長良川ボート 2009/9/18-21

ボート

 

期間  2009年9月18日~21日
地域  長良川
メンバー  L若林慧 SL大門 宮澤 横塚 杉森 渡部
主旨  WWFに向け本番と同じコースで練習する。

 


 

 9/18(金)
東京=ふれあい広場C0

 

 アルバイトの関係で23時にLが高田馬場に到着。ロータリーにはすでに他の5人の乗るミニバンが。3年の宮澤さんの誕生日が控えているということもあり、自作のスイートポテトを差し入れる。出来が若干心配だったものの、皆に好評だったため作った甲斐があったというものである。一息ついたところで長良川に向けて早速出発。
なぜかというか必然というか、今回のBGMはアニソンのオンパレード。Lを含む約2名を除いて道中メンバーは大いに盛り上がった。正直この風潮は真面目にどうかと思う...とはいっても5時間の長旅は疲れるもので、途中でうとうとしつつ、翌日午前3時ごろに高砂遊遊ふれあい広場に到着。起床時間を8時半として早急に眠りについた。

 


 

 9/19(土)
ふれあい広場=三段の瀬-ふれあい広場-勝原橋=郡上八幡河原C1

 

 予定通り8時半に起床。天気は非常に良好で絶好のボート日和である。準備を整えたところでスラロームが行われる三段の瀬付近に移動した。そこにはすでに他大学チームやコマーシャルのラフト、釣り師であふれていた。この賑やかな雰囲気も長良川ならではである。
アップと軽いスラローム練習(練習内容参照)を行い、そのあと三段の瀬を下ってみた。今年は去年と比べて非常に水量が少ないようで瀬にもいまいち迫力が ない。というか三段の瀬を迫力がないなどといえるまでに自分がなったのかと一人灌漑にふけってしまった。その後はダウンリバーのコースである新三日市橋~ 勝原橋区間をコース取りを確認しつつ下った。全体的にやはり水量が少なく、隠れ石で引っ掛かりそうになることもしばしばだった。特に懺悔の瀬では完璧にス タックしてしまい、抜け出すのもひと手間だった。そんなこんなで勝原橋まで到着。帰り際に懺悔の瀬を全員でスカウティングし、一日目の練習が終了。
せっかくのボートワンダリングということで、いつものごとくBBQの食糧を購入し、3年生の二人が以前使用したという郡上八幡の河原へと向かった。しか し、そこで思わぬハプニングが。砂利道が予想以上にゆるく、ミニバンの後輪が埋まって身動きが取れなくなってしまったのである!これはヤバいと6人で試行 錯誤している様子をうかがっていた地元のおじさんが助け舟を出してくれた。結局このおじさんに鍬やスコップ、木の板などを借りて、二時間近くかけて車を救 出した。おじさん、本当にありがとうございました。
その後、予定通りBBQを行ったが、やはり前日の睡眠不足もあってか皆お疲れ気味。起床時間を6時に設定し、眠りに就いた。

 

準備はOK?漕ぎ始める前にしっかりレクチャー。

 

漕ぎ合わせ中。今年はこれでもかというくらい水量の少ない懺悔の瀬。

 


 

 9/20(日)
郡上八幡河原=宝泉温泉-法伝橋=三段の瀬 - ふれあい広場-勝原橋=ふれあい広場C2

 

 6時に起床してスプリントの予選が行われる宝泉温泉へと向かった。ここでも簡単なスラローム練習を小一時間行った後、スプリントのコースを下った。
ボートを川からあげて、相生駅から三段の瀬に向かう途中でまたしてもハプニングが。新人杉森がなんかスースーするというので後ろを見てみるとなんとトランクがあけっぱなしだった!何もなかったからこそ良かったもののラフトやパドルが落ちていたら大惨事だった...
そんなこんなで三段の瀬に到着。相変わらず人が多い。いつもの入水地点の瀞場でスイープ、バックスイープの確認に一時間ほど費やしたあと、三段の瀬へ。そこでスラロームの本番を想定して両岸を使ったエディーキャッチの練習をしてみる。最初は認識のずれから手こずったものの、考えをすり合わせつつやってみると、最後の方は良い感じにできるようになった。ふれあい広場でお昼休みをとった後に再び練習開始。ちょうどコマーシャルのラフトの航行時間とかぶってしまったので途中の瀞場で全員の漕ぎを念入りにチェックしてみる。正直今年の新人二人は去年の自分を思い返すと若干ジェラシーを感じるほど筋が良い。これからが楽しみな限りである。その後はほぼ休みなしでダウンリバーのコースを下る。前日スカウティングした懺悔の瀬もしっかり攻略することができ、満足のいく形で二日目の練習が終了。
前日の河原から撤収して、ふれあい広場へと移動。そこで三十分ほど自由時間としたあと、子宝温泉へ。その後幕場に戻って夕食となったわけだが、メニューはまたもやBBQ。L的にはキムチ鍋が良かったのだが、多数決で押し切られてしまった。一通り食べ終わってまったりしていたところでSLが買っておいたシフォンケーキで宮澤さんの22歳の誕生日を祝う。喜んでもらえたようでなによりである。

 

束の間の休憩。夜はやっぱりBBQ。

 


 

 9/21(月)
ふれあい広場=三段の瀬-ふれあい広場=岐阜=東京

 

  ワンダリング最終日である21日は3年生2人が先に帰京したため新人と2年の4人。車がなくなってしまったため回送は勿論電車。赤池駅から歩きで三段の瀬 に向かい、瀞場でまたスイープ、バックスイープの確認を念入りにしてみる。その後いつも通り三段の瀬からふれあい広場までのコースを下る。今回メンバーが 不足しているため普段左前のLが右後ろに入ったが、これがかなり難しい。普段なら考えられないような場所ではまったりとかなり手こずったが、なんとかふれ あい広場まで到着。
近くのパン屋で昼食を済ませたあと再び入水。最後にスプリントのスタートを試してみて今回の練習は全て終了。電車で岐阜に移動して夕食をとったあと、夜行バスに乗って帰路についた。

 


 

<感想・反省>
今回のワンダリングを通してチーム全体のレベルが向上しているように感じられた。新人2人は非常に飲み込みが早く、また上級生4人もWWF、リバベンという2つの大会を通してチームとしての固まってきていると思うので、本番でも非常に良い結果を狙えるのではないか。
反省としては2年生2人の技術や川の知識がまだまだ不足しているという点である。練習時の新人に対する指導や、川を下っている時の実際の指示出しがどうしても曖昧になりがちだったので、これからしっかり意識してやっていきたい。補足等
1.大会の練習として長良川に来るときは車は必須である。欲を言えば2台ほしい。長良川鉄道は始発が遅い(美並刈安から上流方面に行く始発が7時台)、本数が少ない(1~2時間に1本程度)、練習を行う場所から駅が遠い(赤池駅から三段の瀬まで歩いて約30分、相生駅から法伝橋まで同約20分)と時間が限られている状況でスケジューリングするのが非常に難しい。他大学の方と連携して回送するというのもあるが、そのためには事前に交流を図っておく必要がある。
2.美並刈安駅付近にあったコンビニがなくなってしまったため、食糧の買い出しは三城橋を渡って曲がり角付近にある商店かパン屋。車がある場合は三段の瀬に向かう途中にコンビニ(確かサークルK)があるのでそこを利用するとよい。また勝原橋から上流に向かうときは途中(懺悔の瀬付近)にやはりコンビニがある。
3.郡上八幡にある河原はコンビニやスーパーがあり立地条件は最高だが、奥の車の止まっていない方にいってしまうと砂利道がゆるいためタイヤがのめり込んでしまう。下手するとレッカー車を呼ぶ羽目になるので要注意。幕場はやはり高砂遊遊ふれあい広場がおすすめ。
4.釣り師とコマーシャル間で結ばれた航行可能時間は新美並橋~ふれあい広場間が10:00~12:00、以下勝原橋までの区間が13:00~15:30となっている。長良川は釣り師が他の川と比べても非常に多いのでしっかりマナーを守って行動しよう。
5.車のない場合東京~岐阜間で出ている夜行バスでの移動がおすすめ。値段もそこそこで(時期にもよるようだが片道3000~5000円程度)、時間も有効利用できる。しかし、シルバーウィークなどの連休のときは早めに手配しないと予約が埋まってしまうので注意。また、基本的にはバスにラフトを載せるのは不可能。三城橋を越えて左側にある雑貨屋が宅配サービスを行っているので、そこで送ることができる(だいたい1500~2000円ほど)。
6.大会の練習時はデジカメは必須。漕ぎやボートの動きをチェックしたり、コース取りを思い出したくなった時に非常に便利。
7.長良川は全体的に難しいので、スカウティングをしっかり行った方が良い。特に懺悔の瀬は水量によって全く違うコースを行くことになるので、間違ってもいきなりつこっんだりしてはいけない。

<今回の主な練習内容>
19日
・三段の瀬上流部で漕ぎ上がり→ストリームイン(10時)→回転(10時から6時)→ストリームアウト(3時)→キャッチ。
・コース取りを確認しつつダウンリバーのコース(新三日市橋~勝原橋間)を下る。
20日
・スプリントの予選スタート付近で漕ぎ上がり→ストリームイン→回転→ストリームアウト→キャッチ。デジカメのムービー機能によるボートの動きの確認。
・スプリント予選コースを確認しつつ下る。
・三段の瀬上流部で回転(スイープ、バックスイープを用いて180度、360度)
・三段の瀬で漕ぎ上がり→ストリームイン(2時)→回転(2時から6時)→ストリームアウト(3時)→キャッチ(左岸)→ストリームイン(10時から9時)→ストリームアウト→キャッチ(右岸)。
・デジタルカメラのムービー機能による漕ぎの確認。
・ダウンリバーコース(三城橋~勝原橋区間)を下る。
21日
・回転の確認
・スプリントの確認

 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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