【メンバ‐】3人
三年 SL千田
二年 L川端
新人 堀
【行程】
10/7(日)
飯能駅7:10=8:15さわらびの湯バス停出発=12:00棒ノ折山山頂=16:25小沢バス停
6:45飯能駅集合。遅刻者なし。あさイチのバスでさわらびの湯へ向かう。バスターミナルは早朝にもかかわらず老若男女のハイカーやトレイルランナーでごった返していた。それもそのはず、台風も過ぎ去り久々の晴れ晴れとした休日、みんな考えることは同じである。山に行くのにこの人かあ…。
1時間程バスに揺られ、スタート地点に到着。まるで夏日のような眩しさ、暖かさ!そして温泉の湯気がもくもく上がる里山の雰囲気最高ではないか。
滝ノ平尾根は先日の台風の影響で落ち葉と倒木が目立った。それらを横目に見ながらゆるゆる標高を上げていく。途中、割と近くで銃声が聞こえた。え、誰か狩ってるの?と一同唖然。するとその先に猟銃を手にしたおじさんがいるではないか。どうも害獣駆除のボランティアらしい。鹿だろうか。最近は鹿の増殖が生態系に悪影響をもたらしているのだと堀が言っていた。まあ流れ弾に当たんなきゃいいや。
また、この尾根の北側には白谷沢という沢が存在する。ゴルジュや滝を持つようでそちらのルートもぜひとも行ってみたい。
山頂から手前1㎞ほどで2.3回林道とぶつかる。地形図に載っていない新しいものも見受けられた。この林道のお陰でここから山頂までは軽く人の渋滞。うへえ…。ゴンジリ峠の分岐から先はずっと丸太の階段が渡されておる。これが段差が高いため全然使えない。絶えぬ人の流れとひたすら挨拶を交わしていたら、突然視界が開けた。山頂である。思っていた以上の眺望。北側は飯能の名もなき山と街並みが一望できた。そしてその頂上には人人人。湯は沸かす、テントは張る、犬は連れてくる…我々は真面目に山座同定の練習である。
思う存分山頂を満喫したら、ゴンジリ峠まで戻ってお次は小沢峠に向かって下山。他の登山客はこちらには下りてこないらしい。黒山までところどころススキが群生していた。紅葉はあまり見られなかったが、ようやくここで秋の訪れを感じることができた。
黒山から先は手元の地図で登山道が確認できない。事前に調べたところ、途中で看板が出てくるようなしっかりした道が続いているはずなのだが、果たして。ここから一気に人の気配がなくなるのだ。これよ、これ。
尾根の上には踏み跡が残り(台風の影響により荒れて踏み跡が見られないところも)、リボンもところどころについている。しかし、ちょっとでも尾根や稜線のてっぺんから外れてしまうと厄介なので注意。それから、急激に高度が下がるポイントがあったが、地面がフカフカしているため比較的歩きやすい。
馬乗馬場という江戸時代の兵士が馬を休めたとされる歴史的ポイントを通過、ここらには台風で根こそぎえぐり倒された巨木が目立った。
4時間ほどかけてようやく小沢峠に到着。沢が横に流れる登山道はところどころ崩れていた。少し注意すれば、何てことはない。後々見た張り紙には去年からその状態なんだと。早く直してくれ。
16:00トンネルに隣接する登山口に出た。けたたましいバイクの走行音。見ているとこの峠を何往復かして楽しんでいるよう。カーブのところでも猛烈な勢いで走るんだからガードレールを挟んでいても気が気じゃない。ガードレールの一角に缶ジュースなどのお供え物がしてあった。気を付けてね、ほんと。
小沢バス停、16:30発のバスに間に合った。車内はこれまた満員。次のワンダリングはもう少し閑散とした場所を探そう。
17時過ぎ、飯能駅にて解散。千田さんは翌日から秋合宿へ旅立つ。頑張って下さい。
台風襲来直後の山行だったため、道中にもその被害が垣間見えた。事前に下調べしていく必要があった。また、地形図に登山道の表記が無いルートは体力に不安のある新人を連れていくには不確定要素が多く、かなりリスキーな計画だった。
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