240706-07釜ノ沢↑信州谷↓pw-ing

沢登り

【目的】夏合宿に向けたpw-ing➀沢中泊、下降の経験+懸垂下降の実践

【メンバー】L4年髙橋,3年弘中,3年山崎,2年水野,2年渡邉

【行動省察】

詳細はこちらから↓

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7003750.html

7/5(金)塩山駅C0

 渡邉が授業のため,今回は塩山駅でC0する.22:00頃に現地集合.塩山駅はツバメの巣が沢山あり,22:00頃にはツバメたちは寝ていた.普通に手すりの上で寝ていて,最初は死んでいるのかと思ってびっくりした.少しツバメを観察してから,駐輪場でビバーク.人通りは多少あるが無視してくれた(あたりまえか).

 新人島田はコロナ明けで体調が悪いようで不参加となり,新人がいないpw-ingとなった.行く意味あるか考えたが,2年水野は今年初めて沢をやるというところで意味を見出した.沢やってくれてありがとう水野.

7/6(土)C0塩山駅=西沢渓谷-1720m地点・右岸幕営地点C1

 朝6:00にタクシーを呼んで西沢渓谷へ.去年も来ているので入渓まではスムーズ.沢装備は河原に入ってからすぐに装着した.

 下部は山ノ神までピンクテープがある巻道を忠実に使っていけばよいのだが,今回は水量が少なめだったこともあり,練習としてホラ貝のゴルジュまでのゴルジュはなるだけ突破した.一か所シビアなところがあり,巻きでリード登攀を行い,懸垂下降で復帰した.

  ほら貝のゴルジュは綺麗なのだが威圧感がすごくて吸い込まれそうになる怖さがある.水が綺麗なのに暗くて底が見えないところは特に怖い.

 ここまでにそこそこな時間がかかっていたのだが,山ノ神はもう少し先.高巻きでルーファイミスしないように慎重に,と声をかけて行く.去年はホラ貝のゴルジュの巻きでルーファイミスしていたのだが,ここで正しいルートはかなり標高を上げて標識があるところでトラバースを始めるものである.落ちたらまずいのはあたりまえだが,危険箇所はない.

 山ノ神を過ぎてからは河原歩きをするのだが,正直時間がかかるだけでつまらないのでピンクテープを辿ってショートカットして行って良いと思う.我々は往路はしっかり河原歩きしたが,思ったより時間がかかった.景色は最高.

 有名なナメ歩き箇所だが,過去の記録に比べると水量がかなり少ない.全員滑ることなく通過する.

 魚止めの滝はボルダリング要素強めで,最初の一手が出れば簡単.全員お助け紐なしで上がる.

 両門の滝は右岸を巻いた.少し高めに巻く.

 その後は幕営地を探しながら進んでいく.16:30には行動終了したいところで,1720m付近の右岸に良い幕営地が見つかった.計画では1900m付近としているが,一般的に釜ノ沢西俣の幕営適地といえば,一番進んでもこの1720m付近だと思う.それより上は整地が必要か.

7/7(日)C0-登山道-信州谷-西沢渓谷=山梨市駅G

 朝は5:00に出発.とりあえず信州谷下降開始地点でのリミットに引っ掛からないかだけ心配.滝は大したことない.

 詰めは右岸を行ってみることにした.左岸の方が一般的だが,信州谷下降を控えている我々としては右岸の方が都合が良い.結果的にはうまくいったが,序盤はブッシュを漕ぐ必要があり辛めだった.

 下降開始地点には9:00頃に到着し,リミットは余裕でクリアした.そこからは渋い下降が始まる.腐った倒木と浮石に気を払い続けて300mくらいは下りなければならない.

 ナメが出てくるのはかなり下ってからになる.ここからは綺麗で滝も出てきて良かった.滝は全て容易に巻き下りることができ,懸垂下降を実践する場所はなかった.1日目に下部ゴルジュの突破で懸垂下降しておいて良かった.

 当部の7年前の記録で20m程度の滝で懸垂下降をしたとあったが,そのスケールの滝はなかった.渓相を見るにかなりガレているので,もしかしたら大きな崩落があったのかもしれない.

 その後は鬼の下降を開始.往路では水線を行ったが,復路は全部巻く.

 途中,往路は水線を行ってしまって気づかなかったが,ここらへんのトラバースで崩落地を発見した.少し怖いところだがスタンスはあるので,注意して通過した.

 塩山駅に行くバスの終バスは16:40だが,吊り橋の時点で走れば間に合うかなくらいだったので諦めでタクシーを呼ぶことにした.すると山梨市駅行きのバスはまだあることに気づき,バスで帰ることが出来た.

【計画省察】

 自分が新人の頃から毎年計画されているが雨で中止になったり行っても行程縮小していて,今回が初めての計画完遂になる.強度はそこそこあり,ある程度力があっても行動時間は長めになると思う.そのため沢経験が少ない新人を連れて行く場合にはある程度強い新人である必要があると感じた.

 沢自体は綺麗で幕営も快適なので楽しいが,信州谷の下降の序盤だけはかなり不快であった.信州谷の上部は恐らくほぼ人が入っていないのだと思う.それだけに信州谷下降の部分は記録も少ないので注意が必要かもしれない.

【感想】

沢pw-ingが始まるといよいよ夏が始まった気がします.ついでに新紙幣の発行も始まり,僕の気分は上々です.by渡邉

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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