240526鷹ノ巣谷遡下降

沢登り

【目的】沢遡下降の経験を積む

【メンバー】L4年髙橋,SL4年藤田,3年弘中

【行動省察】

詳細はこちら↓

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6856199.html

久しぶりに奥多摩駅で集合.バスに乗って東日原まで行く.今シーズン2回目の沢である弘中は,そういえば今シーズンは初めての遡下降らしい.今シーズン10回目の沢である私はそのことを忘れてしまっていた.気を付けて行こうと気を引き締め直す.

稲村岩尾根ルートは入山禁止だが,鷹ノ巣谷は問題ない.

入渓点はこんな感じ.木橋がかかっている.日原川には釣り人が数人いた.

奥多摩は全体的にそうだが,ぬめりが随所にあるので注意する.

X字状8×10m(地蔵滝)は中々個性的で面白い見た目の滝だった.右を容易に巻ける.

練習で細かくお助け紐を垂らしてもらう.あと一手が出ない人がいるときは,多少は安全性を捨てても素早くお助けできると良いと考えている.ザイルか,スリングか,細引きか,状況に合わせて使いたい.

この沢は支流が多くて地形図で細かく読図するのは難しかった.ルーファイをミスることはないだろうが,事前に地形図に描いていた支流では足りていなかったので今後はもう少し注意して描こうと感じた.

また,この沢は全体的にお助け紐や残置スリングが多い.劣化具合がそれぞれで違うので注意。

今回一番難しいと感じたのは↓

中間支点は取れるので安心だが,上部はお助け紐でA0しなければかなり難しい印象を受けた.リードは弘中.滑って落ちそうになっていた.自分の身を守るため,積極的に中間支点を取るように注意した.

ハイライトは大滝2段20m.流量が多くて迫力満点だった.右壁の登攀は易しいことにギャップを感じる.

2段20mなので,30mロープなら2ピッチに分けるべき.今回は30mロープを2本持っていたので連結しても良いのだが,やったことがないことは避けたかったので30mロープで2ピッチで登る.

リードは弘中.1段目は残置ハーケンが1つある.そこで中間支点を取り,その後落ち口付近の木の根っこで2つ目の中間支点を取った.

1段目を登りきると踊り場になるのだが,足元の釜がやや深い上にドブのようになっていて,リードの終了点を作る際に面倒.ドブに足をつっこみたくないのなら登り切らないでピッチを切った方が良い.

弘中は登り切ってから,落ち口に座って自身よりも低い位置で終了点を作成していた.自身のセルフビレイについては落下係数が大きくなる上に,最終者のビレイがやりにくいので,終了点の作成をやり直させた.

2段目の落ち口には残置があった.中間支点の残置はなかった.

下降は左岸を巻きつつ懸垂下降してみる.ここでは落石のヒヤリハットがあったので反省する.

その後も懸垂下降を行いながら,クライムダウンできるところはクライムダウンして下降する.

その後下山したのは17:00頃で,長時間のワンダリングとなった.下降については判断に悩む場面もあり,充実した山行になった.

【計画省察】

当初この計画は弘中がリーダーで出してきたのだが,鷹ノ巣谷は弘中が初リーダーとして誰かを連れて行くという意味では難しいと考えて,委員会で承認しなかった.自分がリーダーになることで計画を生かしたのだが,やはり難しい部分はあったので委員会は良い判断をしたと感じる.稲村岩尾根の閉鎖に伴いこの沢に来たら遡下降の計画になりがちだと思うので,1級上だからと言って3年生にリーダーをやらせるには注意が必要だろう,かなりできる3年生なら良いかもしれないが,それでも最初は行き慣れた沢でリーダー経験を積んだ方が無理なく楽しめるだろう.

【感想】

当初は自身がLで鷹ノ巣谷にいく予定だったこともあり、初めて自分で行きたい沢を選んで計画を作成しました。行動判断等では経験値の差を感じましたが、登攀に関してボルダリングに行き始めてから少しだけ登れるようになった気がします。自分の力を過信せず、これからも安全に沢を楽しんでいきたいです。 弘中

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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