221003-06 74代秋合宿尾瀬巡り隊

活動報告(山)

【メンバー】

3年:倉澤L、峯岸SL、2年:福地、藤田、新人:小田、弘中、山崎

10/3(月)

6:00にバスタ新宿集合。早朝だから誰も来ないだろうと思っていたら、田中さんが来てくださった。ありがとうございます。僕の初合宿は2年前に田中さんと行った秋合宿。今回の合宿は最高学年として成長した姿を見せられるように頑張ります。

バスに揺られ、10:15に大清水バス停に到着。

トイレと体操を済ませ出発。30kg弱のザックを難なく背負う新人に頼もしさを感じる。

しばらくは林道が続いたため、トップの福地が0.6倍ペースでどんどん進む。登山道に入ってからは少し速いくらい。

藤田「あいつ一歩がでかいんすよ」

道中、尾瀬沼の向こう側に燧ヶ岳が見えた。山崎は「楽しみです」と言ってくれた。良い合宿にしようと思った。

快調なペースで進み、13:00に尾瀬沼キャンプ場に着いてしまった。テント設営は2‘45でクリア。食当まで時間があったのでみんなで尾瀬沼を散策した。弘中が一人で黄昏ていた。

夜はテントでトランプ。ババ抜きで山崎が6連敗の大記録を作った。ババを持っていないのに心理戦を仕掛ける小田とそれに毎回困惑する峯岸、いつも一番にあがってしまってなかなかゲームを楽しめない福地と、笑いが絶えないテントだった。

10/4(火)

4:00起床。5:30頃辺りが明るくなってきたので出発。撤収も時間通りに難なく終えられた。

皿伏山、白尾山を登る。昨日と打って変わって全く人とすれ違わなかった。そもそもここはマイナーなルートである。登山道も他のルートと比べて整備されていない。しかし、こういうマイナーな場所にこそ面白い発見や出会いがあるのではないかと僕は思う。とは思うが、上述した2座の山頂はあまりにもあっけないものだった。

富士見峠、ここが今日の行程の中間地点。ここまでで10km歩いたのに、、と肩を落とすメンバー多数。これからこれから。なんとか残り10kmを歩き切り、C2地点の山の鼻キャンプ場に到着。テント設営は2’30で上出来だった。しかしもう一つのテントのポールの紐が、設営の際切れてしまった。7人の知恵と藤田の経験を頼りに30分ほど格闘した結果、修復することができた。一体感が生まれた瞬間だった。その後は湿原散策をする者、寝袋に入って寝る者、それぞれが好きなことをして過ごす。

夕食時、福地から辛い鯖缶の差し入れがあった。峯岸がどこで買ったのかしつこいくらい尋ねていた。結局どこに売ってるんだっけ。

10/5(水)

夜から早朝にかかけて雨が降るという予想があったため、5:00起床、6:30出発。天気は良くない。かなり寒かったが、途中から山崎と峯岸は半袖になっていた。まじか。

しばらく登り続けると赤い葉が見えるようになってきた。メンバーのテンションも上がってくる。それに応えるように空も明るくなってきた。2000mを超えてからは、前には紅葉で染まった尾根が、後ろには雲海が広がっていた。ほとんどの山が雲に隠れる中、ひとつだけその姿を見せる山があった。燧ヶ岳だ。雲の海にぽつんと浮かぶ燧ヶ岳は非常に堂々としていた。振り返れば、どの幕営地でもどの道でも顔を上げればこの山があり、僕等を見守ってくれていた。先月から74代が始まり一番上の学年になったわけだが、僕も堂々と、部全体を見守れる大きいリーダーになりたいと思った。

至仏山山頂の景色も良く、北側に伸びる尾根のゴツゴツした感じがかっこよかった。弘中がボロボロに砕けたオレオをくれた。彼曰く、オレオは黒い部分と白い部分が混ざりあった方が美味しいらしい。僕には普通のオレオとの違いがわからなかった。

至仏山〜鳩待峠〜山の鼻キャンプ場を一周し、いよいよ尾瀬ヶ原へ。小田が良いペースで進む。想像していたよりも広く、雄大だったが、想像していたより長かった。最初は楽しめていたものの、途中からはメンバー全員が虚無状態だった。何事もほどほどが重要。休憩時、藤田が干し芋を食べたことがないという話をしていたら、峯岸から干し芋の差し入れが。人生初干し芋は期待を超えなかったらしい。

14:00に見晴キャンプ場に到着。この日は2グループに分かれてテント設営し、2‘26、2’36でクリア。3分以内に2つのテントを立て終わることに成功した。

最終夜にはクローバージャズのポップコーンを差し入れした。福地と弘中が残った種を再加熱させた結果、焦がしてテントに煙が充満した。この日の夜も、笑いの絶えない夜だった。

10/6(木)

4:00起床、5:30出発。今日も撤収を時間内に終えられた。新人全員、無積雪期の幕営生活は完成と言って間違いないだろう。

今日は今合宿の大トリ燧ヶ岳。5合目から標識があったので、モチベーションが繋がった。出発が早かったからか、キャンプ場から山頂まで人と出会わなかった。

燧ヶ岳山頂からは、C1地点のキャンプ場、尾瀬沼、至仏山、尾瀬ヶ原と、これまで自分たちが歩いてきた軌跡を見ることができた。こうして上から尾瀬全体を一望すると、これまでの達成感を味わえた。他のメンバーもそう思ってくれていたら嬉しい。式典を終え、下山。

下山は長く、ゴール直前で雹に降られたが、ギリギリ耐えて御池バス停に到着することができた。

何より、全員が無事で合宿を終えることができてよかった。いよいよ積雪期が始まる。これまで以上の知識や技術、判断力が求められるが、各人が高め合うことで一つずつ合宿を成功させていこう。

【感想】

74代として最初の合宿でしたが、充実した四日間を過ごすことができました。燧ヶ岳から見た尾瀬の一望は忘れられないものとなりました。次の活動も頑張ります! 新人小田

10月3日から6日にかけて秋合宿に行ってきました。74代の最初の合宿なので無事成功することができてよかったです。新人としての仕事を冬合宿でも果たせるよう、これからも頑張ります。 新人弘中

詳細なルートは以下よりご参照ください。↓

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4759879.html

倉澤宏太朗

アヤメ平 奥に燧ヶ岳が見えた。

至仏山の下り 見える景色、空気ともに秋を感じた。

最終日、燧ヶ岳にて。早稲田の校歌を歌う。

新人

2年

3年

ゴールを目指す。お疲れ様でした。
Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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