赤城山 2012/11/10

自転車

 参加者 L H下 SL Y村 3年O方

  自転車と登山の両方を駆使して、群馬の名峰・赤城山を「探求」しよう、ということで計画した本ワンダリング。

ほぼ海抜0mの街から、赤城最高峰の黒檜山まで自分の力で登りきる達成感。そしてこれまでの苦労が報われるかのような絶景。

機動力のある自転車だからこそ味わえる達成感を十分に味わえました。

それだけに、後輩とこの素晴らしさを共有できなかったことが非常に悔やまれる。そんなワンダリングでした。

 

【行程】6:50高崎駅―8:01時沢神社付近―9:25県道4号800m付近―10:00ふれあいの森―11:25赤城大沼 ―11:40黒檜山登山口―12:40黒檜山山頂―13:29登山口―14:35鷹ノ巣付近―15:30沼田駅

 

【行動】

出発点の高崎駅には前日の内に到着。あちらこちらと寝床を変えた結果、6時に起床するも全員寝不足になってしまった。

それにしても寒い。吐く息が真っ白だ。たまらず朝食にカップラーメンをすすってから出発。

 

高崎駅。ここからスタート

道が広い。都会ですね。

 

すこし走りだすと奥の方に赤城山が見え、左には榛名山も見える。こんな山々に囲まれて暮らすのもいいなとふと思う。

県道4号に入ればすぐに登りが始まる。久しぶりの登りなので足が辛い。Y村はビュンビュン飛ばしていてさすがだ。

そして何よりも暑い。朝方の冷え込みが嘘のようだ。汗っかきのO方はすでに蒸発しそうな勢いで汗を生産し続けている。半袖、半ズボンで十分だ。

 

県道4号入りたて。すでに赤城山が顔を覗かせる

グラサンかけると、もはや外国のプロのロードレーサー。

 

観光案内所を通り過ぎると、本格的に登り始める。もはやO方は疲弊気味。3回目のワンダリングで1800m近く登らされる訳だから彼も大変だ。

しかし赤城中腹は紅葉が見ごろで、色鮮やかな道をえっちらおっちら登るのは楽しい。やはり自転車は登らなくては。

 

天気も晴れていてよかった。

ワタシ、ツカレテナイヨ―。

 

途中休憩がてらにふれあいの森でローラー滑り台遊びに興じるも、尻が痛すぎてあえなく撃沈。

そそくさと山頂を目指して、再び漕ぎ出す。このころには全天を雲が多い、これからの天気が心配になってきた。風も冷たく感じる。

赤城山にはカーブ毎に番号が振ってあり、どれくらい進んだかの目安になるのだが、50個ぐらいという私の言葉を信じていたO方は、結局登り終わりまで69個あったことで、軽く恨みの念をいだいていたようだ。スマソ。

 

大沼と赤城神社

 

大沼の駐車場にはリミットぎりぎりに到着。素早く準備して、黒檜山登山に取り掛かる。

噂通りなかなかの急登であったが、ほぼランニングペースでY村がかっ飛ばす。「もうやめて、O方のライフはゼロよ」といわんばかりにO方が撃沈。

そしてこの日は、赤城山の清掃活動を行うボランティアの団体さんがいて、山道は大混雑。山で並ぶのは、小学生の時の富士山以来か。

 

大沼。なかなかいい景色だ。

全部で30人くらいの方が参加されていたようで。

残念ながら、山頂はガスってしまって、展望なし。

 

下りは雪が溶けて土がどろどろになっており、運動靴だとけっこう滑る。やはりトレッキングシューズくらいは持って行った方が良かったと思った。

下りも普段の縦走を考えるとありえないスピードで駆け抜ける。こうゆう山も楽しい。だが高度を下げるに従ってガスが晴れて、なにか悔しい気分だ。

ついでに赤城神社を観光してから、沼田へ下山を開始する。

 

赤城神社と黒檜山

 

県道251号の下りは、私がかつて味わったどの下りよりも、最高に素晴らしかった。

まったくといっていいほど車どおりがなく、紅葉も鮮やかで、ドーンとパノラマ的に山々がそびえるその景色は、今までの苦労が報われたようだ。

1日の間にこんなにいろんな景色に出会えるのは、自転車のいいとこだ。しかもそのすべての景色が自分の力で辿り着いた景色だ。感動しないはずがない。

 

美しい道を颯爽と駆け抜ける。きもちいい。

ヘアピンカーブ

急に開けた先にこの景色。 これこそ、後輩たちに見せたかった景色だったんだが。

写真だと、山々の迫力が伝わらないのが残念

 

登りとは比べ物にならない速さで沼田駅を目指す。大パノラマの景色にはみんな満足だったようで、嬉しい限りである。

沼田までにはいくつか登り返しがあるのだが、このころには登りになった瞬間にO方のスピードが落ちて微笑ましい。本人は必死だろうけど。

沼田駅に到着したら、山彦で打ち上げ。普段食べているとんかつの何倍もおいしいお肉をほおばり、帰京。

 

神々しい沼田駅

山彦にて

 

今年の自転車活動の〆となるワンダリングだったが、素晴らしい風景の中気持ちよく漕ぐことができ、大満足だった。来年の活動にも弾みが付くだろう。

個人的には、金精峠や日光いろは坂、武尊山、谷川岳と、最近群馬県にお世話になることが多いが、どこも素晴らしい自然があってお気に入りのフィールドになった。さすがグンマーだ。またお世話になります。

 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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最近の活動

コメント

    • OIKE@62
    • 2012.11.15 10:14am

    楽しそうな活動してるな(わりと最大級の賛辞)と思いました。
    今になって思えばもう少し山とチャリを組み合わせる活動をしても良かったな~と。

    赤城山には何度か行こうと思ったが、行動に移すことができなかった。
    沼田側から見えた山々は何だろう?上州武尊とかかな。

    スケジュールを覗くと現役はメチャクチャ忙しいようで…
    体調管理に気を付けて積雪期に臨んでください。

    • yosiyouki
    • 2012.11.17 12:35am

    いやー、楽しかったですよ。
    正直なところ、私の求める活動の形に近いです。
    チャリでアプローチして、野山を駆け回る!
    そんな活発な活動が好きです!

    翌日のトレランも参加できて、大満足な週末でしたよ

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