【メンバー】3年N、O 2年M 新人O
【計画省察】
新人の登山経験、読図訓練のため実施。事前に部室にて読図の基本知識と、登山中のルール、マナーについて共有。部所有の読図解説本も渡した。事前学習ばっちりで臨めた。新人Oは、よく復習してくれ、本も読んでくれた。偉い。私だったらやってないかもしれない。
見栄を張った。絶対やってない。
私は高水三山はこれで3回目。同じくMも三回目。何度も行かれるには理由がある。高水三山のいいところを述べる。「近い、距離獲得標高が丁度いい、駅から駅へルートが繋がるアクセスの良さ、三つの山を登れて楽しい、読図ポイントいっぱいある、縦走できる、人が多すぎない」などなど。とにかく色々と都合がいい。素晴らしいコースなのだ。高水三山を行かずに早稲田ワンゲルは語れない、とまで言ってしまおう。前日には駅伝大会があり、帰りが夜遅くになったことも、このコースの選定理由になった。
【行動省察】
このw-ingの主目的は「読図」。たくさん読図したが、主要なポイントをそれぞれ述べつつ、行動を振り返る。
8:30軍畑駅集合 初見では読めない駅名「いくさばた」。この日は良く晴れて、駅のホームからいい景色を眺められた。まさに秋晴れ。私は一年前、寝坊して特急で来たが、今年も特急で来ることになった。特急券をスムーズにとれるようになったことに確かな成長を感じた。無論、全員が集合時間に間に合う。
↑特急の車窓から見た新宿歌舞伎町。朝焼けに照らされ、とても綺麗だった。同じ光景を去年も見た
9:00出発 お手洗いや係、体操などを済ませて出発。はじめは道路を歩く。まずはじめの読図ポイントは都道193号線から平溝通りへ入る地点。ここは二股に道が分かれる。
9:20高源寺 ここで少し脇道に入る。地図を見ないとあらぬ方向へ行ってしまうので注意。直前に川を渡るのがポイント。お寺は序盤で二つ通過する。進行方向にポコがあるのも特徴。
9:40車道終了地点 高源寺の先は急坂。ここで新人Oが少し遅れる。少し歩いて登山口。釣り堀があった。次来たらやりたい。ここで一本取る。一本の解説と、水レーションを取ることを伝える。なぜ一本と呼ぶのかという質問にはうまく答えられなかった。知っている人は教えて欲しい。
9:50 450m地点 登山道に入ってすぐに、堤や階段とそのマークを確認。沢沿いを進む。450m地点で沢から離れ、稜線に上がり始めるポイントがあるので読図。ここは方向も西へ変わるので、コンパスも使うべし。
10:15 570m地点 ここまで急登。上りの歩き方、小幅で歩くことなど教えた。その直後、分かりやすく歩幅が短くなった。素直。稜線上がって少し歩いて読図。尾根に乗ったこと、歩く方向が変わったこと、これからトラバースになることを確認。
10:30 650m地点 トラバースしてから尾根に上がり始める所。方向変わり、斜度も急になる。ここで新人Oが現在地を把握できた。素晴らしい。
10:40高水山到着 今日最初のピーク。紅葉が綺麗だった。お寺の門前で記念撮影した。境内は休憩スペースになっていてにぎわっていた。
11:50岩茸石山 高水山からは稜線歩き。ポコとコルを確認しながら進む。ここで初めて下りがあったので下りのコツ?を教えた。基本小股、滑らないように意識、足を横に置くといい、根っこと岩が滑りがち等々。途中で見晴らしのよい所があった。紅葉が映えていい感じ。
岩茸石山直前には急登がある。一応注意すべし。頂上はこれまた人が大勢いた。隣でフランクフルトを焼いてたり、カレー麺食べてたりして、お腹がすいた。展望は今日一!雲取山、筑波山、谷川岳などの山々が見れた他、東京の街並みも望めた。新宿のビル群、スカイツリー、麻布台ヒルズあたりは見えた。
↓の写真は高水山。高水山を当てる山座同定も実施。これからのコースの様子、現在地の再確認の意味があると認識している。
12:10岩茸石山直下の針葉樹マークぐらいの所。 ここら辺から急な下りから平坦な道になる。また大きく南へカーブし、かつ植生も針葉樹に気付いたら変わっている。色々と変化があるので、ここらで読図。
12:20 723m付近 天狗の鼻のような特徴ある尾根が見下ろせる。また進行方向左には大きな沢地形がある。さらに展望があって高水山から岩茸石山にかけての稜線がはっきり見える。尾根と沢から現在地の把握、ポココルの確認、山座同定などできる。神読図スポット。来たら絶対とまるべき。
その後急登。岩場。このコースでは一番気をつけたほうがいい。そこまで危険ではない。
12:40惣岳山到着。岳と山で意味被ってる。小さな社があった。去年、ここでコンパスを壊したことを思い出した。惣岳山直下の分岐とくねっているカーブで読図。ここは急な下りで時間がかかる割に、ほとんど進んでいない所なので、大体現在地を見誤る。
この先をしばらく歩くとまたくねったカーブがあるので、ここでも確認するといいかも。その後はなだらかな尾根道を下り続ける。元気なご年配の方々と出会った。
その後は電線直下などで読図。分かりやすい目印だが、意外と忘れがち。下りで全部で3回、電線の下を通る。沢井分岐、412m地点(尾根が曲がる)でも読図を確認してもいいかも。
14:00ゴール。Mの決めポーズ?、「バンザイ」で本ワンダリングが終了。駅近くの中華料理屋でチャーハンを食べた。
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