75代年間方針『成長』

 

21/7/10-11雲取山フォロワン

登山・縦走

【目的】

新人木村の新歓合宿&錬成合宿のフォロー

【メンバー】

3年 小林L 中島SL

新人 木村 福地

佐藤OB

【行程】

[7/10()]

8:10 奥多摩駅

9:00 倉戸口

10:45 倉戸山

12:00 榧ノ木山

13:30 鷹ノ巣山

14:00 鷹ノ巣山避難小屋

[7/11()]

3:00 起床

4:50 出発

5:50 高丸山

6:50 七ッ石山

8:30 雲取山

9:15 雲取山発

10:20 七ッ石山北西分岐

12:30 小袖(林道分岐)

13:30 鴨沢

【詳細】

[7/10()]

 家庭の事情により6月末まで対面活動ができなかった新人木村の初山行。「初心者でも登りやすい」かつ「強度のある」ルートを探した末に、今回のルートを選定した。

 朝8:10に奥多摩駅に集合。予報とは異なり、ギラギラ晴れている。到着直後バス停に移動して列に並び、そこでミーティング。木村は5時間しか寝れてないらしい。

 バスに20分程乗り、倉戸口に到着。体操をして出発する。倉戸山までの登りは傾斜がきつい(写真①②)。それもそのはず、倉戸口〜鷹ノ巣山の標高差約1,200m1/2を倉戸山までで稼いでしまう。加えて木村は初めての重い荷物だったため、なかなかペースが上がらなかった。

 倉戸山以降は傾斜が緩やかになり(写真)、木村のペースも上がる。ロープに沿ってわかりやすい道をひたすら登り、100m程の急登を超えると榧ノ木山だ。山頂標が北向きに設置されているため北上ルートの場合は見つけづらい。また水根山だが、地形図上だと最後の尾根上に道がない。しかし、分岐を無視して踏み跡のある尾根を直登すれば到達することができる。なお展望はない。 

 水根山から広い稜線(写真)少し登れば鷹ノ巣山だ。開けた山頂(写真)で遠くまで見渡すことができる。山頂に登山客は3組ほどいた。

 休憩していると雲が迫ってきたため、避難小屋に向けて下る。かなりガスっていたが、明瞭な石尾根だったため迷うことなく避難小屋に到着。小屋北側の開けたスペース(写真)にテントを貼る。6人用5張分のスペースがあり、その他条件から見ても幕営地としては申し分ない。しかし、石尾根を下ってくる登山客から丸見えなこと(写真)と、虫がとにかく多いことが惜しまれる。懸念していた混雑問題は、避難小屋にソロ客が2人いた程度で杞憂に終わった。

 水場は浅間尾根のルートを200m程の下った地点にある。まあまあ歩くが、途中から沢の音が聞こえ始めるので迷うことはない。水量も豊富だった(写真)。

[7/11()]

 夕方から雷雨の予報だったため、345で出発。日陰名栗山はトラバースで巻き、高丸山の手前で稜線に合流した。高丸山の急登はかなり登りづらいが、それ以外は楽しい縦走路(写真)になっている。しかし、避難小屋〜七ッ石山までの区間は虫の嵐。顔の周りを羽虫がブンブン飛び交い、耳の穴に入ってくる。虫除けを持ってこなかったことを強く後悔した。また途中、小動物に遭遇(写真)

 七ツ石小屋〜雲取山の稜線はMTBでも通れるような路面(写真)だった。そのため、多くのトレイニーとすれ違う。また、小雲取山はただのポコだった。

 雲取山頂は百名山に恥じない素晴らしい展望(写真)が広がっていた。12:20のバスに間に合わないことが判明したため、素晴らしい景色と共に、45分程休憩。

 下りは七ッ石山北西分岐までは同じルートを通る。その後読図の練習も兼ねて、七ッ石山は大きくトラバース(写真)。1,300m以降の下りは非常に整備されている(写真)。途中、炭◯郎の家と思われる廃墟(写真)が点在しており、そこには猿が住んでいた。ひたすら歩くと、車道に合流する。佐藤OBによると、2017年に登った時は、登山口に「2017(雲取山の標高)」の看板が設置されていたらしいが、今年は見覚えのある緑と黒の市松模様の旗が並んでいた(写真)。どうやら丹波山村は炭◯郎の故郷であることを全面的に押し出しているらしい。

 避難小屋付近で幕営という無理矢理な計画だったが、結果的に満足度の非常に高い山行となった。奥多摩は幕営が難しいため、ぜひ今後の参考にしてほしい。

文責 小林葵

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

関連記事

最近の活動

コメント

この記事へのコメントはありません。

アーカイブ
TOP