75代年間方針『成長』

 

丹沢 小川谷廊下 2010/7/3

沢登り

昨晩は夜9時まで沢藪隊のミーティングをしたから、皆おそらく寝不足で新松田に集う。佐久間とヌカノブはギリギリに到着しすぎ。
曇っているから雨が心配だけど、夕方まではもつというので信じる。
丹沢湖を横目に林道を歩き始める。ここの林道は舗装がしっかりしている。水無川沿いもこうして欲しいな。汗が吹き出してきた頃、なんとなく降りれそうな河原発見。ちょっと降りてみたけど奥に堰堤が見え、まだ早いようなので、戻って林道を行く。
本流を降りる場所を逃して、結局穴ノ平橋の手前から入渓した。いくつかの堰堤脇のはしごを下って、本流の河原へ。

今日のオーダーは、佐、古、保、由、さ、沼

すぐに最初の滝。一見難しそうだったが、クリアして最初の難関、5mCS。これが一番難関だった。佐久間は左の残置シュリンゲを頼りに水圧と戦っていたが、上にとっかかりが無いらしい。ハーケンを試すもダメ。右は倒木があるが大石に近すぎて立てないしどうにも使えない。ヌカノブが倒木にシュリンゲをかけてトライしてたがダメ。ならばと倒木にしがみついてみたがその上に届かない。左右どっちもダメで、結局右から巻いた。もう少し早く見切りを付けるべきだったかな。登るときちょっと怖い。トラバースも細引きと20mをだして通過した。私たちのすぐ後から別パーティが来て、そのトップの(引率者みたいな)人が、左の強い水流の中に体を入れて無理やり登ってて、すごいなと思った。あのくらいのパワーと勇気が欲しいものだがなかなかねぇ。

その後は登りがいがあり丹沢とは思えない綺麗な谷を、特に問題なく遡行する。
名高い小川谷のゴルジュだけあって、楽しい。晴れてたらなあ。

大岩はなんてことなかった。右の大岩じゃない部分もがんばれば行けるのではないかな。大岩のうえから垂れているロープにさとるがと佐久間が乗っかり、引っ張り上げてくれた。ヌカノブは由梨にショルダーしてあげてた。

水量は多いのか少ないのか判断出来なかった。他の沢に比べれば多いが、この谷にしては少ないのかな?
適度に(だいぶ)水に入りながら3つめのゴルジュも進む。時間に余裕があったらもっと遊べただろうな…

石棚の大滝は水が多くて迫力がある。左をザイルだして登る。6人いるとやっぱり一時間はかかってしまう。途中で追い抜いたさっきのパーティーにまた追いつかれてしまった。テラスに移るときにちょっと怖いけど皆無事突破。

その後の滝で体が冷えてきたところなのに、さらに体を水に浸したときは、皆気合の発声をして、入っていった。

半分崩れた大きな堰堤の手前で5mくらい懸垂下降。由梨は実践では初かな?プルージックが締まりすぎてしまったが、なんとかクリア。

この堰堤をくぐれば、川原になって遡行終了。
もうひとつの堰堤まで歩いて、左に上がるとなんとなく踏み跡。ちょっと分かりにくいが、確実そうになったら、休憩して、装備を解除する。小雨がぱらつく。

あとはちゃっちゃか下るだけ。かすれそうな踏み跡を調子よく降りていき、細い尾根に入る。ん?これは大滝へ降りてしまう尾根では?危ない、踏み跡を間違えた。ちょっと戻ればちゃんとロープがつづいてデッチ沢へ降りる道があった。よかった。
あとはひたすら下り、林道も下って、玄倉に着く。
なんとバスが一時間も来ない。ということで時間を有効活用し、バス停で食当をした。今日のディナーは由梨のチラシ寿司と松茸風味のお吸い物。お酢が効いてて美味しいけど、なんかハマる。なぜだ。雨がしだいに本降りになってくる。

いいタイミングでバスが来て寝てる間に新松田。きったなくてくっさい格好で小田急に乗って、本厚木。バス停で荷物置いて、解散。取りあえずローソンで明日のレーションを買ったりしたが、あまりの都会ぶりにこんな格好で歩き回れる範囲は少なく、皆バス停にいた。どうせなら小山と尾形と一緒に行こうと、一本見送って、最終便21:40初に乗って、煤ケ谷へ。また雨が降り出す。民家の続く道をしばらく歩いて、てきとうなところでテント。さっさと就寝。暑い…そして由梨にヒルが…
 

 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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