75代年間方針『成長』

 

実技のTAをやって来ました!

日常・感想

2年の佐々木透です。

夏合宿も無事に終わり、現在はoff期間ですが、9月4日の夜から10日の昼過ぎまで千葉の鴨川で実技「ワンダーフォーゲル」のTAとして働いてきました。メンバーは、佐々木・福永・青木さん・内山さん・吉村さん、と活動を共にすることがあまり無かったメンバーとなり、事前準備や片づけを含めた6泊7日を共に過ごす中で、新たな一面を見ることもありました。

『活動は「計画」通りに実行するために行なわれるのではなく、予期せぬ事態は学習の機会ととらえ、テーマ実現のために天候等に臨機応変に対応し、また、環境保全及び地域社会に配慮して行われる。』という前提の下に行われたプログラムは、とても密度の濃いものとなっており、実技生は非常に満足しているようでした。

…その反面、私たちの負担が想像以上でしたが、振り返れば良い思い出です。(笑)

各日程を振り返ると以下の通りです。

 

9月4日

倉庫から、実技の装備を出してトラックに詰め込む。
昔のバイトの経験が多少活かせた事もあり、パッキングの神を唸らせる。

鴨川セミナーハウスには夜遅く到着し、部屋の綺麗さに感動しつつすぐ就寝。

 

9月5日

早起きしてトラックから降ろした荷物を朝食後にひたすら仕分けている所に、内山さんと青木さんが到着。
その後は、倉品さんを含めた6名で仕分けた荷物を再び積み込み、キャンプ場へ運ぶ。
…冷房完備のトラックの中は異常に暑かったですが、その理由はご想像にお任せします。

運転席を除く2枠を巡り、熾烈なジャンケンの戦いがあった事も良い思い出です。
そして寄り道をしつつ、無事にキャンプ場に到着し、超快適な幕場を作りあげました。

その後は、木登りと滝の調査をして、セミナーハウスの夕食に間に合うように猛スピードで帰りました。
夕食の時間を数分遅れていたにも関わらず、館長さんが「今日は早いね!」と嬉しそうに倉品さんに語っていらっしゃったのが、セミナーハウスの関係を明確に示していました。

 

9月6日

実技生が到着する前に薪を買い取りに行くと、入院中であるはずの炭小屋の主人が、家族総出で出迎えて下さり、更には息子さんがトラックへの積み込みに協力して下さりました。
やはり、千葉の方は暖かいんだなぁと実感しました。

その後、キャンプ場で実技生を出迎え、実技がスタートしました。

初日は湖でラフトボートだった事もあり、ボート隊の福永はとても積極的に働き、同じボートに乗っていた女子実技生達も好印象をもったようです。
その後の夕食時には、いち早く実技生と打ち解けているようでした。

 

9月7日

この日は沢プログラムという事で、朝食は沢の中で焚火をして米を炊き、カレーを食べました。
実技生の中には、焚火を全くやったことの無い方もおり、無事に木が勢い良く燃えだした時には皆で感動していました。焚火をして、次第に仲良くなっていく雰囲気がとても微笑ましかったです。

実技生の中には、喜んで沢蟹をむしゃむしゃ食べる強者の一年生もいました。(笑)
その後は、永遠に続く一枚岩のような沢を歩いて、水と戯れました。

午後は木登りという事で、自分と青木さんで木に『ハイエレメント』なる仕掛けを作りましたが、ぶっつけ本番だった事もあり、1時間程かかってしまいました。
その為に、全員が木登りを終えたのが、夕方頃になってしまい、滝での懸垂下降プログラムは中止されましたが、とにかく滝壺に飛び込んで遊びました。

そして夜は、買ってきた薪があまりにも多く処理しきれない為、急遽キャンプファイヤーをすることに。
新歓合宿・夏合宿共にワンゲルのキャンプファイヤーはとにかく盛大にやってきた事もあり、ここでも更に盛大にやろうと、立派に薪を組み立てました。

しかし、ふと考えると、「これまでの合宿のキャンプファイヤーはガソリンのおかげで点火しているが、それが無い状態でこれ程のキャンプファイヤーは成功するのだろうか」という不安が頭の中で渦巻いていました。
オリーブオイルをかけて、何とか引火させてみたものの、案の定、火はあっという間に消えていきました。

その後は、火を復活させる為に、ボートのポンプで空気をおくってみたり、バーナーで直接火を当て続けてみたりとしましたが、残念ながら一向に火が点かない為に中止となりました。
そして就寝時間になり、周りを見てみると、女子実技生達がシュラポンをしている事に驚きました。

 

9月8日

のんびりと撤収を終え、セミナーハウスへ約20kmのトレイルウォーキング。
そして到着後は、楽しくバーベキュー!

…この日が、一番平和だったような気がします。

 

9月9日

最終日は海プログラムという事で、朝食を食べて休む間もなく海へ向かいました。

タックルありの‘ワンゲル綱引き’や、ラフトボートレース、遠泳、シュノーケリングをしながらの釣り等、活動ではやったことの無い事を純粋に楽しめました。
レースという事もあり、福永はTA艇で際立って熱くなっていました。

そして、最後はセミナーハウスまでランニングをして帰り、全てのプログラムが無事終了となりました。
実技生がバスに乗って帰るのを見送りましたが、福永はあまりの寂しさに隠しておいた自転車でバスをひたすら追いかけていました。

 

9月10日

装備を洗い、トラックに積み込んで東京に帰り、倉庫に荷物片づけ。
…と、とても密度の濃いスケジュールを満喫してきました!

今回、TAをやっていく中で、部活の活動時には気付けなかったアウトドアの良さを知りました。
実技生もワンダーフォーゲルをすっかり気に入ったようでした。
このまま、その気持ちでワンゲル部に入部してくれたら良いな~という事で、最後に勧誘をして終わります。

 

今回、ワンダーフォーゲルに興味を持ったみんなへ!

ワンゲル部では、今回のプログラムを更に超えるような新たな発見や感動が味わえる事は間違いありません!
部員数も現在12名と非常にアットホームな雰囲気でやっていますので、すぐに仲良くやっていけます。

あなたの挑戦心を部員一同お待ちしています!!

「自然の楽しさ無限大!」

以下のアドレスに気軽にメールを下さい。
wasedawangel@gmail.com
 

 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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コメント

    • 山口純一
    • 2012.09.16 8:14am

    生き生きとした良いレポートでした。倉科君の報告書より、実技の実体がよく分かります。(元実技講師)

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