御岳ボート 2010/11/7

ボート

11月6日(土)御嶽第三発電所-軍畑-日向和田-青梅

設営を行いデポ品を入れ、着替え、ポンプアップ、セーフティトークを済ませて10時半頃エントリーする。台風接近や今週はじめまで続いた雨の影響で多摩川も増水している。今回はLと内山以外の二人はボート体験が0回と1回。ということでこの二人でラダーをやったのだが、最初はあれよあれよと流されていく。なんとかエディーに入り、体勢を立て直してから再びGO!クランクの瀬を難なく乗り越し次は三つ岩の瀬だ。三つ岩はちょっとした危険ポイントなのでスカウティングを行うことにした。遊歩道から通るラインを決め、突入する。チームで練習していたときと比べ、かなりの感覚があり、その分指示もちょっとずつ危ない感じになるが、それでも取り立てて危ないところはなく次々と瀬を攻略していく。そしてあっという間に沢井の橋の手前に来てしまう。

ボート初体験の新人内山は「めっちゃ楽しいです!」(リップサービスかな 笑)といってくれて何よりだ。青木の方は折角のボートの上からの眺めが満喫できずにちょっとだけ不満そうだ。
この日はカンパニーもやっており、知り合いも何人かいる。知っている人のガイド姿というのは見ることが少なく新鮮だ。でも、高校生か大学生か、ラフティングをやっていた団体さんは楽しそうで良かった。こっちも楽しくなってしまう。
沢井から後も適度に瀬があり、そして増水している分テクニカルではなく楽しい。少し落ち着いてくるとトロ場になり、ゆったりとこいでいく。ボートに横になりながらこいでいると新人青木の口から「贅沢ですね~」という感想が漏れる。そうなのだよ、ボートの上から景色を独り占めできるのは最高の贅沢なのだよ、と思いながら下っていく。

 そして12時前には中間地点の川原にたどり着いた。川原でラーメンを作った。うーん、寒い季節はこれに限るな。ラーメンを食べていると、先ほどのカンパニーの人たちが次から次に上がってくる。どうやらここが終了地点のようで、川原では何人かがあたたかい食べ物を用意していた。

そのうち、トミーさんが話しかけてくれて、色々な話をし、貴重な体験も聞くことが出来た。その後は時間に余裕があるのでボートを引き上げ、ボートの上で寝ることにした。ちょっとした昼寝タイムを経て、行動再開、と指示を出した瞬間に自称「気違い」(注:おかしな人ではなく、気がつくところが違うという意味らしい)のおじさんに話しかけられた。我々のことを色々見ていたらしく、丸食を新聞で拭く行為を褒められてしまった。
後は、延々とおじさんの体験談を聞いていたが、聞くところによるとなかなか凄い経歴の持ち主のようだ。16歳で多摩川を全流降下し、その後はパタゴニアの社長やモンベルの社長と一緒に活動をした時期もあったらしい。川・海・山全てを精力的にこなし、パリダカにも出たという話。おまけに医師の国会試験を3ヶ月勉強しただけで突破したとか。または、海商大学の教授をされていたとか。何はともあれ、色々と面白い話を聞けました。
陽も傾きそうになってからやっと出発できた。しかし、その後はトロ場&蛇行しているところでは瀬がある。というのを繰り返し、あっという間に青梅まで着いてしまった。今回は水量も多かったし、河辺でもよかった、というか次来るときは河辺まで行こうと決意し、BBQに備えて御嶽に戻る。

 御嶽のセブンで飲み物の買出しを行い、後は、沢隊の二人(保延+小山)の到着を待つのみ。18時過ぎに小山が来たところでお待ちかねのBBQを開始した。今夜は横塚さん廣光さん、そして廣光さんの山岳会の方やアドベンチャーレースに詳しい方などがスペシャルゲストとしていらした。その人たちから話を聞きつつ、今日の感想などを聞きつつ、といった感じであった。
保延も到着し、信じられない量の食料が出現した(買いすぎ!!)。何回もお腹いっぱいになりながらだんだん減らしていく。途中バイトのため竹内は途中で帰り、沢の人は翌日に備え終電で奥多摩に向かい。一人また一人と減っていく。それでも、火を囲いながら話をし、そして星を眺めた。就寝は午前2時半頃であった。夜空を見上げてみると流れ星が流れた気がした。東京でも見られるんだなと思いながらだんだんと意識をなくしていった。

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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