75代年間方針『成長』

 

御嶽山 2002/1/13-14

山スキー

木曽御嶽山ワンダリング報告書

時期:2001年1月13,14日
メンバー:L宮崎、辻、46代渡辺OB、52代栃谷OB、計4人
天気:晴れ

去年から温めていた計画がいよいよ実現する。思えば新人の秋合宿、中央アルプスから見て以来ずっと憧れていた山であった。いつか山スキーで滑ってやろう、そう思っていた。

1月13日

今回は特に集合ということはなく、塩尻で合流できればよいものとした。因みに渉外関係は下にまとめたものを参照してほしい。

さて、鈍行で行くため高円寺を5:30には出なくてはならない。栃谷さんの寝坊未遂騒動などで早くも、どっと疲れたが辻、栃谷さん、僕の3人は無事合流できた。渡辺氏はさすがブルジョワ、優雅に特急で塩尻合流。氏曰く、「めんどくさいから何回も電話をかけようと思った。」やれやれ御岳までこのメンバーで登頂できるのだろうか。

電車、バス、タクシーを乗り継ぎ、八海山荘に到着したのは12:00である。ここから三笠山まで行くにはゴンドラに乗らなければならない。1回1,200円である。6人乗りにでかいザック抱えた男4人が乗り込んだために、中はぎゅうぎゅうになってしまった。

頂上に着くと何故かエスニック料理専門のレストランがあったので、ここで食べてから出発することとする。

ここから田ノ原へ向かうには北側のコースを下りる。北に出たコースは田ノ原山荘を経て、地形図にも出ている道路に沿って、三笠山をグルッと取り巻くようにして後で合流する。緩やかなコースである。晴れれば田ノ原と御岳が見えるはずだ。間違ってもコンパスの方向だけを見て、樹林帯に行ってはいけない。体力の無駄である。

田ノ原山荘付近から北西に少し進むと休憩所だろうか、屋根があったのでここでテントを張る。アイゼンの着脱を辻と練習しておく。例によって夜は酒宴である。辻、頑張れよ、ということで閉めて早めに寝た。

1月14日

5時起床7時出発を目指し準備する。辻は珍しく食当でないせいか嬉しそうだ。外に出てみると風弱く快晴、星も綺麗に見える。しかし辻が持ってきたテルモス用の砂糖が実は塩だったことが発覚し・・・。

いよいよ出発である。しばらくは樹林が切り開かれており、迷うことはない。途中神社などもあり、霊峰であることを実感させてくれる。しかし頂上にまで像があったのにはがっかりしたが・・・。7合目付近になると鳥居が現れた。看板によればこの先は昔女人禁制だったということだ。へーとは思うが、一々うるさい山だなと罰当たりなことを考えつつ、先へ進むと2350mあたりで樹林帯から抜ける。ここまで1時間である。このあたりから右を見ると浅い沢状の地形がある。帰りはここを滑ることとする。

8合目でスキーを担ぎ、つぼ足で2600mあたりにスキーをデポしアイゼンに履き替える。それにしても暑い、まるで残雪期のようである。おかげでアイゼンの必要性をあまり感じないで行ったが、風のあるときはこのあたりでも活躍することだろう。10:40、2830m。上にホテルのような建物がある。おいおい冗談はよせよと思いつつ通り過ぎると、風が強い。どうやら剣が峰と王滝のコル付近が一番風の強い場所のようである。風の強いときは厳しい山だろう。

12時山頂着。さすがに風が強いだけに雲の流れが非常に速い。ここから今回不参加となった倉本や、成人式の2年どもに電話をかけた。それにしても頂上にあった、なんたら大権現の像(目だけが金色で妙に怖かったりする。)など、人工物が多すぎて興ざめであった。あとは滑降にかけるしかない。

下りは快適に進み、13:30、スキーデポ地に到着。おっさんギャラリーの見守る中、拙いスキー滑降開始である。結構雪の締まり具合も丁度良く、楽しめた。途中、小さな尾根を乗り越し、小さな沢に入る。この沢の滑り出しは多少面白かったが、そのあとは雪も重くなってきたし、狭いしで行く価値は無いように思われた。しかし、尾根上の密生している木よりはましであろう。途中適当なところで右の尾根に登ると7合目の鳥居の前に出る。それから先は切り開かれている。

14:30幕場到着。振り返ると自分たちが行ってきたルートが良くわかる。皆こけた人も、こけなかった人も満足気である。

15時撤収し、スキー場を下る。意外と長く、疲れる。しかも時々軽いモーグルコースなどがあり、疲れが倍増する。結局八海山荘のバス停に着いたのは16:00だった。バスの最終便は16:45である。ただし、土日祭日しか運行しないらしい。要注意である。

御岳は初心者の辻を連れても特に緊張することなく、登ってこれる山であった。ただし、天候によってその難度は激変するであろう。特に風、およびその影響による斜面の状態はしっかり把握しておかなければなるまい。

渉外関係

往き:新宿 5:18発 (中央本線 高尾行き JR:03-3212-4441)
・高円寺 5:26
・阿佐ヶ谷5:28 それぞれこの電車に乗ればよしとする。
・荻窪  5:30 乗れなかったら特急で追いつくべし。

   高尾 6:13着
6:15発 (中央本線 松本行き)

   塩尻 9:23着
10:01発 (ワイドビューしなの6 自由席)

   木曽福島
10:28着
10:40発 (御岳交通バス 0264-22-2444)

   王滝役場前
11:22着
11:30発 (タクシー 0264-22-2525)

   御岳スキー場 0264-48-2431 8:30~16:30
12:00

往き金額:乗車券学割3,500円+自由席730円+バス1,060円+タクシー1台6,000円+リフト1,200円
帰り金額:バス1,800円+乗車券3,500円+α
 

Waseda Wander Vogel

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早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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