こんにちは、新人のK崎です。今回のPW、自転車隊は奥多摩駅を出発し、山梨県にある乾徳山へのアプローチを試みました。
奥多摩駅を出た時は、快晴ではないものの、最近の雨続きのワンダリングに比べれば、まともな天気で気分良くペダルを漕ぎます。
途中、ダムがいくつかあったり、奥多摩の深い山々が眼前に広がったりと、とても気持ちよかったです。また、3年の先輩の方々が新人ワンダリングで登ったと仰っていた雲取山の登山口の前を通ったり、去年、沢隊だった方々が盛り上がったりなど、ワンゲルにとって奥多摩という地の馴染み深さを感じました。
何回めかの先輩方の「懐かしい〜〜」を聞いた後、道の駅で休憩を取ります。そこで、私は犬を散歩中だったおじいさんと少しだけ仲良くなりました。その方も昔、自転車をやっていたようで、「俺の頃は、自転車も重くてサドルも硬くて大変だったよ〜」など、とても楽しそうに自身の体験談を話してくださいました。現地の方々と触れ合う機会が多いのも自転車活動の醍醐味だなあ、としみじみ感じた出会いでした。
その後も順調に行程は進むかと思いきや…やっぱり振りました。天敵の雨!
パラパラと頼りなく降り始めた雨に、自転車隊8人もげんなり。
「雨嫌い」「今年の梅雨長いな!」「絶対に雨男か雨女かいるでしょ!」「渋すぎる〜〜〜」思い思いの雨への不平不満を呟きながらも、ペダリングは止むことなく1600メートルアップは続きます。
そんな中、休憩を取ったお茶屋さんで、またしても素敵な出会いが!
お茶屋さんの看板猫なんでしょうか?ポージングも完璧です。
その愛らしさに、カメラ片手に、ぐるりと取り囲んだり、撫でくり回したりと自転車隊はメロメロでした。
そして猫とも別れ、雨足が強まる中、なんとか8人全員で1600メートルアップを達成しました。1600メートルアップという長い行程と、天候の悪さに、私は太ももになかなかの疲労を感じていたのですが、先輩たちの表情は涼しげで、またしても体力の差を痛感。自分も早くこうなりたい、そう切に思いました。
次の日、雨は止まないどころか、ますます勢いを強め、自転車隊に試練を与えます。結局、空はどんよりと厚い雲を保ち続け、終始雨に嘆いていました。最初のポコで引き返し、その後、冷えた体を癒すため温泉に立ち寄ることに。温泉の女将さんがとても良い方で、突然来たびしょ濡れの大学生8人組に温かいお茶を振舞っていただいたり、色々気遣っていただきました。人の温かさを感じられるのも自転車活動ならではですね。
またしても雨により、渋すぎる〜〜〜!となった今回のPWでしたが、得たものは多かったです。柳沢峠も1600メートルアップもキツかったですが、体験W-ingで行ったヤビツ峠のような精神的な絶望感は感じることなく、へなちょこだった体力が少しは成長したのだろうか、と思えました。夏合宿まであと少し。どうか次のPWでは雨が降りませんように。
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