10月27日
慌ただしい用意を終えて新宿高速バスターミナルに向かう。5月の白馬ワンダリングの時にも使ったので迷うことはなかった。
監督を始め、57代春田、60代穂高さん、小松さんがお見送りに来てくださった。無間☆光隊の人も何人か見送りに来てくれた。
他の隊員は、バスの中では差し入れを食べながら色々話しているようだった。Lの私は、一人だけ席が別だったので一言もしゃべることなく飯田に着いてしまった。
飯田は、こじんまりとしていてなかなかよさそうな街だ。駅前の、コンビニでレーションと朝飯を買い足して電車に乗り込む。
平岡駅は、SBに最適な場所が駅の下にあり最高だ。
歯ブラシを忘れたLは、探すついでにちょっと散歩してみるが何もなかった。その後合宿中は、指で歯磨きをすることになってしまった。
10月28日
朝、4時半前にタクシーが来るので急いで支度をする。ガタガタと揺れて気持ち悪い林道である。運転手の相手は、SLに任せて寝ているとあっという間に登山口に着いてしまった。
体操をして、出発。易老岳までは単調な登りで飽きてしまうが、コースタイムを1時間ほど短縮するなかなかのペースで易老岳に到着する。出発時には降っていなかった雨が出発してすぐに降ってきたので易老岳に着くころには、びしょびしょでかなり寒い。写真を撮ってすぐに光岳に向かうことにした。
晴れていたら最高だっただろうに、何の展望もない。イザルヶ岳もスル―し、光小屋に急いで入る。雨具は、意味をなしていないので全員びしょぬれで寒い寒いと言っている。Lは、脂肪の付き方が他の隊員よりいいためかあまり寒くなかったが。
今晩のおかずは、もチーズトマトスープである。トマトスープにモチを入れたもので、前回食べた時は非常に美味しかったので期待していたのだがトマトの酸味が強すぎてあまりおいしくなかった。前回は、山小屋で作ったから美味しかったのだろうか。
食事の後は、20時近くまで話をして就寝することにした。
10月29日
4時に起床。5時半に光岳に向かう。この日も、天気が悪くて何も展望はない。南アルプス最南端の百名山は意外にしょぼかった。光小屋に戻り易老岳に向かう。新人吉村と尾形がアニソンをエンドレスで歌い続けていた。隊の雰囲気も盛り上がって非常によかった。
今日は、新人にトップをしてもらうが二人ともちゃんと後ろを振り返りなかなかいいペースで歩くことが出来た。
この日は、晴れ間も時々見える。上河内岳あたりまで行くとアルプス的な山容で晴れていたら非常に展望がよかったと思う。残念で仕方がない。
上河内岳から聖岳に向かって歩き出すと青空も見えてきた。晴れていれば、山は本当に最高だ。聖岳は、非常に大きくていい山だ。明日登れることを期待して聖平小屋に向かう。
10月30日
夜中から降り出した雨は降り止むことはないようだ。
台風の接近など色々な事情があり、聖岳ピストンはカットし、便ヶ島に向かう。
色々と考えながら便ヶ島に向かう。秋合宿は、不本意な形で終わってしまった。この一年間頑張ろうと決意を新たにした。
西沢渡は、増水しているがわたることができた。新人の尾形がロープウェイに挑戦していたがかなりきつそうだった。
便ヶ島で、タクシーを待っている間みそ汁などを作り暖をとった。冬よりも寒かった。
便ヶ島からは、タクシーで平岡駅に向かう。林道は、落石が多く何度も石をどけることになった。雨の時の林道はかなり危険だと感じた。
来る時は、寝ていて気づかなかったが紅葉がかなりきれいだ。
平岡駅に付属している温泉は人も少なく、なかなかよかった。食べる場所もないので予備食袋を使い昼飯を作る。
下界に降りると、雨脚が強まった。降りて正解だったかなと思ったが、数時間後には青空が。山は、こんなもんという感じだ。
飯田からは、高速バスに乗り東京に帰った。
冬・プレ春・春合宿と続く合宿を絶対成功させたいと決意を新たにした秋合宿となった。
※ヤマレコ記録はこちら
コメント