第42回リバベン 2018/5/26-27

ワンダリング記録

こんにちは、3年の前田です。

この度はリバベンに参加してきました。

私自身様々なことを思い、未だに整理できていないのですが振り返っていきたいと思います!

 

まず「リバベン」とは、毎年5月末に開催される日本リバーベンチャー選手権の通称であり、国内最大級のラフティング大会です。谷川岳の雪解け水で増水した利根川の豪快なホワイトウォーターのなかでレースが繰り広げられます。(だいたい公式HPの内容です)我が部では今大会が7年振りの参加となります。

なぜそこで参加に至ったのか、それは参加したかったからです笑

それだけだと怒られそうなので真面目に答えますと、今夏我が部では日本一の激流、吉野川での活動を予定しています。そこで部員間のラフティング技術向上のために、3週間に渡る公式練習も含めて大会に参加することでレベルの高い川での操船技術と経験を身につけよう!というのが部としての理由です。

私個人の理由としては、水上というフィールドを含めて大会自体に憧れに近いものを抱いていたからです。

この水上という場所は、ラフティングをしている人たちにとって特別な場所の一つです。(リバベンが開催されるというのが大きな理由だと思いますが)そしてハイウォーターの水上は一年間で五月しかありません。即ちこのハイウォーター経験するにはリバベンに参加するしかありません。新人の頃からこの激流を降ってみたいと思っていた私にとって、絶好の機会でした。

 

前置きが長くなりましたが…大会本編に入ろうと思います。前述した通り私たちは7年振りの参加ということで、自分たちのレベル感がいまいち掴めていませんでした。公式練習での順位はほぼど真ん中…大会本番では公式練習に参加していないチームも多くいるものの、これは結果次第では上級に行けるのでは?と目標を上級進出に定めました。(リバベンでは1日目の総合結果上位16チームを上級、その下からは中級とクラスを分けています。2日目のダウンリバーという種目の区間に影響してきます。)

 

まずは種目紹介、大会は4種目で構成されておりスプリント、H2H、スラローム、ダウンリバーとあり、それぞれ1位には100.200.300.400とポイントが割り振られていきます。(2位以下にはその何割かが順位に従って割り振られます。ダウンリバー得点高すぎだろ、バラエティ番組かよとは言わないのがお約束)

それぞれ簡単に説明しますと、スプリントは一人での短距離走、H2Hは二人での短距離走で勝った方は一位が決まるまで連戦です。スラロームはゲートが設置された短距離走で、ゲートに当たったり、そもそも通れなかったらペナルティでタイムが加算されます。(不通過のペナルティは50秒、2分台の種目なので順位を狙うには全部通るのが前提)そして最後のダウンリバーはマラソンです。一個だけ浮いてますね、得点も浮いてます。

 

さて、そこで上級を目指すにあたって大事になるのが以外にも得点がしょぼいスプリント。実はH2Hの予選も兼ねていて16位に入らないとそもそも出られません。逆にH2Hに出るとスラロームで事故らない限り上級にいけます。(出られないとスプリントと同じ順位の渋い点数が貰えます)なので気合を入れて臨みました。

スプリント待ちのボートの数々

写真を見ると早そう

コースのライン取りは良かったものの終わった感想としては微妙… 練習の方が速かったような… これは厳しそうだとみんな言わないものの感じつつ、結果が出る前にスラロームに挑みます。

スラロームの区間であるAKIKO、写真では迫力が伝わらないのが残念…

スラロームは一番技術が要求される種目で、いつも苦手でした(つまり下手なのでは?とかは言わない)
しかし、これまでとは違いある程度の練習をしてきた我々にとっては不足はない。
メンバー間で作戦を共有し、8個のゲートに挑みました。
1.2番目のゲートが難しいと睨んでいたところ、連続クリア!これで調子を掴み、1本目で全通に成功しました!

しかし、全通したもののまだまだタイムに短縮の余地はあり、2本目は好タイムを狙います。
狙ったのですが…結果は上手くいきませんでした。序盤つまづいた後のリカバリーの重要性を感じました。まだまだ経験不足です。
そして、スプリントの順位は22位… 微妙なうえに今日の競技は終了。H2H出たかった。(私は一番好きです)
ここでようやく開会式。気分的にはあとダウンリバーだけで終わりに近いのですが…

お昼はあしま園にてやけ食い。翌日のダウンリバーに向けてエネルギーを蓄えます。
あしま園は水上で有名な大盛りのお店です。だいたいどれくらいかというと夜、何も食べられなくなるくらいです。丼は絶対やめましょう。後半は白米しか残りません。ずっと味があるカレーか麺類を激しく推奨。その量はぜひ自分で確認してほしいので写真は貼りません。あえてね。

その後はH2Hを観戦。競り合いになるチームが多く、女子3男子1のチームが相手チームをぶちかました時は歓声があがりました。決勝は同一大学同士の対決。凄い。見ていて非常に面白かったですが、それ以上にやはり悔しかったです。

競技終了後はナイトステージ。クイズ大会の余興のあと、(早稲田は4人ながら圧倒的な正解率を誇り、景品をかっさらいました)中間順位発表。上級という目標が潰えた今狙うは中級の表彰です。そんななか、我らBig Bearsは4位…!十分射程圏です。ただ中級の上位チームのポイントは200~150pでダウンリバー1位には400p。つまり順位は初めからダウンリバー次第…!まじでバラエティ番組的展開。

 

そうして幕営地のノルン水上ではリバベン夜の部が開催されるなか、次の日に備えました。(安心してください。彼は理性を保ったままでした。)

そして勝負のダウンリバー。公式練習ではエディに止まりながら進むので一気に漕ぎ切るのは初めてです。3艇同時出廷のなか、スタート直後混戦。スリーウェイズというなかなか迫力がある瀬のなかでぶつかり合い、フリップに怯えながらも相手を回転させ勝った…!とメンバー全員が思ったのもつかの間、なんと中盤に追い抜かれる。その後、後ろにずっとついたまま抜き返せずフィニッシュ… うーん、不完全燃焼。
ということで表彰も逃し、結果は4位のままでした。
驚いたのは去年上級で2位を取ったチームが、中級で2位に1分以上差をつけて断トツでゴールしていました。なぜ中級にいる?

こうして振り返ってみると全体的に決して悪くはありませんでしたが、上位のチームと比べてスピードがまだまだ足りないことを痛感しました。この経験を生かして来年こそは上級進出できるよう頑張ります。
そして次は吉野川!今からその激流が楽しみ過ぎます!

最後に、写真を提供してくださった早稲田スポーツ新聞様、現地で応援、アドバイスしてくださった内山コーチありがとうございました。

長文失礼いたしました。

前田

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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コメント

    • よこ@61
    • 2018.06.02 12:18am

    え!4位!?!?
    7年ぶりの出場で4位はマジすごいなーΣ(・□・;)

    激アツすぎます!!!!
    マジで優勝狙えますね👍

    頑張ってね!!(^^)v

    • Waseda Wander Vogel
      • 前田大希
      • 2018.06.02 11:08am

      ありがとうございます!
      ただ中級で4位なんで、全体だと20位なんですが…
      それでも来年は早稲田ワンゲル最高位10位を更新できるよう頑張ります!

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