【目的】沢の遡下降の経験を積む
【メンバー】L4年高橋,SL4年藤田,4年福地,3年山崎,2年渡邉
【行動省察】
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平日の渋沢駅から大倉へのバスは空いていた.1時間程度の林道歩きを経て入渓点に到着.モミソ岩には誰もいない。
全員がシーズンインなのでセーフティトークをしっかりめにして,ゆっくりと行動開始.モミソ沢の最初は薄暗すぎる。
滝は全体的にしっかりとした登攀だがそこまで難しくない.山崎がリードで登り,自分がセカンドで登って終了点のシステムを確認した.雪上訓練で教わったのかもしれないが,沢隊で継承されてきたやり方と少し異なっていた.システム自体に大きな間違いはなくビレイできていたのでOK.
核心の12m大棚はそれまでと同様に山崎がリード.上部が難しく序盤は簡単なので,恐らく本人的には問題なく登れると思っていたのだろう.中間支点を取れないまま高度を上げ,足を滑らせて落ちそうになった。また,その後中間支点は残置ハーケンなどで取れたものの,上部で登れずクライムダウンもできなくなり動けなくなってしまった.
自分が右岸を高巻き,上からザイルを出してセルフビレイをフィックスさせ,倍力の引上げシステムで引き上げた.相当怖い思いをさせてしまったようで,引き上げたときには山崎は甲子園決勝で敗北した高校球児化してしまっていた.一瞬,阪神甲子園球場にいるのかと思った.
ヒヤリハットなので反省する.今後は,動けなくなった場合にフォローできないようなところでは自分がリードする.
山崎を救出したところでリミットを迎え,下降を開始した.福地,藤田,渡邉は12m大棚に挑戦できなかったは残念というか申し訳ない.下降では3回懸垂下降したが,そのうち恐らく1回はクライムダウンでいける.お助け紐も出しながら慎重に下った.
下降終了.無事に終わってよかったが,ゆっくりしすぎたか.
【計画省察】
昨年に沢の下降経験を積めなかったため,今年は例年遡下降の計画で行くモミソ沢遡下降でシーズンインすることにした。登攀要素が多いため上級生の肩慣らしにちょうどよいかと思っていたが,遡下降にしたことでシーズンインにしてはしっかりした内容になった感触があった。
【感想】
ついに2024年沢シーズンが始まりました。今年は例年よりもシーズンインが早くできて最高です。
-沢登りにはどんなロマンがあるのか-
僕にとってのアルピニズムを確立したいものです。今年も頑張ります。by渡邉
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