【主旨】 ここから始まる春合宿への道のり
【日程】 2013年12月21日~31日
【メンバー】 L佐々木 SL福永 2年 藤田・本間 新人 菅井・中嶋・村重
【内容】
12月20日 佐々木、藤田、中嶋の3人で夜行バスに乗り込む。都庁は人が多いので、住友ビル集合にしたが正解だった。多くの人が見送りに来て下さった中、妙高に向けて出発する。土曜日に授業がある新人2名と本間、就職活動のある福永の4名は明日の出発である。
12月21日 バスが大雪で遅れていたが、無事に到着した。荷揚げの雪上車には佐々木だけが乗ることにし、藤田と中嶋にはシール歩行で登らせる。これが毎年、新人にとって冬合宿で一番キツいシール歩行となる。
山小屋に到着したものの、福永から受け取っていた鍵が間違っていた為に小屋に入ることが出来ず、白銀館まで取りに行く。後から分かったことだが、初代山小屋の鍵を渡してしまっていたことが発覚した。
後発組はこの日に夜行バスに乗り込み、妙高へ向かった。
12月22日 先発の3人は朝からシール歩行とスキー練習を行った。下り際に後発の4名と出会う。雪上車の行列が接近している為に例年のルートとは異なるところから登るつもりらしい。登りで辛そうな後発組の横を快適に滑って練習する。
その後発組だが、登るルートから戻れなくなり、ある程度登ったところでいきなりの全装滑降となった。スキー初心者の菅井がかなり苦戦し、村重は転倒したときにサングラスを破壊する。先発の佐々木に助けてもらいながら滑降し、何とか山小屋に到着する。
装備を切り替えてスキー練習開始!1年ぶりの妙高はやはり大きくて快適なスキー場である。こけまくる新人をフォローしながら、スキー練習を続ける。3時頃から挨拶回りのために白銀館と和信建設にご挨拶。煙突に関するアドバイスと大量の漬物を貰い、荷物が予想以上に重くなる。もうリフトが動いていないので、シール歩行で登るのだが、暗いし謎の物音はするしで非常に怖かった。
無事に着いた後は、暖かい食事に迎えられてホッとする。漬物の野沢菜と沢庵が大好評で、皆米が進む。このままでは昇格式まで残りそうに無いペースだったので、ちょくちょく制限することにした。
12月23日 この日も朝からスキー練習。新人達もシール歩行が徐々に上手くなっている。シール歩行はとにかく練習あるのみである。転倒回数が多かった新人も、少しずつスキーに慣れている様子。本日のトレーニング内容は埋没体験。雪崩に埋まった時の経験を積み、雪の重さを体感することが目的だが、新人の一人が暗いところが苦手な様で泣きそうな顔をしたり、人をゾンデで突いて感触を体験してみたが、2年生がゾンデで思いっきり刺されて怒っていた。強く刺されると結構痛いのである。勿論、練習には細心の注意を払っているので問題は無かったが。
12月24日 クリスマスイブである。ヨーロッパ諸国では家族で過ごし、日本などでは恋人と過ごす楽しい日であるが、私達はこの日も楽しくスキー練習。シール歩行と滑降練習、更にはビーコン捜索も行う。午後からは本日の寝床作り。そう、この日はビバーク訓練の日であった。3年2人でせっせと溜めた雪を
雪洞や木の下でビバーク訓練。イブなのに夕食は非常食のみ
12月25日 しっかりとケーキを作ったりプレゼント交換をしたりしてクリスマスを満喫する
12月26日 スキー場外にて遭難対策訓練・ピットチェック練習を行う。皆の姿勢が変わってくる
12月27日 午後はツアーの準備。新人2名がなかなか天気図で合格を出せずに苦戦する
12月28日 ツアーへ出発!悪天候の中、良いペースでBCまで登る。初の雪上幕営に新人は落ち着かない。
12月29日 妙高山外輪へ向けて上がる。天候も良く外輪からは最高の展望が広がる。
12月30日 BCから山小屋へ向けて滑降。例年以上の好タイムで山小屋まで戻る。「今年は早いね!」
夜は晴れの昇格式を行い、多くのOBOGの方々を交えて楽しむ。
12月31日 長かった冬合宿も終わり、それぞれ東京の家や地方の実家に帰る
【総括】
体調不良者や怪我人もおらず、全計画を無事に終えることが出来た。今回の合宿で様々な技術の訓練を行ったが、次は実践の場である。プレ春合宿、春合宿に向けて頑張って行こう!
【写真で振り返る冬合宿】
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