5月14日・15日の2日間をかけてみなかみX-TREMEが群馬県みなかみ町利根川で行われました。
この大会は日本一決定戦!と銘打っているように非常にレベルの高い大会でした。
ロシアの激流に向けては良いステップ、挑戦なのではないかと考え、私達はBIG BEARSとして、2チームしかいない現役の学生チームの一つとして参戦しました。
初日
湯原水位が4.25(簡単に言うとかなりの増水状態)と、いまだかつて経験したことのない水量でのレースとなりました。
そのため、レース区間も当初予定されていたものとは異なり、大分下流になりました。
しかし、下流であっても今までに体験したことのない高波があちこちにあり、どでかいホールもそこらじゅうにありました。
そのような中、1本目はレスキュー艇に先導されつつのプラクティスラン。
ここで危険個所の把握を行い、続いてのダウンリバー。
1グループ目で出艇し、その中で1位と快調に飛ばしていましたが、ナイスビューというポイントを過ぎた後にあったどでかいホールを回避することが出来ずに突っ込んでしまいました。
1瞬の静寂の後に、なんとフリップしてしまいました・・・。
みんなボートにつかまっていたものの、えらい目にあいました。
そんなこんなでこの日は15艇中14番。
レベルの高い大会とはいえ、ふがいない結果でした。
その夜のステージでは、おいしい食事や、クオリティーの高い動画、なんといっても私達やほかのチームのフリップ(15艇中3艇がフリップした)で、大変盛り上がったと思います。
夜はびっくりベアーズの方々にも来ていただき、楽しめました。
神奈川大学のアドベンとも交流することができ、良い刺激をもらいました。
気持ちを切り替えて臨んだ2日目
この日はスプリントとH2Hという2種目。
コースもおなじみの場所でした。
この日は色々なギャラリーが見守る中、比較的良い感じの漕ぎが出来たと思います。
結果はスプリントが11位、H2Hが9位でした。
負けてしまった後は、他のチームの観戦に回りました。
上位のチームを見ていると、やはりレベルが高いなという印象を持ちました。
瀬でのボートの進みが違うという実感があります。うまくラインに乗れており、なおかつ瀬での漕ぎが違うのかなと思いました。
決勝はTEIKEI vs よいまゎるでした。
よいまゎるは去年のリバベンの覇者。
さらに学生(院生含む)のチームであって、親近感もある中凄いなぁと思いました。
白熱した2日目の競技も終わり、いよいよ閉会式へ。
色々な人が思いを重ねて作り上げてきた大会。
閉会式に出ていると、一緒に大会を盛り上げられたのかなという実感を持つことが出来ました。
今回は大吾さんやカッパクラブの方、他のチームの人達にお世話になりました。
最後の記念撮影の後、お世話になった人に挨拶に行っている時に何とも言えぬ感慨がありました。
ここでお世話になって人達、競った人達、運営をしてくれた人達、この人達と同じものを作ることはできないんだなと思うと、少し残念で、ちょっと特別な気持ちになることが出来ます。
やっぱりそのような感慨も大会の醍醐味の一つであり、大会に参加することで得られるものだと思いました。
去年や一昨年のリバベンでも感じたことですが、大会は技術を上げること以外にも多くの得るもの、成長できる側面があると思います。
そして、それが大会の楽しさの一つではないかと思います。
ちょっと話が外れてしまったので本題に戻します。
今回の利根川は紛れもなくワールドクラスだったのかなと思います。
ロシアに向けての良いステップになったと思います。
と同時に、課題もたくさん見つかりました。
その課題を、まずはリバベンに向けて克服し、夏に繋げていきたいと思います。
最後に、今回お世話になって方、大会を作り上げた実行委員会の方、ボランティアスタッフの方、レスキューの方、練習を見てくれたカッパクラブの方、そして、共に競い合った他のチームの方、毎回車を出して頂いている監督、そしてびっくりBEARSの人達
本当にありがとうございました。
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