御岳ボートワンダリング記録
メンバー
L 福永孟昭 SL 内山義崇 竹内和彦 橋下秀司 本間大喜
【
【ワンダリング記録】
朝、9時集合のつもりが、計画書に記載されていた電車の到着時刻は休日ダイヤのものであった。Lの私の明らかなミスである。猛烈に反省する。9時前に来られなくなってしまった内山さんに謝罪しつつ、いつもの第三発電所に向かった。
ポンプアップなどを終え、川にエントリー。回転習等は上流で行いたかったが、釣り人がいたので、少し下ってからの大きな瀞場で行うことにした。以下、練習メニュー毎に反省を纏める。
①漕ぎ合わせ
長谷川が想像以上に漕げていた。そして皆の漕ぎが合っている!長谷川のフォーム確認を含めて25分ほど行う予定であったが、ものの10分で終了。しかし、私の指示出しが曖昧だった。
≪反省≫
フォームの確認として、前止めを行うべきであった。その方が1年ぶりに漕ぐ長谷川にとっては良かったと思う。しかし、今回の練習場所(御嶽カップでは試合直前、ここでアップを行った。)は弱いながらも流れがあり、前止めを行う環境としてはふさわしくなかった。普段アップを行っている場所、即ち、もっと上流で出来ればよかったのだが、釣りをしている人がいたため、出来なかった。
②回転
長谷川は「右回転のとき、スイープとバックスイープどっち入れる?」という質問には答えられなかったが、動きとしては充分であった。
≪反省≫
左回転の回転力不足については明確な結論が得られなかった。何故なら静水での確認を行わなければ、川の流れの影響で、回転力が強まる(弱まる)ことがあるからだ。やはり、漕ぎ合わせ(前止め)や回転練習はアップを行う静水のエリアで行うべきである。
③フェリー
杣の小橋下流で行った。流れが強くないので、右岸側から左岸側へフェリーする際は2時~3時で抜けられてしまう。その後、御嶽小橋下流でも練習を行ったが、練習環境としてはこちらの方が良いだろう。左岸側にいいエディーが無いのが残念だが。
≪反省≫
目標と目標を繋ぐのがフェリーであるから、目標をしっかりと定め、指示を出すことから練習を始めなければならなかった。また、流れに入る前にスタンラダーで上流向きの慣性をつけておくと、バウが下流側に振られにくいので良い。
④ストリームイン・エディーキャッチ
結論から言うと、左のストリームインと右のエディーキャッチしか練習出来なかった。この練習は杣の小橋下流でも出来る。御嶽小橋付近でやってもいいのだが、漕ぎ上がりがちょっと大変。そして、御嶽小橋下流でやると、エディーとストリームの間隔が狭いため、クイックでは入りにくい。
≪反省≫
どこまで漕ぎあがるのか・どこで回るのか・ストリームへのエントリーでは何時に向けるのか。全てをしっかり決めて指示を出した上で練習を始めなければならない。Lの指示出しがまだ甘い。
⑤フィジカルトレーニング
大悟さんに教えていただいたものを簡略化したもので、ダウンリバーとアップリバーを組み合わせたものである。御嶽小橋の下~流れている瀞場の中で瀬に入る前にあるちょっとしたバックウォッシュまでという感じで行った。時間は35分。左岸側の丸を帯びた石を目印に右回転⇒漕ぎ上がり⇒御嶽小橋で左回転⇒下る⇒・・・といった感じだ。いい練習になったと思う。本間はバテ気味、長谷川はバテバテであった。竹内さんもかなり疲れていたそうな…。実技の海で漕ぎまくっていた私は余裕である。
≪反省≫
時々、左が早くなることがあったそうだが、気付かなかった。どんなところでも漕ぎを合わせられるようになりたいと思う。また、チーム内、特に後ろの2人でラインを共有しておかなければならなかった。川の真ん中を通るイメージでやるのがいい気がする。
⑥フリップリカバリー
コロラドのフリップリカバリーは特殊で、ボートの上に乗りにくい為、フリップラインを反対側に投げて、それを使って登るということをやっていた。しかし、内山さんだけは登れていた。
≪反省≫
今回のワンダリングで内山さんの他に橋下さんと本間がフリップラインを使用せずにコロラドの上に乗ることができるようになった。私も早く乗れるようになりたいと思う。技術的な問題はあまり無かったが、フリップラインを投げるのが下手だ。どうも登り易いようにとフリップラインに結び目を作っているために短くなってしまい、限界の長さまで伸びる⇒落ちる⇒ボートの上で跳ね返って元に戻る という原理で失敗が重なっているようだ。フリップラインはもっと長めのものを購入した上で結び目を作るというのが良いのかもしれない。
【ワンダリング後】
皆、セブンイレブンで食べ物を購入していた。私は監督コーチ会に連絡をしていたのだが…。因みに、いつも苦労している階段ダッシュは4人で頭の上で持っていった方が圧倒的に楽である。着替えと片づけを終え、電車に乗り込む。御嶽駅では、セブンイレブン前で出会った大吾さんに再会。その後、中野駅まで色々とアドバイスを頂いた。どうも私達はボートの前のほうに乗りすぎていて、バウが沈んでいるそうだ。その分抵抗が大きくなってしまっているのだとか。ソートの位置についても改善が必要だ。
皆は寝てしまっていたが、私は購入を検討しているカーボンパドルについてのアドバイスを沢山貰った。早稲田ワンゲルの人たちはDouble Touchを購入しているので、私も何となくそれにしようと思っていたが、他にも色々なパドルがあることを知った。専門家に聞けて良かった。
11月には御嶽カップ、そしてその前の10月にも御嶽カップに向けた記録会が企画されるそうだ。リバベンに向けた足掛かりとして挑戦していきたいと思う。
長良川本番まであと僅か!ワンダリングにもトレーニングにも全力で取り組む所存である。
以上
文責 福永孟昭
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