棒ノ折山ワンダリング 2018/10/7

登山・縦走

もう10月も半ばとなってしまいました。柿本人麻呂のように想い人がいるわけではなくとも、「ながながし夜を ひとりかもねむ」時期です。もっとも、24時間明るさが保証され、眠れない時は暇をつぶす手段がいくつもある現代においては少々縁のない概念かもしれません。そんな大昔の情緒が損なわれつつある時代でも、いつもこの時期になんとはなしに物悲しさを覚えるので、哀愁という言葉は的を射た言葉であるとつくづく思います。

棒ノ折山ワンダリングが行われた10月7日は、そんな哀愁とはまるで無縁の暑い日でした。

見事な秋晴れ

今回の位置付けは「フォローワンダリングのフォローワンダリング」です。わかりやすく言えば「休んだ人間、テストで50点以下を取った人間対象に補習を行なったが、再テストでも30点以下を叩き出す人間がいたからもう一度補習を行なった」ってことです。あれ?なんだか悲しいな…これもきっと秋のせいだ…

 

飯能駅からバスで登山口へ。飯能はアニメ「ヤマノススメ」の舞台になったところらしく、バスの外装はもちろんのこと、天井、窓、座席の背面、アナウンスまでアニメ一色でした。ここまでくれば運転手も「ヤマノススメ」グッズを身につけたりしているのかと覗いてみましたが、普通の男の人でした。そりゃそうか。

狂気的ですらある

バスを降り、いざ出発。

滝のように汗をかいているのは私だけのようでしたが、陽が照る中進むのは気持ちのいいものですね。途中いくつかの植物を見かけましたが、どれも知らないものでした。修行が足りない。

 

 

頂上に到着。文字通りの黒山の人だかりであった。

 

 

余談ですが、私は行動食として今回大嫌いなあんこの入ったあんドーナツを持っていきましたが、山で食べると今まで感じたことがないほど美味しく感じました。砂糖がブドウ糖に分解されずにそのまま体に吸収されていくように感じるほどの暴力的な甘さ。もしかしたら、山に苦手なものを持っていくと克服できるかもしれません。

たくさんの人とすれ違った往路とは違い、復路ではほとんど人とすれ違いません。あまり暗い樹林帯が好きではないのですが、この日はなんだか楽しめました。

こんな道がずーっと続く。悪くない。

とはいえ終盤はちょっと飽きてくる。

この看板が途中でかかっていて、「ならここに馬でも繋いでいてくれよ。」と思いましたね。

今回はこれでおしまい。人生楽しいことばかりではきっとないのでしょうから、少しでも楽しさに昇華できそうなことがあれば積極的に取り組んで行きたいですね。秋、楽しみましょう。

以上、新人の堀がお送りしました。

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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