こんにちは,新人のFです.秋合宿ぐるっと光隊で南アルプス深南部に行ってきました.秋合宿に向けての3回のpw-ingを経て準備は十分です!
しかし,どうやら合宿中に雨が降りそうであったり寒気が来るなりでどうやら渋そう...そんな不安もありつつのスタートでした.
初日は強烈な登りから始まりました.急登で落石の危険もあり,体力的にも精神的にもとても疲れました.最初の1時間が終わった休憩では気持ち悪くてなかなかレーションに手が伸びません.こんな風になったのは錬成合宿以来です.
休憩後もしんどい登りは続きます.ヒーヒー言いながら登ります.しかし,周りを見てみると写真のようなきれいな景色が広がっています.石に苔がびっしりついていてなんだか幻想的でした.
そんなこんなで最初の急登を終え,なだらかな登りに入りました.緩やかですがずっと続くと楽ではありません.日が当たると暑いです.なんとこの日は合計1600m登るんです.大変です.そんな時は歌でも歌いながら楽しく登って行きましょう.
小無間山に到着しました.「小」無間山なだけあって,「中」無間山も「大」無間山もあります.ずんずんすすんでいきますよー!
おっと,いきなりいい景色があらわれました.ここまでは森の中をひたすら歩いているような感じでしたが,遠くの山や雲海が見えると気分も上がりますね.
中無間山を越え,大無間山です.看板が光で見えませんね...ここまでくれば初日はもう終わりです.もう少し先の幕営適地で休みました.たくさん登ったので入念にストレッチをします.
二日目の朝歩いてすぐの景色です.まさに「雲海」雲が海のように広がっています.そのまんまですね笑.でも初めに雲海という言葉を使った人はすごいですね.本当に雲の海です.
さあ,沢で水を汲みましょう.チョロチョロと水が出ているところを探して水を汲みます.多少時間はかかりましたが水が汲めてよかったです.そのせい(おかげ?)で重くなったザックを背負って再出発です.
縦長の写真ですね.写真で見るとわかりづらいですが実際は壁のような迫力でした.見たときはその迫力に圧倒され不安にもなりましたが,先頭の先輩を筆頭に案外するすると登ることができました.そうそう,こういった岩場を移動するときには,2つの手,2つの足の合計4つのうち3つを固定させて残る1つで移動する「三点支持」(あるいは三点確保)で移動すると安全らしいです.文章だと何を言っているのかわかりませんね笑
気になったらしらべてみてください.
三日目 こんにちは光岳,こんにちは登山道
三日目の朝は少し雨が降っていました.ので,雨具を着用しての出発でした.実際には,行動中に雨はほとんど降らずよかったです.この日は光岳を目指して進みます.バリエーションルートとは今日でさよならです.しかし,やはりバリエーションルートというべきか,下りの現在地把握は難しいです.木に巻き付けられているピンクテープがなかったら相当大変だったのでは...
「光岳,到着!」 光岳までで天気はすっかり回復し,ちょっと歩いたところではいい景色が見れました.
イザルガ岳の「イ」翌日のぼるであろう山々を見渡してモチベーションが高まります.なんだかんだで天気に恵まれてます.
四日目の朝です.見てくださいこの雲海.まさに雲の海です,ってさっきも言いましたね笑.空の色のグラデーションもきれいです.ちなみにこの時めっちゃ寒かったです.撤収のときのテントやらポールやらが冷たくて冷たくて震えました.それが自分のザックに入っていると思うと,ぶるぶる...
希望峰です.寒いです.冬はもっと寒いのかと思うとドキドキしてきます.
茶臼岳に向かっています.きれいですね.寒いです.稜線上はどうしても風が当たるので寒く感じます.そうそう,このときは自分がトップをして(一番前を歩いて)いたのですが,まあ難しい.道自体は登山道なので歩きやすく迷わないのですが,登りのペースや下りのペースをそれぞれ一定にするのが難しいです.先輩が後ろからアドバイスをくれるのでそれを聞きながら進みます.先輩,すごいです.さむーい稜線を越えて2時間弱下って小屋に着きました.いよいよ残すところ1日です.
最終日 無心で下る 吊り橋めざし
いよいよ合宿も最終日.この日はずっと下りです.下りは足が疲れるのと集中力が必要なので...疲れます.(登りが疲れないという意味ではありません.登りもちゃんと疲れます)下りは無言になりがち.「これありますね~」行程完遂にむけ最後のひと踏ん張りです.
どわあああああああああああああ~~~~っと達成感と疲れが押し寄せます.この吊り橋を渡れば林道歩きだけです.
秋合宿ぐるっと光隊はC4と比較的長い行程でしたが,停滞することもなく天気にも結果的に恵まれてよかったです.これで無積雪期の合宿はいったんおしまいです.これからは冬合宿に向けたスキーの練習です.頑張ります!
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