75代年間方針『成長』

 

谷川岳 2004/12/3-4

登山・縦走

谷川岳ワンダリング報告書

日時:2004年12月03~04日
メンバー:L笠井(OB) SL武井(3年) 春田(2年) 廣光(2年) 栗原(新人)

地形図:水上、茂倉岳(1:25000) 主旨:初冬山計画
 


 
<12月03日>
当初は水上駅ステビの予定だったが、悪天が予想されたため前日に急きょ、土合駅まで行くことに変更。そのため5限に講義を持っていた春田には水上駅からタクシーで追いかけてもらうことにした。午後5時過ぎ、池袋駅で湘南新宿ラインに乗り込み、高崎駅を目指す。私の現役のころにはなかったダイヤで、便利になったものだと感心していたいが、甘かった。通勤・通学客の帰宅ラッシュと重なり、都内は満員状態。埼玉に入っても混雑は緩まず、高崎までほとんど立ったままという、ややげんなりのスタート。午後9時すぎ、社会人になって初めての「土合駅で下車」。私にとっては大学3年以来のモグラ駅。462段の階段をえっちらおっちら歩を進めた。無人の待合室で栗原にエピヘッドやツェルトの使い方について説明した後、寝る。0時半過ぎ、春田がのそのそと合流した。

<12月04日>
5:50起床、6:30出発。気圧の谷の接近で曇天を予想していたが、外は明るい。谷川岳ロープウェーで天神平へあがると、スキー場の積雪はほとんどなく、人工雪でだましている程度。天神尾根も雪は少ない。46代渡辺さん・48代山野と来た時は積雪直後のためほとんど進むことができず、匍匐前進で距離を稼いだことを懐かしむ。平年なら11月中旬程度の積雪か。廣-笠-春-栗-武の順で7:30に出発。ガスった時に備えて、武井に赤旗20本持たせたが、杞憂に終わりそうだ。積雪は10センチ、木道が見える。冬山初参加の栗原は歩きながら雪を食べている。うーん。ガツンと雪が降ってくれていたほうが、いい経験になったのか、とかなりぜいたくなことを考えながら進む。20分ほどで天神尾根に。谷川岳は朝日に照らされ、輝いている。雲の移動もゆっくり。高気圧の後面にいるが、天気は持ちそうだ。

 8:30に熊穴沢ノ頭避難小屋で一本、赤旗をデポしていくことにする。後ろから来たおじさんに抜かれた。積雪があったら気を引き締める岩場も難なく過ぎ、栗原にキックステップを教えたりしながら高度を上げた。肩ノ小屋経由で、9:55にトマノ耳(1963メートル)へ。360度の展望に恵まれ、至仏山、燧岳を擁する尾瀬はもちろん、富士山、南ア、八ケ岳まで見渡せる。心のふるさと、妙高山は死角に入って確認できなかったが、苗場山の奥では純白にきらめく北アが鎮座していた。今後、雪訓などで再び谷川岳に登ることがあるかも知れない現役のためにオキノ耳(1977メートル)は残しておき(というか、初めから計画にいれていなかった)、記念写真を撮り終えた後、予定通り下山を始める。新雪にうきうきしながら快調に下り、11時過ぎ、熊穴沢ノ頭避難小屋で赤旗を回収。11:40にさくっと天神平まで戻ってきた。この後はバスで水上まで行き、町営「ふれあい交流館」で温泉につかる。沼田の「山彦」で食べられるとんかつは電車に乗り損ねたため断念、駅前で打ち上げして帰京した。

 初冬の山行としては、あっさりし過ぎた感もあり、食い足りなかったか。それにしても、この雪の少なさは冬合宿にどう影響するか、である。さあさあさあさあ。

(47代笠井コーチ)
 


 
交通費

谷川岳ロープウェイ 往復料金1900円  手回り品料金 片道200円

バス(関越交通)  谷川岳ロープウェイ~水上駅 650円
 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

関連記事

最近の活動

コメント

この記事へのコメントはありません。

アーカイブ
TOP