国際教養学部生(K.N.)から新入生へメッセージ

新入生の皆さん合格おめでとうございます。国際教養学部の中嶋です。

ワンゲルでは山の技術や社会に出て必要な礼儀を学べるのはもちろんのこと、山に入ればずっと同じ仲間と寝食を共にして山行計画の完全踏破を目指します。

夏合宿のような長い合宿では20日も一緒に生活することになります。山では気象の変化などにより予想外の出来事が起き、辛い状況に追い込まれることもありますが、そのような状況を共に乗り切った仲間の間にだけ生まれる信頼もあります。

ところで、この部活でやっていくために必要な条件が1つあります。それは自分の活動に価値を見出す力です。ワンゲルはどういう活動をやらないといけないという決まりはありません。順位を競うわけでもなく、難しい山にひたすら挑まなければいけないわけでもありません。

もちろんやる気と技術さえあればアウトドア競技に参加したり、難しい山に挑戦することもできます。そのための仲間はここにいます。でも長い距離を歩き続けることや、日本の3000メートル峰全制覇をめざすこと、海外の山に挑戦すること、美しい景色を求めてさまようことなど、様々な価値が山にはあります。今はなくても、活動をやっていけば、いずれ自分自身の価値を見つけることができます。

自分が魅力的だと思うものに敏感でいてほしいと思います。そのための手助けや必要な技術はここで得られます。興味のある方は是非連絡してください。