こんにちは!望郷の念をこじらせる新人の佐藤です。外は秋風、鈴虫の鳴く秋分であります。9月の20日と21日にかけて栃木県北・那須岳に登ってきました。山手線・東北線を乗り継ぎ3時間の黒磯で朝を迎え、バスで山麓へ。久しぶりの山行に心躍ります。同期との山もまた久しぶりでした。20日の9時頃に出発!はじめは車道に沿う形で進みます。緩やかな道をゆっくりと。途中には食用だという白いスズラン上の果実が。おそるおそる口に含むと、はじめベリー系の味がしたと思いきや、湿布の香りが広がります。ううむ、おいしいんだかどうなんだか。名前はなんと言ったか。午前中は曇りとはいえ、眼下に那須の町並みが一望されます。そのうち避難小屋のある十字路へ。ここで一休みをしていると、後からあとから小さな子供がわらわらと山に登ってきます。みんな元気だなあ、先生より早いよ。ここから那須岳の噴火口を臨みながら山頂へ到達。ここから南東に少し下り、等高線上に那須岳外輪を一周する予定でしたが、再度同じ道を通り避難小屋へ戻ります。読図をしつつゆったり北上。剣が峰付近では今回の行程で唯一鎖場のある岩場を踏みます。意外とするするあっという間に抜けました。朝日岳へはザックを下ろしてピストン。頂上からの景色はパッとせずすぐに降ります。そのあたりから風雨が強まってきて雨具を着用。そこから熊見曽根、隠居倉とずんずん進みます。このあたりで新人の堀がごろり。いささか腰を打った模様。雨はまた延々と降り続ける。途中で硫黄のにおいの強い噴気孔を臨み16時過ぎ幕営地に到着。昭和のにおい漂う映画に出てきそうな旅館。このあと三度テント設営を行うもことごとくミスを連発。下界で復習せねば。ちなみに温泉は硫黄臭くありませんでした。
二日目は4時起床。自分以外の新人二人が作った朝食。食当の有無でこうも朝の過ごし方に違いが出るとは。早く学年が上がりたい。撤収を済ませ、6時前小雨そぼ降るなかゴールへ向かって出発。しっとりと濡れた葉っぱに水滴が落ち葉がたわむ。噴気孔地点でまた硫黄のにおい。向かい風だからか、朝だからか臭気に目を覆いたくなる。地球が生きていると感じる、と市川さんが漏らす。雨が強くなり、フードをかぶると耳でぱちぱちと雨水のはねる音がする。防寒着を着ているのだけれど、寒い。昨日よりも時間をかけて、剣が峰付近の岩場を進む。山靴はぐしょ濡れ。結局そのまま雨はやむことなく9時前にスタート地点に舞い戻る。そのあと、那須湯本で温泉につかり増した。こちらは、硫黄泉。なんとなく地元の千人風呂を思い出す。
以上が今回のフォローワンダリングの行程です。お読みいただきありがとうございました。
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