入学おめでとう。私は昨年度、教育学部を卒業したYです。教育学部と聞くと、教員になる人が多いのだと思われます。しかし、卒業者数1,114人中、教員免許を取得したのは 343人に過ぎません(2008年度卒、教育学部HPより)。教員免許を取得したのが343人ですから、実際に教員になる人はもっと少ないでしょう。教育学部には様々な人がいます。
不本意ながら教育学部に入り、なんだかんだ適当なテーマを見つけて卒論を書き、就活をして一般企業に入る人。
浪人して念願の教育学部に入り、色々な団体に顔を出して、本気で教育改革をしようとしてNPOなんかに入る人。
しぶしぶ教育学部に入って、親が教員免許を取れとうるさいから仕方なく取って、でも次第に興味が湧いて教員になる人。
私はといえば、早稲田ならどこでもよかったので、たまたま合格した教育学部に入って、部活ばかりやっていながら、単位だけは取って、なんの役にも立たない教育哲学にのめり込んで、分けの分からぬ卒論を書いて、とある団体に就職した人間でありました。
ワンダーフォーゲル部に入ると、辛いです。忙しいです。荷物は重いです。夏は灼熱、冬は極寒。十日間くらい風呂に入れない時もあります。臭いです。モテません。
部活にのめり込みすぎて留年する人もいます。でも、各々が納得した上の結果です。
でも、この部にいる人達は皆自分の頭で考えて、選択をし、自分の人生を生きています。自立しています。
文科省が「生きる力」を提唱し、あれやこれやと躍起になっていますが、「生きる力」なんて、ワンゲルに入れば自然と身についてしまうことです。
君の入部を待っています。
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