に着かないことを想定して金峰山で分隊することを当初考えていたが金峰山に一向に着かないためその手前から分隊を開始。その後中島と2人で峯岸を応援しながら進む。金峰山に到着したのが14:45、最終的に幕営地についたのが18:00すぎであった。後々調べると大日小屋から金峰山まで1.3倍、大日小屋から大弛小屋まで1.4-1.5倍のペースであった。よく頑張った。この日が雨であったらと考えるとゾッとする。本当に晴れててよかった。到着後すぐに食当を開始。寒さに震えながら出来上がるのを待つ。出来上がったあと感染症対策のため別々のテントで飯を食らう。しかし米は芯あるわ焦げてるわ、惣菜は野菜は火が通ってないしぬるいしで食えたものではなかった(勿論食べたが)。米が多いこと、寒さで火力が出なかった事が原因だったらしいがワンゲルやってきて一番不味い晩飯であった。上ミ全ミを行い全体で就寝したのは22:00、一部パッキングなど新人指導をしていた者は23:00就寝であった。本当にみんなお疲れ様と言いたい。
10/31
5:00起床、6:00朝食、7:00出発。撤収で倉澤が1分ほど遅れる。テント系のパッキングが上手くいかなかったみたいだ。叱ってから出発。毎回朝から叱っている気がする。もう少し気持ちよく幕営地を出られないものか。
丁度1時間ほどで国師ケ岳に到着。この日は雲1つない秋晴れで遠くに富士山が綺麗に見えた。行く前は奥秩父は微妙ではないかと考えていたが、全くそんなことはなかった。大弛峠からピストンで来ている人が多かったが確かに手頃にこの景色が見れるなら社会人になってから来てもいいなと思った。
その後長い稜線歩きをする。地形図にもない小さいポコが多く読図が大変であったが、倉澤はほとんど間違えず、峯岸も大きく外すことはなかった。新人の成長を感じる。この日は分隊の可能性を予め検討していたが、終始1.0倍で進めていたため三宝山Pをカットするのみに留めた。
13:20甲武信ヶ岳到着。相変わらず富士山が奇麗だ。ここで山座同定を行う。倉澤は覚えており、峯岸も今回初であったが覚えることができた。その後破風山避難小屋までの下りを歩く。
15:00避難小屋到着。C1でできなかったテント設営をやる。C0では余裕で切れていたため今回も大丈夫かと思っていたが峯岸のミスが続き中々終わらない。結局5回くらい行って漸く2:53。また錬成フォローで完璧にできるよう練習してもらいたい。
ここから残りのテントを立てる人と水を組みに行く人とで分かれ、自分と上釜田中の3人でポリタンとプラティパスの水を組みに行った。しかし道が不明瞭で違う道を進んでしまっていた。GPSを頼りに軌道修正して水場へ向かうとそこは急斜面でガレている沢で汲む場所も足場が悪かった。さらにそもそも水が全然流れておらず、汲むのに時間がかかった。破風山避難小屋を使用する場合は水場は甲武信小屋か雁坂小屋で補給するべきである。
食当は昨日の反省が生かされたのか多少焦げはあったが美味しいハヤシライスであった。ミーティングを済ませて21:00に就寝。
11/1
4:00起床、5:00朝食、6:00出発。C2なのにC4の疲労度だと宣いながら歩を進める。破風山山頂で式典。来られなかった古橋にもエールを送る。その後雁坂嶺まで向かう最中に西進隊と会う。2年は相変わらずで、野本は元気そう。山下がだいぶ疲れていそうだった。おつかれ。その後雁坂嶺を越えて雁坂峠に着く。中々眺めのいい綺麗な峠であった。なんでも日本三大峠らしい。もう少しちゃんと眺めておくべきだったと今になって後悔する。
その後はひたすらゴールに向かって下る。秋の沢も趣があってよろし。女子はゆっくり下り、元気の余る男子はその周りを走り回る。最終日だからかみんな元気だ。そして長い長い下りを越えた先に立派な林道が見える。またそこから20,30分ほど歩き、12:00にゴールの道の駅みとみに到着。その後バスの途中にある温泉に寄って疲れを癒やして山梨市駅に15:30ごろ到着。温泉は感染症対策で人数を大幅に制限していた。パッと調べた限りではそういう情報がなかったためこういうことも事前にある程度調べておいたほうがいいかもしれない。
かなりきつい行程ではあったが、全員が無事に下山できたのでよかった。本当にみんなお疲れ様。
3年新居
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