75代年間方針『成長』

 

22/8/20-24 73代夏合宿飛騨源流踏破隊

合宿記録

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メンバー: 4年大佐古(L) 、4年田中、3年野本、2年藤田、新人高木

 双六谷~源流~赤木沢~ヤクシ谷と岩井谷~薬師岳の2本を夏合宿として実施する予定だったが、大佐古が出発前日にコロナ感染したため前者のみ行うことに。自宅待機明けまで出発を遅らせたので、夏合宿としては異例の遅さである20(土)に高田馬場を出発した。
 青春18で松本まで鈍行に揺られ、バスとタクシーを乗り継いで金木戸林道へ。濃飛タクシーのおばさんはとてもいい人だった。雨が降る中やっとの思いで林道を歩き始めたが、いきなりトラックのおじさんに叱られる。危ないから歩行者も入るなとのこと。道路の付け替え工事をここ数日間で行っているらしく、双六谷は断念せざるを得なかった。またもや出鼻をくじかれる。仕方ないので双六小屋まで登山道で上がることにした。再度タクシーのおばさんを召喚し、新穂高温泉へ。その日は林道脇で幕営。
 21(日)は双六小屋まで。昨日までの雨で左俣は大増水。双六谷に入らなくてよかったと思った。双六小屋のテント代は1人2000円。学生には高すぎる、、、。
 22(月)は双六岳、三俣蓮華岳を経由し黒部源流へ。晴れ予報だったので、夜明け前に出発し双六山頂でご来光を待つことに。途中、星空鑑賞会も開催。オリオン座とカシオペア座しかわからなかったが、プラネタリウムみたいだった。藤田以外は流れ星も目にすることができた。出発が早すぎたのでもちろん山頂も一番乗り。たくさん写真を撮っていたら続々と登山者が集まってきた。三角点にスマホを置いてタイムラプスを撮っていたが、日の出数分前のタイミングで三角点好きなおばさんにどけるよう頼まれた。申し訳ございません。日の出の瞬間だけ思いっきりガスったが、霧に映る太陽が月見大福みたいでよかった。その後は絶景の稜線歩きを楽しみ源流へ。稜線がすぐそこなのにも関わらず、水量が多くて驚いた。幕営地の五郎沢出合までは2時間半。幕営後、野本のテンカラで岩魚が4匹釣れた。焚き火が起こせなかったので、コッヘルにラードをたっぷり入れて揚げた。ぐちゃぐちゃになったが美味しかったので満足。
 23(火)は赤木沢を詰め薬師峠まで縦走。しっかり朝から雨が降っていて残念だった。序盤の8m滝×2はどちらとも右岸から巻いた。おそらくルートを誤った。直後の「胸まで浸かる滝」は、を8m滝の落口付近から左岸を20mほど登って巻道を探すも見つけられず。普通に「胸まで浸かって」右壁を登ることに。簡単だったので最初からそうするべきだった(巻道探しからのクライムダウンが結構怖かった)。巻道はおそらく滝のすぐ手前。大滝の巻きで一応ロープを出したが不要だったかも。少し藪を漕ぐが、簡単に落ち口へ出ることができる。雨と沢でビショビショな状態で稜線へ出たので風雨がいつも以上にこたえたが、高木の足取りはしっかりしていて頼もしかった。
 24(水)はヤクシ谷を下降し折立へ。源頭は沢形が判然としないのでGPSを多用。少々藪を漕いだ。しばらくは平凡だが、大きなナメ床を越えると立派な大滝が2つ姿を見せる。とても端正で美しかった。どちらも立木を支点に懸垂下降。また、下流側の大滝の落口は傾斜のあるナメになっていたので、一応フィックスロープを張って通過。直登は無理そうなので遡行の魅力には欠けるが、ナメも滝も楽しむことができ下降するには素晴らしい沢だと感じた。バスの時間が迫っていたので林道を使うつもりだったが、完全に荒廃していて通行不可能。仕方なく真川の河原を歩いて折立へ。もちろんバスの時間は間に合わなかったが、大和交通のジャンボタクシーはバスより安かった。

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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