久しぶりにブログを更新します。3年佐々木です。
64代錬成合宿後発隊は昨日、無事に下山しました。今回のルートは白根三山を越して、一度広河原に下り、再び鳳凰三山に向けて上がるというハードなものでした。
…本当にハードでした。
昨年の錬成合宿時に思い描いていた3年になればスイスイと終われるという夢は見事に砕かれてしまいました。
この5日間は新人達にとっても印象深いものになったでしょう。
天候は台風による影響は無かったものの、北岳に登頂する日に雨に打たれてしまい、心身ともに錬成されました。
毎年恒例の中金も勿論持っていきました。女子のK林にも持たせるか悩みましたが、「疲れましたよ~。息上がっているの分からないんですか!」と終始元気よく返事していたので、最終日には彼女が中金を下界まで運びました。弱音を吐くことなく、合宿中を通して他の男二人にも負けないタフな気持ちがあった彼女には今後も期待しています。(…一部では、男子と同じ重量を持たせても大丈夫なのではないかという話も上がっていました。)
走ることに関しては新人の中で一番体力のあるS井は、今回の合宿にも強い気持ちをもって臨んでくれました。行程を重ねる中で、次第に皆の疲労も蓄積されていきましたが、団配も十分に持ちながらも疲れた表情をあまり見せる事無く、元気よく行動していた姿には心打たれました。また、幕場等では、他の2名のことを気遣う場面も多々見受けられるなど、とても頼もしい存在でした。
器用に物事をこなすN嶋は、ザックの重量に奮闘しつつも、弱音を吐かずに全行程を歩き通すことが出来ました。何も持たずとも歩くのが辛い状況になりながらも、必死に隊の行動に付いてきた負けん気を今後の活動にも存分に活かして欲しいと思います。また、北岳からの下山の際には、急斜面の中を下るのが苦手なS井を気遣い、誰かに言われずとも危険箇所では彼のすぐそばに付き添ってアドバイスをしていた姿は印象的でした。
今回の合宿は、ルートのハードさだけではなく、天候や危険箇所等にも苦しめられましたが、全員が各々を気遣えたからこそ、無事に終えることが出来たのだと実感しています。振り返ってみると、団体競技ともまた一味違うワンゲルの良さを自分の中で改めて感じることが出来た良い合宿であったと思います。
次はいよいよ夏合宿です。今後も自分の知識・技術を更に高めて全力で頑張っていきたいと思います!
おぉ、新人の様子がよく伝わってきて文章がスイスイ入ってくる。
3年生でありながらよく見てましたね。
お疲れ様!
65代も楽しみにしてますよ。