75代年間方針『成長』

 

72代秋合宿 西進隊 2020/10/30-11/1

登山・縦走

20201030-1101秋合宿西進隊記録

【行程】

10/29 高田馬場駅=奥多摩駅=丹波―奥秋キャンプ場C0

10/30 C0-サオラ峠―前飛竜―将監小屋C1

10/31  C1-唐松尾山―笠取山―古礼山―雁坂小屋C2

11/1   C2-破風山―甲武信ヶ岳―西沢渓谷バス停G

【メンバー】

L佐藤 SL大佐古 2年柿﨑、小林 新人野本、山下

10/29

10月も終わりに近づき、72代として初めての合宿。高田馬場には皆定時に集まっていた。新人が集合場所を知らないということでもう少し丁寧に説明すべきだったか。

 見送りには監督をはじめ、越智さん、前田さん、熊倉さんに来ていただく。平日の真昼だが、わざわざお時間を割いていただき非常にありがたく思う。係のチェックはall right。高架を過ぎる鉄輪の音。

 西武線、青梅線、バスを乗り継ぎ、奥多摩の終点、丹波に辿り着く。すべてICを使えるので会計係が楽である。徒歩10分くらいで目的地、奥秋キャンプ場に着く。中央大のワンゲルもいるようだった。テント設営を一発で決めて、翌日に備える。C0で意外と時間があったため、食当をやってもよかったと感じる。感染症対策のため、ダンロップは2人のみで使うのでダンロップ2つ、ソロテント2つという光景が広がる。21:00就寝。

10/30

 5:00起床。夜明けは6:00過ぎゆえあたりはまだ暗い。6:00にキャンプ場を出る。中央大も同じ時間のようだ。登山口入り口はENEOSの手前にある。一気に空が明るくなる。サオラ峠までは比較的きついつづれの登りが続く。途中で急に山下が腹を下す。一本を取ってすぐだっただけに注意する。

 サオラ峠から前飛龍はだらだらした尾根。どんどん進む。もろい岩もいくらかある。途中で軽く落石。行程の序盤ゆえ慎重に登らなければならない。登山道は整備されているものの、ところどころ切り立っていたり、岩場に古い橋が渡されていたりするので注意が必要。長いトラバースが前飛龍以降続く。

 新人・2年を中心に元気に歌を歌っている。山下が歌うドカベンの曲は元気が出た。

 2つの山の下をトラバースし、将監小屋が遠くに見える。目的地は目に入ってからが意外と遠いものでそこから約1時間かけてようやく着く。将監小屋への下りは急ゆえスリップに注意。

 将監小屋には先客が1名。ソロテント。テント設営はなかなか一発で決まらず結局5回実施した。下界でやるのとはまた違うことを身に染みて感じたのではないか。水場やトイレは整備されている。食当点火は16:15。夕飯は暖かい鶏白湯鍋。具材が多いが、いくらでも腹に入る。おいしい。同じ食器を使いまわさない趣旨でつけた目印が、丸食の底に貼ってあるなどし、確認が大変そうだった。側面がいいかもしれない。2年は初めての上ミ、新人は初めての全ミで新鮮そうである。防火帯の上で遮る木々がないからか風をもろに感じる。風の強いときは(そうでないときも)ペグをするべきである。大佐古は遭対で実践したビバーク法を体験するということで、ツェルトを立てて寝た。快適だったらしい。21:00就寝。

10/31

 4:00起床。風が強い。何度か目を覚ましてしまう。食当は昨日の反省を生かしまあまあ良い。卵スープに焼き鳥・肉団子。豪勢とはいかないが及第点。体温を測るが皆平熱のあたり。5:40に撤収し、すぐさま出発する。撤収は新人どちらも時間を切っており良い。昨日の防火帯をそのまま上がり、尾根に出る。朝陽も上り、非常に気持ちよい。富士が左手に見える(ここからほぼ全行程を通し見えた)。快晴。土砂が流れたところ、方角が変わるところなど読図し甲斐がある。唐松尾山に一本半で着く。霜柱が立つ。ざくざくと面白い。

 雲一つない中歩き続け、笠取山に辿り着く。全方位が一堂に見える。南アも近い。笠取は下りが意外ときつい。ジェットコースターのようだ。霜も溶け始め、スリップに注意。土曜ということで非常に登山客が多い。

 雁峠から燕岳・古礼山方面はいったん平らになってそこから急登が始まる。木々がなく開放的ゆえよりきつく見える。しりとりをしたり歌を歌ったりして乗り切る。古礼山を過ぎ、1時間、雁坂小屋に到着。非常に混雑していた。水は小屋手前と小屋から少し下ったところの2か所ある。バイオトイレもあるが、ローペは必須。気温は10度を上回ることがない。15:30に食当。今回は40分くらいで終えられたようだ。この日はハヤシライス。定番だ。

 ミーティングを済ませ、21:00に就寝。

11/1

 4:00起床。朝飯は味噌汁。シンプル。野本がなかなか食えない。最初のうちはきついかもしれない。テントを移動している間にダンロップが一つ横転していた。おもりとなる荷物が少なく、ペグも張っていなかったため。今後は心して気を付ける。

6:10に雁坂小屋を出る。あたりは一面既に明るい。日本三大峠と謳われる雁坂峠からの景色は最高だった。どんどん歩くと東破風山手前で同じ奥秩父を縦走してきた東進隊とついに出くわす。峯岸は疲れが見えていたが、他は全員元気そうだった。東破風山、破風山と順調に登り、11:00には徳ちゃん新道とのわかれに出る。ここで荷物を下ろし、甲武信ヶ岳までは空身で登る。大佐古が初めて登るも悪天でどんな山かわからなかったというその山に登頂。金峰・瑞牆などが見える。人もなかなか多い。山座同定はちゃんとできたようだ。人目を避けて雄大な富士を前に式典を実施。

徳ちゃん新道からは怒涛の下り。膝を悪くしやすいい、野本の団パイを解除し、ストックをつかせる。上部は岩がゴロゴロしており、比較的下りづらい。落石に注意。軽装でひょいひょい下る人たちを横目に歩く。高度が順調に下がり、奥多摩くらいの紅葉が望めるようになってくる。野本が隊を盛り上げる。

西沢渓谷の登山口に出たのはちょうど16:00。バス停はそこからさらに1㎞程歩くため、バス停の時刻に間に合わせるべく急ぐ。幸い16:25のバスに乗ることができた。こちらはICが使えないので注意。そこから1時間ほど揺られて山梨市駅に着く。3日間の長い行程ご苦労様。

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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